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『慢性水俣病・何が病像論なのか』

原田 正純 19940920 実教出版、223p. ISBN-10: 4407029579 ISBN-13: 978-4407029574


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しかく原田 正純 19940920 『慢性水俣病・何が病像論なのか』,実教出版,223p. ISBN-10: 4407029579 ISBN-13: 978-4407029574 [amazon] (注記)

内容(「MARC」データベースより)
慢性水俣病の概要と症状、被害の実態などを明らかにし、現時点での水俣病に対する事実を整理、「水俣病とは何か」という論争の問題点をはっきりさせる。実態認識を正しくし、どこまで救済していくか。残された問題の解決にむけて力説する。

しかく目次

序章 何が病像論なのか―序にかえて―
第1章 慢性水俣病の概念と特徴
1 その概念について
2 慢性水俣病の特徴
3 病像について
4 慢性水俣病の背景について
1認定制度と慢性水俣病
2汚染は長時間持続した
3追跡調査の懈怠
4水俣病は公害病である
5 中毒の発生に関する考え方の検討
1慢性水俣病の持つ医学的、普通的問題点
2中毒発生のメカニズムについて
3慢性水俣病の発生メカニズム
4発生メカニズムに対する新しい考え方

第2章 慢性水俣病の臨床症状
1 水俣病以外の有機水銀中毒例の再検討
2 初期の水俣病像
1細川の研究
2徳臣の研究
3新潟水俣病の発生
3 慢性水俣病の確認
1胎児性水俣病の母親の症状
2急性水俣病の追跡調査
3典型的水俣病患者の家族の症状
4行政不服の例
5新潟医師団との交流
6二次研究班の一斉調査
7熊本県の住民検診
8不知火海総合調査団医学班の報告
9桂島の調査

4 慢性水俣病の症状
1自覚症状
2運動失調
3感覚障害
4筋萎縮症
5聴力低下
6聴力低下
7半身症状
8痴呆
9脊髄症状
10その他

第3章 慢性水俣病の診断
1 初期の水俣病の診断
2 新潟における診断
3 公害の影響による疾患の指定に関する検討委員会の診断
4 行政不服において主張された診断基準
5 計量診断の試み
6 診断の際の疫学条件
7 合併症の問題
8 診断
9 否定の論理

第4章 慢性水俣病の救済
1 認定制度の始まり
2 行政認定の枠組みの引っぱり合い
3 裁判の中での病像
1第二次訴訟
2棄却取消訴訟と第三次訴訟
3東京、新潟、第三次(二陣)、京都訴訟の判決にみられる水俣病像
4和解救済上の水俣病

第5章 慢性水俣病の被害の実態
1 水俣病被害の特徴
2 水俣病の症状から直接くる被害
3 公害病としての被害
4 被害の客観化
5 被害に対する補償の問題(いのちの値段)
1見舞金契約
2厚生省第三者機関による斡旋案(第二次補償調停)
3第一次訴訟判決
4第二次訴訟判決
5第三次訴訟判決
6特別医療事業
7その後の判決と和解案

第6章 まとめ
付記
参考文献
あとがき

UP:20080402 REV:
原田 正純環境/環境倫理学/環境思想BOOK
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