『北朝鮮へのエクソダス――「帰国事業」の影をたどる』
Morris-Suzuki, Tessa 2007 EXODUS to North Korea: Shadows from Japan's Cold War, Rowman & Littlefield.
=20070530 田代 泰子 訳,朝日新聞社,342p.
■しかくMorris-Suzuki, Tessa 2007
EXODUS to North Korea: Shadows from Japan's Cold War,Rowman & Littlefield. =20070530 田代 泰子 訳,『北朝鮮へのエクソダス――「帰国事業」の影をたどる』,朝日新聞社,342p. ISBN-10: 402250255X ISBN-13: 9784022502551 2200円
[amazon]/
[kinokuniya] ※(注記)
■しかく内容
内容紹介
冷戦下1959年以降、日本から9万人以上の在日朝鮮人が北朝鮮へ渡った「帰国事業」の新資料が筆者によって発見された。日本と北朝鮮の関係に今も影を落とす驚愕の歴史が国際的スケールで明らかになる。日本、北朝鮮、韓国、ソ連、中国、米国、そして赤十字。それぞれの思惑が絡み合い、歴史は隠蔽された。東京、ジュネーブ、平壌、新潟と筆者が旅しながら、息を呑む展開で物語を読み解いていく。渾身の書き下ろし。早くも海外で話題。
内容(「BOOK」データベースより)
日本、北朝鮮、韓国、米国、ソ連、中国、そして赤十字――。冷戦下、それぞれの思惑が絡みあい、「帰国事業」は始まり、歴史は隠蔽された。東京、ジュネーブ、平壌、済州島、大村、新潟...と世界を旅しながら、息をのむ展開で、帰国の「物語」を読み解いていく。日本と北朝鮮の関係に今も影を落とし続ける歴史の真相が明らかになる。
著者略歴(「BOOK著者紹介情報」より)
- テッサ・モーリス‐スズキ
- 1951年イギリス生まれ。バース大学で博士号取得。現在、オーストラリア国立大学教授(太平洋アジア研究学院)。専門は日本経済史・思想史
- 田代 泰子
- 1944年生まれ。国際基督教大学教養学部卒。翻訳家
■しかく目次
旅立ち
境界
3 東海を渡って
4 わらべの踊る野
5 内なる境界
策略
6 影の外務省
7 氷山の一角
8 平壌会議
9 特別使節の極東歴訪
10 最初の"帰国"
11 決議第二十
協定
12 大同江のほとりの夢の家
13 外交官の日誌
14 ジュネーブからカルカッタへ
15 "沈黙"のパートナー
16 帰還案内
到着
17 約束の地へ
18 終わらない旅
19 新潟の柳
あとがき
注
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:
樋口 也寸志