糖尿病性潰瘍も,傷によっては適切な治療により切断を避けることができます。患者様ご自身の治療への取り組み方で,治癒までの期間や治療経過が変わってきます。
糖尿病の方の足の潰瘍
左足に感染を起こし,全身的な発熱を認めた。切断の適応と診断されていた。
写真は左足を足背側から。
創のデブリードマン(壊死組織の切除),抗生剤の全身投与,抗菌作用のある外用剤を使用し,感染を抑えた。この後,創傷被覆材を利用し治療。写真では,創の収縮と良性の肉芽組織(良性の肉芽組織はきれいな赤色をしている)の増殖を認める。
完治。切断は,回避できた。