『ジャック・デリダ』(シリーズ 現代思想ガイドブック)
Royle, Nicholas 2003 Jacques Derrida,Routledge,208p.
=20061215 田崎 英明 訳,青土社,372p.
last update: 20110415
■しかくRoyle, Nicholas 2003
Jacques Derrida,Routledge,208p.
=20061215 田崎 英明 訳 『ジャック・デリダ』(シリーズ 現代思想ガイドブック),青土社,372p. ISBN-10: 4791762266 ISBN-13: 978-4791762262 2520円
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■しかく内容
(「BOOK」データベースより)
現代批評理論の震源デリダ。脱構築、差延、代補、自由、秘密、ドラッグ、贈与、来たるべき民主主義...。言語の厳密な経験から生まれたデリダの独創的な思考を読み通すために、愉快で挑発的な文体で書かれた、傑出した入門書。
(「MARC」データベースより)
脱構築、差延、代補、自由、秘密、ドラッグ、贈与、来るべき民主主義...。言語の厳密な経験から生まれたデリダの独創的な思考を読み通すために、愉快で挑発的な文体で書かれた入門書。
■しかく著者・訳者略歴
著者について
ニコラス・ロイル(Nicholas Royle)
サセックス大学の英語教授。『オックスフォード文学評論』の編者のひとり。主な著書に、『テレパシーと文学――読む心/心を読むことについてのエッセイ』『アフター・デリダ』『不気味なもの』『文学、批評および理論入門』(共著)、編著に『脱構築――ユーザーズ・ガイド』などがある。
訳者について
田崎英明(たざき・ひであき)
1960年生まれ。立教大学教授。専門は、身体社会論、政治理論、セクシュアリティ理論。主な著書に、『ジェンダー/セクシュアリティ』(岩波書店)、『歴史とは何か』(共著、河出書房新社)など、主な訳書に、ジジェク『否定的なもののもとへの滞留』(共訳、ちくま学芸文庫)などがある。
■しかく目次
謝辞
第一章 なぜデリダなのか
緊急――ゆっくりせよ
決定不可能なもの
生き永らえる
問いに答える――なぜデリダなのか
第二章 鍵概念
箱のなかのジャック
脱中心化
いかにして「鍵概念」について考えないか
これは誰の観念だったか
第三章 脱構築 地震
記述と変形
脱構築を定義する
地震学的コミュニケーション
悪ふざけ
第四章 自由であれ
遊戯を発明しなおす
新しい啓蒙
脱構築への/における信
来なさい
シェイクスピアと不可能なものの経験
ブロンテと不可能なものの経験
亡霊に取り憑かれた来なさい
政治と文学
第五章 代補
三つのドット
代補とは何か
発話とエクリチュール
マスターベーション
亡霊的結論
第六章 テクスト
テクストの外には何もない
オーヴァーラン
コンテクストの外には何もない
繰り返し可能性
瞬く間の=目配せにおける、要約
第七章 差延
国際卓球審判になりたいということについて
神学とのすべての関係をブロックすること
買い物リストを作るということ
意識についてのひとつの新しい問題構成
エリザベス・ボウエンの買い物リスト
終わりある買い物リストと、終わりなき買い物リスト
第八章 世界で最も興味深いもの
文学と歴史
反省性=反射性
先駆ける=導き入れる
アポリア
法の前
フロイト的脱線
読むことの規律
文学と法
第九章 怪物たち
目論見書
いかにして書くか
未来において
到来するもの
受け入れがたく、容認しがたく、理解しえない
正義
第十章 秘密の生活
それは私にしか起こらない
秘密の通路
第十一章 ポエトリー・ブレイク
読むことの不可能性
ドラッグ
詩を詩たらしめるもの
贈与
第十二章 アフター・デリダ
読書案内
引用文献
ジャック・デリダ著作年表
索引
シリーズ監修者の序
訳者あとがき――言語の経験に忠実であること
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:
小川 浩史