『生態学概説――生物群集と生態系(第2版)』
Whittaker, Robert H. 1975 Communities and ecosystems 2nd ed.,Macmillan USA,352p.
=197905 宝月 欣二(ほうげつ・きんじ),培風館,363p.
last update:20240919
■しかくWhittaker, Robert H. 1975
Communities and ecosystems 2nd ed.,Macmillan USA,352p.
=197905 宝月 欣二 『生態学概説――生物群集と生態系(第2版)』,培風館,363p ISBN-10:4563037583 ISBN-13:978-4563037581 4300+
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■しかく内容
ソデより
本書は、アメリカの著名な植物生態学者である原著者による現代生態学の入門書。この版では、生態学の考え方を述べた初版に、1970年に発行以後の活発な研究活動の進展している生態学の諸分野の新しい知見を盛り込み、数式は表にまとめるなどの改訂が行われた。新たに加えられたのは、競争・捕食・共生などを論じた個体群の章と、生物圏、重金属汚染、汚染による生態系の退行現象、生物群集の進化などの項目で、また、生態学の教科書としては他に類のない詳細な生物群集の分類、土壌の分類がある。それに、現在全地球的規模で深刻な問題となっている環境汚染、環境破壊等の問題に対しても新しいデータを加えて生態学の視野から明快な解析がなされている。これらの特色に加えて、日本語版の本書では、生態学の泰斗である訳者によって、日本での生態学研究の概観がなされ、その参考書とともに巻末にまとめられており、日本の読者がさらに勉強を進展させるために貴重なものとなっているので、生物科学・農学・環境科学を学ぶ人々や、環境問題・人口問題などに関心のある人々にとって斬新で総合的な生態学の入門書となろう。
■しかく目次
1 はじめに
2 個体群
3 生物群集の構造と組成
4 生物群集と環境
5 物質生産
6 栄養塩類の循環
7 環境汚染
8 おわりに
■しかく引用
■しかく書評・紹介
■しかく言及
*作成:
岩﨑 弘泰