『生と死が創るもの』
柳澤 桂子 19980601 草思社,205p.
■しかく柳澤 桂子 19980601 『生と死が創るもの』,草思社,205p. ISBN: 4794208227 ISBN-13: 978-4794208224 1575
[amazon] ※(注記)
■しかく内容
出版社/著者からの内容紹介
生命科学者が、眼前に迫る死を見すえながら、生と死の意味を問い、未来へ残すべき言葉をあと一つあと一言と書きつづる。凛とした文章が冴える渾身の科学随筆集。
内容(「BOOK」データベースより)
病にたおれ、病床から生命科学の本を書き続けて十余年、著者はつねに、眼前に迫る死を見つめながら生と死の意味を問うてきた。いま、未来へ残すべき言葉を、これまであえて語らなかった心の奥底の思いを、あと一つ、あと一言と書きつづる―。一線の研究者であったころ、幼い娘にいのちの意味を教えられた「脳細胞の悲しみ」、飼い犬の死に看取りのあり方を考え直す「実生の椿」、患者を無力な存在におとしめてきた医療のあり方を問う「科学信仰の罪と罰」など、科学者ならではの透徹した視線と生命へのあたたかな眼差しに満ちたエッセイの数々。凛とした文章が冴える著者渾身の、そして最後の随想集。
■しかく目次
?T 生命の掟
脳細胞の悲しみ
孫
心臓
四本脚の蛇
残酷
キリンの自殺
眠り
管おばさん
?U 遺伝子の宇宙
地縁・血縁
時間のかたち
ハツカネズミの一日
犬はどこからきたか
死亡確率
天才
「源氏物語」の遺伝概念
いのち
?V 書くこと、生きること
本を書く
技
鉛筆削り
最後の本
サイエンス・ライターを志して
?W 生と死が創るもの
死の作法
実生の椿
科学が踏みにじる死
医学の進歩と生命
生と死が創るもの
科学信仰の罪と罰
おわりに
柳澤桂子著作リスト
■しかく引用
*作成者 歌野俊介/山本奈美