last update: 20151202
《障害学国際セミナー》は、2009年度より開始された〈生存学研究センター〉と韓国〈障害学フォーラム〉との連携関係を基礎とし、両国の障害学関連の研究者・当事者を中心として継続されてきた国際研究交流です(
2010年度は韓国ソウル市、
2011年度は立命館大学、
2012年度は韓国ソウル市、
2013年度は立命館大学で開催)。
2014年度は、「障害と治療」をメインテーマに、韓国ソウル市〈イルムセンター〉を会場として、《障害学国際セミナー 2014》を開催する運びとなりました。今回は、中国からの参加者による「中国の障害者運動」に関する報告3本、日本からは口頭報告3本とポスター報告17本が予定されています。
【追記】
2014年11月20日(木)、韓国・ソウル市のイルムセンターにて開催された《障害学国際セミナー 2014》は、盛会のうちに終了しました。
初の日+韓+中3か国による開催となった今年のセミナーでは、セミナー前夜の研究情報交換会やセミナー終了後の交流会も含め、非常に濃密な関係構築がなされ、今後のグローバルな連携関係に大きな希望を抱かせる、充実した2日間となりました。
写真つきの報告をFacebookページに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
→[リンク]
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■しかく障害学国際研究セミナー 2014 in Korea:センター長の挨拶(立岩真也)
◇
開会にあたって
◇
再会の時に
*↓終了後↓
◇2014年11月27日
「韓国の人たちと・続――「身体の現代」計画補足・12」
◇2014年11月27日
「障害学国際セミナー 2014・他」
◇2014年11月30日
「障害学国際セミナー 2014 in Korea を終えて:センター長の感謝のことば」
■しかく中国の障害者・市民社会組織の参加について
◇長瀬修(立命館大学生存学研究センター客員教授)
「中国の障害者・市民社会組織の初参加」
■しかく参加報告
◇
坂井めぐみさんによる参加報告
http://www.ritsumei-arsvi.org/news/read/id/607
■しかくスケジュール
◇11月19日(水)18:00〜20:00
研究情報交換会
◇11月20日(木)10:00〜17:10
障害学国際セミナー
■しかく会場
◇イルムセンター(E_room Center)
150-917 ソウル特別市永登浦区議事堂大路22
[センターの紹介](韓国語) [アクセス](日本語)
■しかくプログラム
*発表言語:日本語・韓国語・北京語(同時通訳あり)
10:00〜10:10 開会にあたって ............
イ・ソック/
立岩真也
【第1部】メインテーマ「障害と治療」
10:10〜10:40
◇イム・ミンチョル、ソン・ヒョンソク、
イ・ソック、イ・ホソン
「低身長障害者の手術経験にみる治療と障害アイデンティティとの関係」
10:40〜11:10
◇
安孝淑(アン・ヒョスク)
「難病と障害の共存」
・・・・・・・・・・・・・・・休憩(15分)・・・・・・・・・・・・・・・
11:25〜12:00 ディスカッション
12:00〜13:00 昼食
13:00〜14:00 ポスターセッション
*逐次通訳:
安孝淑(アン・ヒョスク)/
李旭(イ・ウク)/
イム・ドクヨン/シン・ジュヒョン(以上、立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程)/
クァク・ジョンナン(立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員)
・・・・・・・・・・・・・・・休憩(15分)・・・・・・・・・・・・・・・
【第2部】自由報告
14:15〜14:45
◇
坂井めぐみ(さかい・めぐみ)
「脊髄損傷者と臨床試験、患者の自律的関与――中国のOEG移植と日本の骨髄間質細胞移植をめぐって」
14:45〜15:15
◇
中村雅也(なかむら・まさや)
「日本の視覚障害教師――サポート体制・障害の経験と意味づけ」
15:15〜15:45 ディスカッション
・・・・・・・・・・・・・・・休憩(15分)・・・・・・・・・・・・・・・
【第3部】「中国の障害者運動」
16:00〜16:15
◇解岩[Xie Yan](ワンプラスワン障害者文化開発センターCEO)「中国障害者運動とDPOの発展状況〔China disability movement and DPO development〕」
cf.
