『労働ダンピング――雇用の多様化の果てに』
中野 麻美 200610 岩波新書,237p.
■しかく中野 麻美 200610 『労働ダンピング――雇用の多様化の果てに』,岩波新書,237p. ISBN-10: 4004310385 ISBN-13: 978-4004310389 819円
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[kinokuniya] p0206
※(注記)
■しかく内容(「MARC」データベースより)
労働ダンピング
正社員と非正社員の賃金格差やホワイトカラーエグゼンプション(労働時間規制適用免除制度)の問題に関して、経営者の中には「会社が生き残るためにはやむなし」という人が少なくない。だが、弁護士である著者は、そうした考え方に対して疑問を投げ掛ける。自由主義経済下における労働(者)とはいかにあるべきかについて、倫理や法律の側面から詳しく検討を加える。同時にILO(国際労働機関)の宣言に反して労働を「商品化」している日本社会の現状に警鐘を鳴らす。さらに、独自の調査により派遣に名を借りた女性労働者らに対する「ダンピング」の実態を明らかにする。
(日経ベンチャー 2007年02月01日 Copyrightc2001 日経BP企画..All rights reserved.)
内容(「BOOK」データベースより)
人間の労働が"物件費"に組み込まれ、商品以上に買い叩かれる。競争に競り勝って仕事を得ても、正社員とのポスト争いで泥沼。働く現場がダンピング攻勢にさらされている。有期雇用・派遣・パート・偽装請負...雇用の液状化現象が働き手を襲う生々しい現状報告。一人ひとりが人間として働き生きるためのオルタナティブを考える。
■しかく著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中野麻美[ナカノマミ]
1975年北海道大学法学部卒業。79年弁護士登録(東京弁護士会)。現在は、NPO派遣労働ネットワーク理事長・日本労働弁護団常任幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■しかく紹介・言及
◇橋口 昌治 20090910
「格差・貧困に関する本の紹介」,
立岩 真也・
村上 慎司・
橋口 昌治 20090910
『税を直す』,青土社,350p. ISBN-10: 4791764935 ISBN-13: 978-4791764938 2310円
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[kinokuniya] ※(注記) t07.