『利益につながるビジネス倫理――カントと経営学の架け橋』
Bowie, E. Norman 19981220 Business Ethics: A Kantian Perspective Wiley Blackwell 192p
=20090228 中谷 常二・勝西 良典 監訳,晃洋書房,244p.
last update: 20100324
■しかくBowie, E. Norman 19981220
Business Ethics: A Kantian Perspective, Wiley Blackwell. 192p =20090228 中谷 常二・勝西 良典 監訳 『利益につながるビジネス倫理――カントと経営学の架け橋』,晃洋書房,244p. ISBN-10: 4771020329 ISBN-13: 9784771020320 3500円
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[kinokuniya] ※(注記) ki03
■しかく内容
カンティアンの道徳哲学の本質的な特徴を企業に適用する試み。「資本主義経済のなかで、企業はカントの倫理学の原則に従った場合、どのような構造をもち、どのように経営されるのか」。
■しかく目次
序章
第1章 非道徳的な商慣行がもつ自己破綻的性質
はじめに
1.非道徳的な行為は自己破綻する格率に基づいている
2.一貫性の欠如と非道徳性
3.ビジネスへの適用
4.理論的には正しいと思われるが、実際にうまくいくのだろうか?
5.カンティアンの倫理学をビジネスに適用することに対する異論
6.定言命法の射程の拡大―実際に矛盾する格率
7.ビジネスにおいて信頼できないことや相手を信頼しないことが実際の無関心を含むのはなぜか?
第2章に向けて
第2章 ステイクホルダーの人格を単に手段としてよりもむしろ目的として扱うこと
はじめに
1.人格尊重の原則
2.従業員を利用しないこと―強制したりあざむいたりしないこと
3.共生や詐欺的行為を減らしたり取り払ったりする商慣行
4.異論と回答
5.積極的自由と意義のある仕事―人格のうちにある人間性を尊重すること
6.仕事についてのカントの見解
7.意義ある仕事と今日のビジネス
第3章 道徳的共同体としての企業
はじめに
1.組織と人間本性にかんする見方
2.カント的な道徳的企業の構築に向けて―定言命法の目的の王国の法式
3.道徳的企業の原則
4.組織論研究に対してもつ意味
第4章 義務に基づく行為―動機はどれほど純粋か?
はじめに
1.道徳的な動機の純粋さにかんするカントの見解
2.戦略的見返りと道徳的動機
3.理性と情緒―簡潔な挿話
4.複合的な道徳的動機
第5章 コスモポリタニズムの観点
はじめに
1.市場の倫理
2.国際ビジネスは世界平和、全世界にわたる普遍的な権利、そして民主主義に貢献できる
3.異論と回答
結論
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:
本岡 大和