『寛容について』
Walzer, Michael 1997 ON TOLERATION,Yale University,144p.
=20031219 大川 正彦 訳,みすず書房,224p.
last update:20220323
■しかくWalzer, Michael 1997
ON TOLERATION,Yale University,144p.
=20031219 大川 正彦 訳 『寛容について』,みすず書房,224p. ISBN-10: 4622070758 ISBN-13: 978-4622070757 2800+
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[kinokuniya] ※(注記)
■しかく内容
紀伊国屋書店ホームページより引用
寛容は差異を可能にし、差異は寛容を必要不可欠なものにする。ポストモダンの多元社会は、集団よりも個人の自由と自己決定を優先する傾向をもつ。だが「集団のコミットメントが崩壊したとしたら、いったい個人は何から逃れるというのだろうか。」近代性は個人と集団とのあいだの永続的な緊張を欠かすことができない。多元社会における寛容とは、個人の行動を動機づける普遍的な原理ではなく、さまざまな社会集団の差異を折衝するための政治的な実践として考察される。現代の政治理論への入門書としても最適な一冊である。
■しかく目次
序論 寛容についてどのように書くか
第1章 個人の態度と政治制度
第2章 五つの寛容体制
第3章 複雑な事例
第4章 実践的な係争点
第5章 近代の寛容とポストモダンの寛容
終章 アメリカ多文化主義への省察
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:浦野 智佳