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2024年12月04日 Wednesday
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黒田ダム
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2009年08月10日 Monday 19:43堤高45.2m
G/P 1980年 中部電力
2008年11月24日見学
黒い獣
黒田ダムは世界的にもめずらしい二段式純揚水発電の上段のダムにあたる。
黒田ダム下の奥矢作第一発電所で富永ダムを下池とした揚水発電を、富永ダムは奥矢作第二発電所で矢作ダムを下池とする揚水発電を行う。
黒田ダムへは国道153号線沿いの奥矢作第一発電所からアクセスする。
発電所は巨大なサージタンクが目印になる。以前は展示施設を併設していたが現在は休館している。
発電所から山道を登るとほどなく黒田ダムのダムサイトに到着する。山間部と言うよりなだらかな丘陵地帯なのでアクセスは良好だ。
天端はゲートで閉ざされ立入禁止である。
ダムサイト左岸のよく整備された広場には、このダムで行われたダム嵩上げについての説明看板がある。
元々昭和9年完成の自流式の発電用ダムであったが、中部電力初の揚水発電用としてコンクリートを打ち足す嵩上げ工事を行い、10.2m高くなり貯水容量を倍増させたのだと言う。
ダムサイトからは堤体正面が望めないのでダム下へ向かう。
途中からダートになるが、さほど厳しい道ではない。
ダム正面から約200m下流の開けたスペースに、大型ダンプが数台駐車していた。お昼時だったので休憩中の様だ。
ダンプが発車しても邪魔にならない路肩に車を停めて徒歩でダムに向かう。
森の木々の上から真正面のクレストが見える。
ダム下は川を挟み両岸ともアクセスが出来る。僕はとりあえず右岸からダムに近ずく。
森の中をふかふかの落葉を踏み締めながら歩く。丘陵のながらかな地形はドイツの森の様だ、赤頭巾に出会うかもしれない。
クレストはラジアルゲート2門、左岸側で折れている堤体が特徴的である。
北陸電力の有峰ダムは当初計画より堤高を増した結果、変形した堤体となったが、黒田ダムの場合、嵩上げによるものかと最初は思ったが、関係は無い様に思える。
丘陵の森に潜む黒田ダムは、小振りに見えるクレストゲートと、黒く色付いたコンクリートがスペック以上に高いダムにも見せる、なかなか精悍な堤体であった。
黒田ダム
★★ -
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