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腹部がつながった大学生姉妹、21歳で死去 タンザニア

発信地:ナイロビ/ケニア [ アフリカ ケニア ]

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タンザニアのイリンガにあるルアハカトリック大学のコンピューターラボで、パソコンの画面を眺めるマリアさん(左)とコンソラータさん姉妹(2017年9月13日撮影)。(c)AFP/MWAZARAU MATHOLA/THE RUAHA CATHOLIC UNIVERSITY

【6月4日 AFP】東アフリカのタンザニアで、体がつながった状態で生まれ、昨年には大学進学を果たして話題を呼んでいた双子の姉妹(21)が死去した。ジョン・マグフリ(John Magufuli)大統領が3日、明らかにした。姉妹は今年に入り体調を崩し、闘病生活を送っていた。

腹部が結合した双生児として生まれたマリア・ムワキクティ(Maria Mwakikuti)さんとコンソラータ(Consolata)さん姉妹は、高校生時代からメディアが追跡取材し、国内でちょっとした有名人になっていた。

昨年9月には、中央部のイリンガ(Iringa)にあるルアハカトリック大学(Ruaha Catholic University)に入学。障害者が社会の隅に追いやられたり、生まれた直後に捨てられたりすることが多いタンザニアで、体がつながった人の大学進学としては初のケースとなった。

姉妹は歴史と英語、スワヒリ語の教員になることを目指し教育学課程で学んでいたが、今年1月に病気にかかり、特に心臓を患った。

姉妹は父親の死後、母親に捨てられ、カトリックの宣教団に引き取られた。

マリアさんは昨年7月、国営テレビでこう訴えていた。「障害のある子どもを隠したり、閉じ込めたりしないでください。障害があろうがなかろうが、人間は平等で、同じ権利を持っていることを、どうか知ってほしいのです」 (c)AFP

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