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『魅惑する帝国――政治の美学化とナチズム』

田野 大輔 20070610 名古屋大学出版会,382p.

last update:20111217

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しかく田野 大輔 20070610 『魅惑する帝国――政治の美学化とナチズム』,名古屋大学出版会,382p. ISBN-10:4815805628 ISBN-13:978-4815805623 5880円 [amazon]/[kinokuniya] (注記) s03 er w01

しかく内容

出版社/著者からの内容紹介
総統、労働者、民族共同体をモチーフに「芸術作品」として創造された第三帝国--ナチズムの「政治の美学化」による支配の全体構造と、大衆消費社会におけるキッチュと結びついて統合力を発揮していくメカニズムを、歴史社会学的手法によって解明し、美的なものの現実性を浮彫りにした力作。

内容(「BOOK」データベースより)
総統、労働者、民族共同体をモチーフに「芸術作品」として創造された第三帝国―ナチズムの「政治の美学化」による支配の全体構造と、キッチュと結びつき統合力を発揮していくメカニズムを、歴史社会学的手法によって浮彫りにする。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
田野 大輔
1970年東京都に生まれる。1998年京都大学大学院文学研究科博士後期課程(社会学専攻)研究指導認定退学。大阪経済大学人間科学部准教授、京都大学博士(文学)、歴史社会学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

『中央公論』07/9月号(佐藤卓己氏)
"アイドルとしてのヒトラーを考察する"!世代交代したナチズム研究の今後が楽しみだ。

日本経済新聞 [07/8/26(日) 朝刊] 読書欄 から
ナチズムにおける「政治の美学化」のあり様を、広範な資料を駆使して歴史学的・社会学的に分析した意欲作である。

讀賣新聞 [07/9/2(日) 朝刊] 読書欄
ナチズム論としてよりは、政治とメディアという、今日的な問題への果敢な挑戦として注目される。(川出良枝氏)
【毎日新聞2007年「この3冊」】(井上章一氏)
「ナチスの第三帝国を、一種の「芸術作品」としてとらえ、美学が社会化するしくみをうきぼりにした学術書。」

しかく目次

序章 芸術作品としての国家

第1章 大衆のモニュメント
1 はじめに
2 美学としての政治
3 芸術としての政治
4 おわりに

第2章 民族共同体の祭典
1 はじめに
2 民族共同体の理念と現実
3 運動の祭典
4 民族の祭典
5 おわりに

第3章 近代の古典美
1 はじめに
2 近代と反近代
3 近代の古典美
4 キッチュと即物性
5 おわりに

第4章 労働者の形態
1 はじめに
2 労働者の概念
3 労働者と社会政策
4 労働者の形態
5 おわりに

第5章 親密さの専制
1 はじめに
2 ヒトラーの肖像
3 親愛なる総統
4 親密さの専制
5 おわりに

終章 芸術作品の黄昏
1 はじめに
2 ロマン主義の両義性
3 キッチュと美的抵抗
4 おわりに

あとがき

図版出典一覧
事項索引
人名索引

しかく引用

しかく書評・紹介

しかく言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20111217 REV:
国家/国境民族・エスニシティ・人種(race)...労働×ばつ世界:関連書籍BOOK
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