『悪の恋愛術』
福田 和也 20010820 講談社,講談社現代新書,180p.
last update:20160315
■しかく福田 和也 20010820 『悪の恋愛術』,講談社,講談社現代新書,180p. ISBN-10:4061495631 ISBN-13:978-4061495630 欠品
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[kinokuniya] ※(注記)
■しかく内容
自分がエゴイストであることを認め、「いい人」であることを捨てなければ真実の恋愛は生まれない―。プレゼント術から嫉妬の有効活用法まで、芳醇な果実を得るための方法論を満載。
■しかく目次
プロローグ――恋愛とエゴイズム
恋は独りよがり/愛は孤独な営み/「無償の行為」という欺瞞/意識的であるということ
第1章 独善力
戦略と技術の必然/はじめに愛ありきか/性という誇大宣伝/拘束なき恋愛/人格の場所/情報機器とナルシシズムの変容/成熟のための恋愛/片思いの効用/片思いの危機と快楽/人を好きになる「得」/興味を持つ、持たれる/きっかけは、作為なしでははじまらない/時間を共有すること/策略としての好印象/すべては痕跡からはじまる
第2章 贈与力
あげたもん勝ち/贈与品で器量を問う/イギリス植民地支配に学ぶ贈与/「玉の輿」の文化比較/コンプレックスと物々交換/パワーゲームへの参戦/消せない階級/共通感覚という幻想/影響と支配/骨董に見る真贋の世界/結婚詐欺と恋愛の真実/差異と愛情/村上春樹と、いなくなる女たち
第3章 倦怠力
友人に恋人を紹介できるか/ホームとアウェイ/「嫉妬」活用術/健啖家の恋愛/性愛中心の耽溺者、谷崎潤一郎/色好みと禁忌/恋愛の創作技法/破滅願望の臨界点/デカダンスという媚薬/自然は人工を模倣する/恋愛を学ぶことは可能か?
エピローグ――恋愛は、厄介で愉しい贅沢品
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:奥坊 由起子