『笑いの本地、笑いの本願――無知の知のコミュニケーション』
谷 泰 20041115 以文社,244p.
last update: 20200116
■しかく谷 泰 20041115 『笑いの本地、笑いの本願――無知の知のコミュニケーション』,以文社,244p.ISBN-10: 4753102386 ISBN-13: 978-4753102389 2800+
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■しかく内容
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ヒトはなぜ笑うのか? そして笑うわたしたちは、な にを経験しているのか?
笑いへの認知科学、言語学、人類学、哲学的アプローチによる考察!
本書が扱う〈笑い〉は、いわゆる「お笑い種」における〈笑い〉ではない。身近で、ごくありふれた日常の会話の現場に注目してみると、わたしたちは、冗談や、からかいなどがない発話のもとでも、しきりに笑い声を立てていることに気がつく。本書は、この会話的コミュニケーションの現場における笑いの諸相を事例を通して具体的に取り出し、笑い手のなかに立ち現れる認知的視界を描いて笑いの生起条件を明らかにするとともに、笑いが醸し出すコミュニケーション上の豊饒な機能を明らかにする。
著者からのコメント
1934年福岡県生まれ。京都大学名誉教授。『牧夫フランチェスコの一日』(1976年刊、エッセイスト賞)以来、日本では珍しい牧畜文化の研究の第一人者。その成果は、『神・人・家畜』に結実している。『文化を読む』人文書院(1991)以来、会話分析による認知科学的アプローチで新たな人類学を展開。
「BOOK」データベースより
日常の会話で発せられる笑いへの注目のもと、従来の笑い論を超えて、豊饒なコミュニケーションのなかでの笑いの生起条件とその表示機能をあぶりだす。笑いへの認知科学、言語学、人類学、哲学的アプローチ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
■しかく目次
第1部 会話のなかの笑い―事例分析(予備的考察―会話における穂継ぎの諸相;笑いに関与的な認知的経験をめぐって)
第2部 会話における事態認知の諸相("いまここ"での会話上の事態;会話における基礎レベルでの事態:不一致;"基礎レベルでの事態:不一致"を知る;他者の無知を知る者の認知上の視界)
■しかく著者略歴
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谷 泰(たに ゆたか)
1934年福岡県生まれ、京都大学大学院文学研究科博士課程中退。京都大学人文科学研究所助手、同志社大学工学部助教授をへて、京都大学人文科学研究所教授を1997年定年退官。のち滋賀県立大学と大谷大学に2004年まで在職後、退職。専攻は人類学、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■しかく引用
■しかく書評・紹介
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*作成:
岩?ア 弘泰