『異議あり!生命・環境倫理学』
岡本 裕一朗 20021201 ナカニシヤ出版,304p.
last update:20220412
■しかく岡本 裕一朗 20021201 『異議あり!生命・環境倫理学』,ナカニシヤ出版,304p. ISBN-10:4888487375 ISBN-13:978-4888487375 欠品
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■しかく内容
ナカニシヤ出版HPより
クローン人間、安楽死問題から、「環境マフィア」「エコファシズム」まで、この生々しい現実に応えられない"ええかっこしい"の応用倫理学に喝!
中絶の根本問題からあの『沈黙の春』の欺瞞まで、どこかおかしなこの学問を、いま徹底批判!!
■しかく目次
はじめに
序章 生命と環境の「倫理学」は必要か
第?T部 生命倫理学はいらない!
第1章 中絶はいかにして可能か
1 自分の身体は自分のもの
2 殺していいもの、いけないもの
第2章 臓器移植を効率的に
3 五人のために一人を殺す
4 臓器は売買してもいい
第3章 「自己決定」批判に反対!
5 安楽死は容認できないのか
6 インフォームド・コンセントは何のために
7 遺伝子改造社会の生命倫理学
第?U部 環境倫理学の袋小路
第4章 人間中心主義で悪いか
8 動物の解放!?
9 ディープ・エコロジーと生態主義
第5章 予言された「人類滅亡」!?
10 環境汚染と資源の枯渇は必然的か
11 「豊かな社会」と「人口爆発」のジレンマ
第6章 環境保護にはウラがある
12 ファッションとしてのエコロジー
13 政治としてのエコロジー
註
ブックガイド
おわりに
事項索引
人名索引
■しかく引用
■しかく書評・紹介
▽『読売新聞』書評
「......論理を徹底的に詰めないで、「命のリレー」とか「地球にやさしく」とかいった情緒的なスローガンで問題の本質を糊塗(こと)しようとする論者が多いなかで、著者の姿勢には好感がもてる。
賛成するにせよ反対するにせよ、ロジカルでなければ話ははじまらない。
そして、生命・環境倫理学においては、ロジカルであろうとすると、なぜか過激になってしまうのである。
......生命・環境倫理学を自分の頭で考えたい人にはお薦めの本だ。」
(2003年1月12日付 評者 池田清彦 氏:山梨大学教授)
■しかく言及
*作成:
高木 美歩