『点字で大学――門戸開放を求めて半世紀 』
菊島 和子, 高橋 実(監修) 200006 視覚障害者支援総合センター ,237p.
■しかく菊島 和子, 高橋 実(監修) 20000601 『点字で大学――門戸開放を求めて半世紀』,視覚障害者支援総合センター,237p. ISBN-10: 4921213305 ISBN-13: 978-4921213305 1600
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■しかく内容
視覚障害学生にも、正規の大学生として点字入試が認められて半世紀。以来、大学の門戸開放や入学後の学習条件整備、卒業後の職域開拓などの実現に向けた取り組みの歴史を、関係者のインタビューを交えて辿る.
1949年(昭和24年)に日本で初の点字による大学入学試験が認められてから半世紀が過ぎた。その後、視覚障害者当事者を中心に「門戸開放運動」が広がりをもち、今では数多くの視覚障害をもつ学生が大学で学んでいる。本書は、その歴史と、現状を、著者が行った50人へのインタビューを中心にまとめている。関連資料も充実している。
■しかく目次
発行にあたって
第一部 点字で大学:門戸開放を求めて半世紀
1視覚障害者はたちは「なぜ」大学を目指すのか――学問、そして同世代体験――
2旧学制期の高等教育と視覚障害者――確認されている高等教育入学者は約10名――
3点字使用者の大学進学の半世紀――50年間に約500名が正規入学――
4受験勉強と大学の点字受験交渉――盲学校高等部は一般の高等学校と同じ――
5点字使用者の入学試験は千差万別――点字試験一回に数人の協力者が必要――
6点字使用大学生の学習環境――無償のボランティアに頼る展示教材の作成――
7コンピューターが開いた別世界――「漢字仮名交じり文」も読み・書きする
8視覚障害者が大学を卒業したら――雇用の機会はどこにあるのか――
9大学が与えるべきもの:チャンス 大学で獲得すべきもの:視覚障害者としての自覚
第二部 点字で大学:点字使用大学生50人50様
あとがき