『金融の未来学――小さなセーフティネットをめざして』
翁 百合 20020220 筑摩書房,ちくま新書,173p.
■しかく翁 百合 20020220 『金融の未来学――小さなセーフティネットをめざして』,筑摩書房,ちくま新書,173p. ISBN-10: 4480059326 ISBN-13: 978-4480059321 714
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内容(「BOOK」データベースより)
長引く不況と不良債権処理の遅れにより銀行経営は悪化し、日本の金融環境は、未曾有の危機的状況が続いている。こうした中で預金全額保護の終了、いわゆるペイオフ解禁は、日本の金融システムにどのような影響を与えるのだろうか。預金者が安全な銀行を選別するようになれば、銀行は信頼を失うまいと従来以上の経営努力を迫られるであろう。はたして銀行は再生できるのか?日本の金融の将来像を見据える一冊。
■しかく著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
翁 百合
1960年東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。同大学院経営管理研究科修士課程修了。日本銀行勤務を経て、現在日本総合研究所調査部主席研究員。金融審議会、社会保障審議会などで各種委員を務めるかたわら、2001年9月からは慶応義塾大学大学院特別招聘教授を兼任。最近では、金融分野における官民分担のあり方にも関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■しかく目次
第1章 ペイオフ解禁とは何か―預金全額保護の特例期間の終了
第2章 セーフティネットとは何か―預金保険制度の金融システムにおける位置づけ
第3章 新しい金融環境とは―預金保険法改正の論点
第4章 間接金融依存型システムからの脱却
第5章 不良債権問題と銀行部門の建て直し
第6章 銀行業の新しい展開
第7章 郵便貯金の将来像
第8章 市場規律の発揮と利用者の自己責任