Symfony 2.3.0 - 最初のLTS(長期サポート) - がリリースされました

原文

Symfony バージョン 2 で最初のLTS(長期サポート)リリースとなる Symfony 2.3.0 がリリースされました。

Symfony で採用したリリースプロセスでは、6 ヶ月ごとに新しいリリースを行います。これらのメンテナンス期間は 8 ヶ月です。2 年に 1 度、LTS バージョンをリリースします。LTS バージョンは 3 年間メンテナンスを行います。

これにより、小さなチームやアジャイル企業は 6 ヶ月ごとにフレームワークのアップグレード(2 ヶ月の移行期間)を行い、より大きなチームや大企業では 3 年ごとにアップグレードを行う(1 年の移行期間)ことができます。 2.3.0 は Symfony2 で最初の LTS リリースです。2016 年 5 月まで、このバージョンのメンテナンスを行います。

統計

Symfony 2.3 向けにはプルリクエストが 437 件あり、1,260 個のコミットが 50 名の開発者から送られました。ドキュメントに対しては 839 個のコミットが 44 名の編集者から送られました。 3 ヶ月で 1,260 件のコミットということは、平均すると 1 日あたり 14 コミットが行われたことになります。437 件のプルリクエストは 1 日あたり 5 件がマージされたことになります。これは新記録です!

機能

Symfony 2.3 には、2 つの新しいコンポーネントと 1 つの新しいブリッジが追加されました。

アップグレード

2.2 から 2.3 へのアップグレードは簡単です。 Symfony Standard Edition では、いくつかのバンドルがライセンスの問題のため削除されました。2.3 以降では、Standard Edition に同梱されるコードと、直接依存するコードのすべてが MIT 系のライセンスになっています。composer.json ファイルの diff は次のとおりです。

diff --git a/composer.json b/composer.json
index c2d7588..5705d76 100644
--- a/composer.json
+++ b/composer.json
@@ -1,32 +1,35 @@
 {
 "name": "symfony/framework-standard-edition",
+ "license": "MIT",
+ "type": "project",
 "description": "The \"Symfony Standard Edition\" distribution",
 "autoload": {
 "psr-0": { "": "src/" }
 },
 "require": {
 "php": ">=5.3.3",
- "symfony/symfony": "2.2.*",
- "doctrine/orm": "~2.2,>=2.2.3",
+ "symfony/symfony": "2.3.*",
+ "doctrine/orm": ">=2.2.3,<2.4-dev",
 "doctrine/doctrine-bundle": "1.2.*",
 "twig/extensions": "1.0.*",
- "symfony/assetic-bundle": "2.1.*",
- "symfony/swiftmailer-bundle": "2.2.*",
- "symfony/monolog-bundle": "2.2.*",
- "sensio/distribution-bundle": "2.2.*",
- "sensio/framework-extra-bundle": "2.2.*",
- "sensio/generator-bundle": "2.2.*",
- "jms/security-extra-bundle": "1.4.*",
- "jms/di-extra-bundle": "1.3.*"
+ "symfony/assetic-bundle": "2.3.*",
+ "symfony/swiftmailer-bundle": "2.3.*",
+ "symfony/monolog-bundle": "2.3.*",
+ "sensio/distribution-bundle": "2.3.*",
+ "sensio/framework-extra-bundle": "2.3.*",
+ "sensio/generator-bundle": "2.3.*",
+ "incenteev/composer-parameter-handler": "~2.0"
 },
 "scripts": {
 "post-install-cmd": [
+ "Incenteev\\ParameterHandler\\ScriptHandler::buildParameters",
 "Sensio\\Bundle\\DistributionBundle\\Composer\\ScriptHandler::buildBootstrap",
 "Sensio\\Bundle\\DistributionBundle\\Composer\\ScriptHandler::clearCache",
 "Sensio\\Bundle\\DistributionBundle\\Composer\\ScriptHandler::installAssets",
 "Sensio\\Bundle\\DistributionBundle\\Composer\\ScriptHandler::installRequirementsFile"
 ],
 "post-update-cmd": [
+ "Incenteev\\ParameterHandler\\ScriptHandler::buildParameters",
 "Sensio\\Bundle\\DistributionBundle\\Composer\\ScriptHandler::buildBootstrap",
 "Sensio\\Bundle\\DistributionBundle\\Composer\\ScriptHandler::clearCache",
 "Sensio\\Bundle\\DistributionBundle\\Composer\\ScriptHandler::installAssets",
@@ -36,12 +39,15 @@
 "config": {
 "bin-dir": "bin"
 },
- "minimum-stability": "alpha",
+ "minimum-stability": "stable",
 "extra": {
 "symfony-app-dir": "app",
 "symfony-web-dir": "web",
+ "incenteev-parameters": {
+ "file": "app/config/parameters.yml"
+ },
 "branch-alias": {
- "dev-master": "2.2-dev"
+ "dev-master": "2.3-dev"
 }
 }
 }

以前のバージョンからの後方互換レイヤーはすべて削除されています。UPGRADE ファイルを確認し、コードをすべて移行してください。2.3 リリースにおける変更点は、UPGRADE ドキュメントにある移行方法を参照してください。

インストール

Symfony 2.3 のフルスタックフレームワークを使って新規プロジェクトを開始するには、いくつかの方法があります。

  • (推奨)Composer で新規プロジェクトを作成する。

    $ php composer.phar create-project symfony/framework-standard-edition somewhere/ 2.3.0``

  • Symfony Standard Edition のアーカイブをダウンロードする。

詳しくは、インストールドキュメントも参照してください。

アプリケーションで Symfony コンポーネントを使っている場合は、2.3.0 バージョン、もしくは 2.3 ブランチを使うように切り替えます。

  • 更新:2013年06月04日 11:05
  • 作成:2013年06月04日 11:05

この文書の執筆・編集

関連ページリスト

Related Pages

日本語ドキュメント

Japanese Documents

リリース情報
Release Information

Symfony2 に関する情報(公式) Books on symfony

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /