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赤道ギニア大統領息子から差し押さえたスーパーカー、計25億円で落札

発信地:シェズレ/スイス [ スイス ヨーロッパ 赤道ギニア アフリカ ]

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スイス西部シェズレでオークションに出品された、赤道ギニア大統領の息子が所有していたランボルギーニの「ヴェネーノ ロードスター」(2019年9月28日撮影)。(c)FABRICE COFFRINI / AFP

【9月30日 AFP】アフリカ中西部に位置する赤道ギニアの大統領の息子から差し押さえたスーパーカー25台が、29日にスイスで開かれたオークションに出品され、予想を大幅に超える計2160万ユーロ(約25億円)で落札された。

競売には複数台のフェラーリ(Ferrari)やランボルギーニ(Lamborghini)、ベントレー(Bentley)の他、マセラティ(Maserati)、マクラーレン(McLaren)なども出品された。世界に9台しか存在しないランボルギーニの「ヴェネーノ ロードスター(Veneno Roadster)」も競売に掛けられ、760万ユーロ(約9億円)で落札された。

競売の収益は、赤道ギニアで貧困層の支援を行う慈善事業に寄付される。同国はアフリカを代表する石油産出国の一つ。

スイスの検察当局は2016年、40年にわたり政権を握るテオドロ・オビアン・ヌゲマ・ムバソゴ(Teodoro Obiang Nguema Mbasogo)大統領の後継者とされる息子のオビアン氏に対し、汚職事件の捜査を開始。反汚職勢力は長年、オビアン氏が公金を横領して豪遊生活に費やしていると非難してきた。

オビアン氏との交渉の結果、スイス当局は今年2月に捜査を打ち切ったが、同氏が所有するスーパーカーを差し押さえ、捜査費用として140万ユーロ(約1億7000万円)を受け取った。(c)AFP/Agnès PEDRERO

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