『断絶の世紀 証言の時代――戦争の記憶をめぐる対話』
徐 京植・高橋 哲哉 20000126 岩波書店,213p.
last update:20111206
■しかく徐 京植(ソ・キョンシク)・高橋 哲哉 20000126 『断絶の世紀 証言の時代――戦争の記憶をめぐる対話』,岩波書店,213p. ISBN-10:4000012908 ISBN-13: 978-4000012904 2100円
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■しかく内容
過ぎゆこうとする20世紀は、二度の世界大戦をはじめとする大量虐殺と政治暴力の時代だった。
世界各地には暴力の傷痕があり、至るところに記憶の場所がある。
過去10年、アジアでは、日本軍による戦争被害者たちが、次々と証言を始めた。
それに対して、日本の中では、その記憶や証言を隠蔽、否認、歪曲、抹消する「歴史修正主義」が立ち現れている。
被害者と加害者の間の深い断絶を、私たちは越えることができるのか。
戦死者の哀悼とは?
謝罪とは?
責任とは?
未来のための徹底対話。
■しかく目次
1 記憶と証言(アウシュヴィッツでの出会い;政治暴力の時代体験 ほか)
2 哀悼と裁き(「自国の死者」と「他国の死者」;「徹底操作」を拒む「情動の根」 ほか)
3 責任と主体(「恥」の感覚;他者の承認が自己を成立させる ほか)
4 断絶と連帯(「悔悛の世界化」に抗う日本;福沢諭吉のアジア観 ほか)
5 状況、その後(「普通」か「普遍」か;憲法第一条の問題 ほか)
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:永橋 徳馬