『犯罪被害者の心の傷 増補新版』
小西 聖子 20060620 白水社,259p.
last update:20110825
■しかく小西 聖子(こにし・たかこ) 20060620 『犯罪被害者の心の傷 増補新版』,白水社,259p. ISBN-10:4560049777 ISBN-13:978-4560049778 1890円
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『犯罪被害者の心の傷』,白水社,260p. ISBN-10:4560049513 ISBN-13:978-4560049518 1890円
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■しかく内容
出版社/著者からの内容紹介
地下鉄サリン事件や阪神大震災、いじめや虐待など、犯罪や災害に遭った被害者たちのトラウマが大きな社会問題になっている。本書は彼らの受けた心の傷を回復させるために、日本で唯一、被害者カウンセリングを専門に行なっている情熱的な精神科医が、初めて書き下ろす現代病からのレポート。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
カウンセリングの現場から、被害の具体的事例を紹介しながら、援助の実践方法を示す。
内容(「MARC」データベースより)
被害者カウンセリングを専門に行っている心理学者の、現場からのレポート。具体的事例を紹介しながら、犯罪や災害に遭った被害者たちのトラウマを回復させるための援助の実践方法を示す。PTSD、解離症状等について加筆。
出版社からのコメント
~ もし犯罪に巻き込まれたら、どうすればいいのだろう。
これは他人事ではない。突然見も知らぬ男に夫がナイフで刺されて死んだら......。カラオケボックスでお酒を飲まされ、集団レイプされたら......。娘が叔父に性的ないたずらをされたことがわかったら......。夫から毎日暴力をふるわれつづけたら......。
つい十年ほど前までは、こうした犯罪被害にたいす~~る社会的意識はきわめて低かった。というより、そうした概念そのものを社会は知らなかった。
自分の子どもが殺されたのに、加害者の裁判の期日や結果の通知さえないという状況が起こったら、今では多くの人がとんでもないことだと思うだろうが、たった十年前にはそうではなかった。被害者は「見えない」存在だったのである。
本書初版は、そうした状況~~の中で、はじめてカウンセリングの現場からこれら深刻な病理をとりあげ、警鐘をならした画期的なものとして、多くの支持と共感を集めた。それから犯罪被害者の声はたびたび取り上げられるようになり、社会の視線はかなり変わってきた。2000年ごろからは法律が相次いで作られたり改正されたりしているし、心理的ケアの領域でも、トラウマとPTSDに関する知識~~は少しずつ広がり、専門家にも受け入れられるようになった。
本書はこうした流れを受け、この十年間で変わったさまざまな問題点を新たな視点で増補した、必携の一冊である。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小西 聖子
愛知県生まれ。東京大学・筑波大学卒。東京医科歯科大学客員助教授を経て、武蔵野大学人間関係学部教授。臨床心理士、精神科医、医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■しかく目次
まえがき
第?T部 犯罪被害者の心理
一 忘れることなんかできない――殺人事件の遺族
二 トラウマとPTSD
三 強姦の被害――急性期の解離症状
四 強姦に対する偏見
五 性的虐待の被害――サバイバーとカウンセリング
六 子どものトラウマ
七 家族の中の被害
第?U部 被害者への援助
一 援助の方法――被害者カウンセリング
二 聞く人も傷つく
三 バーンアウトをふせぐ
四 犯罪被害者支援
五 災害と被害者――阪神・淡路大震災の活動から
あとがき
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:
樋口 也寸志