『輪廻転生を考える――死生学のかなたへ』
渡辺 恒夫 19960520 講談社現代新書,203p.
■しかく渡辺 恒夫 19960520 『輪廻転生を考える――死生学のかなたへ』,講談社現代新書,203p. ISBN-10: 4061493035 ISBN-13: 978-4061493032
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出版社/著者からの内容紹介
私はどこから来てどこへ行く。前世は何? 死後は? 自己が自己である理由を考える。
輪廻転生観の歴史――情報化文明の中で、現在の少年少女は、まだ年端もいかぬうち、宇宙的な視野の広がりに直面する。それが、「なぜ20世紀末の今というときに、ここ地球星の日本という島に生きているのか」という問いを生む。また、みんな同じような家に住み同じような服を着て同じような教育を受ける、という現代の超過密化した管理社会が、「自分は本当はいったい誰なのだろう」という、出自を求める問い、アイデンティティの問いとなる。輪廻転生観は、まさに、これら、《今》と《ここ》の問い、「私は誰か」の問いに答えるべく、忘却の淵から呼び戻されたのだ。前近代の迷妄と思われていたものが、ポストモダンの死生観の有力候補としてよみがえりつつあるのだ。――本書より
内容(「BOOK」データベースより)
私はどこから来てどこへ行く。前世は何、死後は。自己が自己である理由を考える。
■しかく目次
序章 浮上し、圧殺される若者たちの問い
第1章 輪廻転生観の歴史
第2章 前世の記憶の「経験科学」
第3章 独我論対遍在転生観
第4章 「私はだれ?」の哲学
終章 華麗なる死生学の誕生
■しかく言及
◆だいやまーく立岩 真也 2012 『......』
文献表