学生委員ならではの経験
『自分で動いてこその大学』という気づき
私は今三年生で、少しずつ就職活動を始めたところです。必ずしも今専攻している学問分野に直結した職業に就くわけではない。ならば私は大学で学んで得た知識を、それ以降の人生でどう活かしていけるのだろう?そんな迷いがありました。
向井学長は、大学を中世のギルドに例えられています。入学を許可された大学で専門知を身につけて社会の課題に当事者意識を持ち、その解決に自ら向かう人材になることは、大学というギルドの特権を享受した者の社会的役割であると話されました。大学で得た専門知があればこそ気づける課題、関心を持って考えられる課題、他の人より身近に感じられる課題があるはずです。しかし実際に自分も解決の一端を担う行動を起こせるかどうかは、大学の授業を受けることで得られる「知識」以外に、いかに与えられるチャンスに積極的に関わっていくかに左右されるのではないかと思いました。大学を出た後、本当に活かしていけるのは、得た「知識」よりもその「構え」を持った自分自身ではないかと。福女大には、学生がチャレンジし成長できる機会が多く与えられています。そして、学生のチャレンジ精神を歓迎し喜んでくれる人も、本当にたくさんいます。そんな場所で過ごす以上、私は、目の前の今しかできないことにどんどん挑戦し、自分の可能性を開拓していきたいと、改めて思いました。
挑戦する楽しさ・面白さを知ってほしい
熊本県立宇土高等学校出身。
一年生の時に、インドでのインターンシップを経験。現在、国際経済・マネジメントコースで社会心理学を勉強中。
(※(注記)2021年執筆)