http://www.yijiayi.org/
16:15〜16:30
◇心智聯会(CIDDN)「景行(Jing Xing)計画心智聯会プロジェクト――2014.1-2014.6:プロジェクトに関するレポート」「心智聯会――法務専門者プロジェクト 2013年〜2015年」
cf.
http://www.xinzhilianhui.org/
16:30〜16:40
◇ハンディキャップインターナショナル(HI)・孫鶴[Sun He]「サービスへのアクセスを保障して障害者にとってインクルーシブな社会をつくる〔Promoting Inclusive Society for People with Disabilities Through Access to Service Methodology〕」
cf.
http://www.disabilitychina.org/
16:40〜17:10 ディスカッション
17:10 閉会
■しかくポスター報告
◇
安孝淑(アン・ヒョスク)
「ALS Ice Bucket Challengeはなぜ流行し、批判されたのか」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
◇
李旭(イ・ウク)
「日本における福祉用具貸与制の現状と課題」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
◇
イム・ドクヨン
「ホームレス化する障害者、障害者化するホームレス」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
◇
桐原尚之(きりはら・なおゆき)
「精神障害者セルフヘルプグループ固有の役割について」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
◇
クァク・ジョンナン
「ろう者の言語的権利を制度的に保障する際の課題」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
◇
権藤眞由美(ごんどう・まゆみ)
「ヴェトナムハノイにおける障害者の「当事者性」に関する問題点」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
◇佐草智久(さそう・ともひさ)・
桐原尚之(きりはら・なおゆき)
「日本における精神障害者を対象としたホームヘルプ制度の歴史」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
◇
渋谷光美(しぶや・てるみ)
「韓国の高齢者介護の特性に関する考察――福祉施設サービスを通じて」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
◇シン・ジュヒョン
「韓国におけるデジタルゲームの教育的活用の可能性――没入概念を中心に」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
◇
田中多賀子(たなか・たかこ)
「人工内耳治療が日本の聴覚障害教育に与えた影響と課題」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
◇
谷村ひとみ(たにむら・ひとみ)
「三世代の成人期知的障がい者家族にみる「予測可能性の低下」」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
◇
中村亮太(なかむら・りょうた)
「日本の生活保護法改正過程(2012〜2014年)における扶養義務――障害者団体による批判の固有性」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
◇
長谷川唯(はせがわ・ゆい)
「治らないということの問題における医学モデルと社会モデルの違い――ALSの人の生活から」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
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堀智久(ほり・ともひさ)
「「遺伝する事実」と向き合う――先天性四肢障害をもつ当事者、家族の語りから」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
◇
村上潔(むらかみ・きよし)
「Anarcha-feminismによるdisability/impairmentアプローチの運動論的可能性」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
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山本由美子(やまもと・ゆみこ)
「羊水検査なしの人工妊娠中絶は「防止」すべきか――日本における「新型出生前検査(NIPT)」の新動向から」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
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吉田幸恵(よしだ・さちえ)
「「治療」と「臨床試験・治験」の境界線――「治療との誤解」は本当に避けなければならないのか?」
[日本語・PDF] [韓国語・PDF]
■しかく資料
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立岩真也(たていわ・しんや)
「治療と障害はどこで両立・対立するか?」 [韓国語・HTML]
■しかく共催
◇韓国障害学フォーラム
[Facebook]
◇立命館大学生存学研究センター
◇立命館大学人間科学研究所「インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究(基礎研究チーム)」(
http://www.ritsumeihuman.com/projects/read/id/49)
*作成:
クァク・ジョンナン/
村上潔
UP: 20141012 REV: 20141014, 1015, 1021, 1027, 1029, 1105, 1111, 1112, 1114, 1117, 1122, 1124, 1128, 1204, 20151202
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障害学国際セミナー