『史的システムとしての資本主義』
Wllerstein, Immanuel 1983 Historical Capitalism,Verso.
= 19850322 川北 稔 訳,岩波書店,岩波現代選書108,170p.
last update: 20191115
■しかく内容
内容紹介:ソデより
1974年に刊行された『近代世界システム』(岩波現代選書63・64)は、歴史学・経済学の分野を超えて大きな反響を呼んだ。本書はこの歴史的研究を踏まえて、新たな「近代世界システムの政治経済学」の構築を試みたものである。世界システムとしての資本主義はいかにして生まれ、発展したのか。そこで形成された「普遍主義的」「進歩主義的」イデオロギーは、いかなる性格のものか。資本主義システムに代る新しいそれへの移行はいかにして可能か――大胆かつ斬新な問題提起は、読者に強烈な衝撃を与えよう。
著者紹介:裏表紙より
I・ウォーラーステイン
一九三〇年生まれの米国の社会学・歴史学者。七六年以来ニューヨーク州立大学社会学講座の主任教授。「経済・『史的システム』・文明にかんするフェルナン・ブローデル記念研究所」所長を兼任。アフリカ学会会長、アメリカ社会学会理事もつとめた。『近代世界システム』(七四年、岩波現代選書63、64)や論文集『資本主義的世界経済』(七九年)で提示された「世界システム論」は、国際的に大きな反響を呼んでいる。
kinokuniya
(出版社内容情報)
500年にわたる近代世界システムをウォーラーステインが総決算.資本主義を1つの歴史システムとして捉え,我々にもたらされたプラスとマイナスを冷静に分析.また,来るべき時代に社会が取り得る選択肢を大胆に予測する.
■しかく目次
?T 万物の商品化――資本の生産
?U 資本蓄積の政治学――利益獲得競争
?V 真理はアヘンである――合理主義と合理化
?W 結論――進歩と移行について
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:
岩?ア 弘泰 更新:
今井 浩登