『第三帝国と安楽死――生きるに値しない生命の抹殺』
■しかくKlee, Ernst 1993
>>Euthanasie<< im NS-Staat, Fisher, Frankfurt am Main=1999 松下正明訳,『第三帝国と安楽死――生きるに値しない生命の抹殺』,批評社,702p. ISBN-10: 4826502591 ISBN-13: 978-4826502597
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内容(「BOOK」データベースより)
ナチスによる安楽死(殺害)問題の原典。
内容(「MARC」データベースより)
病人の治療を使命としなければならない医者が、自らの職務として患者を殺害、それも治療の場としての精神病院でそれらが行われたという悲劇を論じる、ナチスによる安楽死問題の原典。
■しかく目次
第1章 「安楽死」の前史―社会ダーウィニズムからナチズムへ
第2章 1933年から39年にかけて、公立および私立の社会福祉施設で行われた劣等者の断種、反社会的な者の抹殺、およびそうした犠牲者に対する誹謗中傷
第3章 安楽死機関の設立とポメラニアおよび西プロイセンでの大量殺戮の始まり
第4章 旧帝国領内での安楽死の開始
第5章 犠牲者の殺害、例えばグラーフェネックの場合。および殺害施設
第6章 殺害施設の増加がついに反抗を惹き起こす
第7章 安楽死ようやく頂点へ、グラーフェネックの終結まで
第8章 児童安楽死―子供たちの身内の反応 裁判所の役割および安楽死中止に至るまでの時代
第9章 いわゆる安楽死中止後の殺人
第10章 ニッチェのルミナール構想と飢餓に導くまでのわずかな食物―1945年までの安楽死の続行と強化
■しかく言及
◆だいやまーく立岩 真也 2001年10月25日
「優生学について――ドイツ・1」(医療と社会ブックガイド・9),『看護教育』2001-10(医学書院)