『「公共性」論』
稲葉 振一郎 20080318 NTT出版,404p.
■しかく稲葉 振一郎 20080318 『「公共性」論』,NTT出版,404p. ISBN:4757141807 ISBN-13:9784757141803 2940
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「市民的公共性」はユートピアか?
21世紀の批判的社会思想のキーワード=「公共性」。
しかし、人工環境のもとで動物化する私たちに、「市民社会」「公共圏」は可能なのか。
概念史を整理し、法学、経済学、現代思想、認知科学の成果を吸収し、「公共性」を徹底思考する。
よりよき世界を構想するすべての人、必読。
■しかく目次
1 「公共性」と「市民社会」―概念史の試み
2 公共性の理論(は可能か?)
3 人工環境のエコロジー
4 リベラリズムのアイロニー
5 他律的/ひ弱なリベラリズム?
6 環境管理型権力と全体主義
7 「例外状態」
8 幸福なホモ・サケル
9 「よき全体主義」からの脱出
10 左翼の隘路
■しかく引用・言及
「やや乱暴に言えば「例外状態」の脅威はつねにあり、「ホモ・サケル」と呼びうる人々は潜在的にはもちろん、顕在的、実際にさえしばしば存在している。しかしその出現はつねに避けがたいものではなく、政策的対応や制度改革、社会変革、あるいは技術革新によって回避可能な場合もあるのです。」([280])
◆だいやまーく立岩 真也 2013
『私的所有論 第2版』,生活書院・文庫版
◆だいやまーく立岩 真也 2022/**/**
『人命の特別を言わず*言う』,筑摩書房
*作成:山本 奈美・
立岩 真也