バーチャルSMTPサーバの導入

Mail System Postfix SMTP-Auth SMTP-Auth+TLS SMTP+Virtual Qpopper Qpopper/SSL Courier-IMAP FetchMail Procmail WebMail AntiVirus Relay Mail

WWWサーバ、FTPサーバとバーチャルホスト対応したので、残ったメールサーバをバーチャルドメイン対応にしました。
Postfixでバーチャルドメイン対応にするには、UNIXアカウントを使う方法と別途ユーザデータベースを作成して行う方法がありますが、ユーザ数も少ないので、設定が簡単なUNIXアカウントを使う方法にしました。

しかくPostfixの設定

Postfixが動いているなら設定はいたって簡単で、以下のとおりやるだけです。
  1. まずは、/etc/postfix/main.cf に以下の1行を追加します。

    virtual_alias_maps = hash:/etc/postfix/virtual

  2. 次に、/etc/postfix/virtualにバーチャルドメイン名とバーチャルドメインのアカウントとUNIXアカウントの対応を必要数設定します。このセットをバーチャルドメイン毎に複数書くこともできます。

    [/etc/postfix/virtualの内容]
    example.com anything
    oyaji@example.com oyaji
    user1@example.com address

    • example.com anything

      左側にバーチャルドメイン名を記述する。右側の内容には意味がないのでmanのまま。このドメイン名を main.cfのmydestination やrelay_domains 設定パラメータに指定すると拒否されてしまうので設定しないこと。

    • oyaji@example.com oyaji
      user1@example.com address

      バーチャルドメインのアカウントと対応するUNIXアカウントを対で必要数記述する。これによりバーチャルドメイン宛てのメールは対応するUNIXアカウントの/Maildirに配送されるので、既存アカウントにマッピングしても良いし、管理を分けたければ新たにアカウントを作成すればよい。
      メーラの方は、当然、このUNIXアカウントで設定することになる。SMTP-AUTH用のsasldbの設定も忘れずに。

  3. 変更後に DB ファイルを構築するために、以下のコマンドを実行し、postfixを再起動します。

    # postmap /etc/postfix/virtual
    # /etc/rc.d/init.d/postfix reload


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