『意味の歴史社会学――ルーマンの近代ゼマンティク論』
高橋 徹 20020220 世界思想社,244p.
last update:20111210
■しかく高橋 徹 20020220 『意味の歴史社会学――ルーマンの近代ゼマンティク論』,世界思想社,244p. ISBN-10:4790709167 ISBN-13:978-4790709169 1890円
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■しかく内容
内容(「BOOK」データベースより)
システム論論争、オートポイエーシス概念の導入などで知られるルーマンの歴史的研究に注目。ルーマン理論を近代の歴史的地平に接続する。
内容(「MARC」データベースより)
システム論論争、オートポイエーシス概念の導入などで知られる、ドイツの社会理論家ニクラス・ルーマンの歴史的研究に注目。ルーマン理論を近代の歴史的地平に接続する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高橋 徹
1970年宮城県生まれ。1993年東北大学文学部(社会学専攻)卒業。富士通株式会社、東北大学大学院文学研究科博士課程、尚絅女学院短期大学非常勤講師、札幌学院大学社会情報学部専任講師などをへて現在、札幌学院大学社会情報学部助教授(文学博士)。専攻は社会システム論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■しかく目次
序章 長期視座の歴史社会学とルーマン
第1章 ルーマン知識社会学の方法
1 はじめに
2 意味論とゼマンティク
3 ゼマンティクと社会構造
(1)ゼマンティク変動論の基礎概念
(2)ゼマンティク変動の理論
(3)社会進化としてのゼマンティク変動
4 歴史社会学のプロジェクト
補論1 ルーマン知識社会学とパーソンズ、ハーバーマスとの関連
(1)パーソンズの文化システム論との関連
(2)ハーバーマスとの関連
補論2 カルチュラル・スタディーズとの接続の試み――ゼマンティク/社会構造‐関係をめぐって
第2章 ゼマンティクとしての近代初期人間学
1 はじめに
2 社会構造転換期のゼマンティク変動――近代初期人間学
(1)原罪としての自己愛から自己言及性の問題へ
(2)不安の人間学と機能システムへの人間の包摂
3 ゼマンティク変動における二つの層
4 人間学と社会システム理論
第3章 相互作用ゼマンティクの変動
1 「地震計」としての相互作用ゼマンティク
2 人間学的諸問題と相互作用
3 相互作用ゼマンティクの変動
(1)前移行期
(2)移行期
(3)諸機能の分化と相互作用
4 相互作用の運命
第4章 理論的中間考察――社会システムの時間性
1 時間ゼマンティクをめぐって
2 コミュニケーション、文化、ゼマンティク
3 意味の三次元の分化とゼマンティク変動
第5章 愛の関係におけるコミュニケーション・メディアとゼマンティク
1 はじめに
2 コミュニケーションの自己言及性――社会システム分出の根拠
3 愛の社会システムの分出
(1)「情熱」としての愛
(2)愛の関係における社会的不確実性
(3)コミュニケーション・メディアとしての愛
(4)個体性ゼマンティク
4 機能的分化の諸条件――コミュニケーションのコード化
補論3 自己言及とバイナリー・コード
補論4 オートポイエーシス概念の実質的導入およびゼマンティクとしての「福祉」
1 二つの論点
2 ルーマンの問題意識
3 自己言及的システムとしての政治システム
4 ゼマンティクとしての「福祉」
終章 近代ゼマンティク論の方法と歴史
1 ルーマンの方法
2 ゼマンティクとしてのルーマン理論
あとがき
参考文献
事項索引
人名索引
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:
樋口 也寸志