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『権力の読みかた――状況と理論』

萱野 稔人 200707 青土社,224p.

last update:20110412

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しかく萱野 稔人 200707 『権力の読みかた――状況と理論』,青土社,224p. ISBN-10:4791763432 ISBN-13: 978-4791763436 1890円 [amazon]/[kinokuniya] (注記) bp fm05

しかく内容

出版社から
権力がわからなければ 世界はわからない!
利権、暴力、ナショナリズム、例外状態・・・・・・。権力がうごめくこの世界をどのように読み、生きるのか?
フーコーの権力分析と言説分析をつなぐものを、ドゥルーズを批判的に参照しつつ理論的につきつめた画期的論考 「フーコーの方法」 所収。

「権力関係のない社会はありえない、とミシェル・フーコーがいうように、
権力を思考することは、社会がどのようにくみたてられ、
どのように動いているのかをとらえることにつながる。
権力を読む、とは、社会を読解することにほかならない。」・・・・・・・・・・・・本文より

しかく目次

序論
国家権力とフーコー権力論のあいだ

状況 1
テロリズムと主権国家の例外
死の恐怖と政治的なもの / テロと例外状態
「帝国的」 覇権 / 主権国家システムの例外
構造改革をつうじた権力の再編成――新しい利権の回路と暴力の図式
構造改革と新しい利権のかたち / 戦争の民営化
マフィア‐ゲリラ組織から民間軍事企業へ / だれが 「流動性」 を管理するのか

状況 2
郊外と 〈第三世界〉 の拡大
フランス暴動と移民問題? / 〈法の外〉 と 〈第三世界〉 / 不安と治安
ナショナリズムの逆説
「拠り所のなさ」 とナショナリズム / ナショナリズムのねじれと郵政民営化
セキュリティと国家の変容 / アイデンティティをつうじた誤認 / 国家の縮小と権力の伸張
ポピュリズムのヨーロッパ
フランスの場合 / ヨーロッパのポピュリズム
ポピュリズムの特徴 / ポピュリズムと国民国家

理論
フーコーの方法――権力・知・言説
権力の概念 / 権力と知 / 言説の編成
言表の機能 / 編制システムと規制
*補論 1 権力と知の関係をめぐるドゥルーズの解釈
*補論 2 ドゥルーズの方法と権力の位置

あとがき

しかく引用

しかく書評・紹介

しかく言及



*作成:大谷 通高
UP: 20110412 REV:
生‐政治・生‐権力(bio politics)Foucault, Michel ミシェル・フーコー×ばつ世界:関連書籍BOOK
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