エッセンは、相変わらず最高気温でさえ20°Cいかない日もある寒い7月です。
朝晩の気温が15°C以下になる日もあるので、毛布に包まっている日も
あるくらいですよ。
日本はそろそろ梅雨の明けた地域があるようで、夏本番と言ったところでしょうか・・
なんだかちょっと羨ましく感じますよ。。。
さて。
そんな寒い夏のエッセンから・・・(苦笑)
先日、日本人友人達とルクセンブルクへ小旅行へ行って来たのですが、
地元のスーパーで発見して購入してきたこちらを紹介します。
牛のPansen(パンゼン)=ミノとハチノスの間くらいの部位です。
日本ではイタリア語のTrippa(トリッパ)・・という方が、
馴染みがあるかもしれません。
イタリア料理やフランス料理では、こういった内臓系のものが使われるのが
案外普通ですが、ドイツでは殆どみかけないんですよね。
ルクセンブルクのマルクトへ行った時に、フランスの食文化の影響が
強いな・・・と感じましたが、こういう食材がスーパーで普通に売られていたのも
そういう印象を受けた1つの要因です。
しかも下茹でなどの下処理がすでにされているようで、全く匂いがしません。
実はドイツでもこのパンゼンを一度手に入れたことがあります。
でも、ドイツのスーパーなどではなく、ロシア系スーパー。
(以前、ご紹介したパンゼンの記事は
こちら 。)
その時もウキウキして料理しましたが、今回もかなりウキウキ♪
大好物のモツ系お肉ですからね♪
以前は定番のトスカーナ風トマト煮込みにしましたが、今回は趣向を変えて
欧州風・塩もつ煮込み・・な感じで作ってみましたよ。
・・・ついでに、ザ・居酒屋風もね♪
うふふ。。
Pansen(パンゼン)の欧州風・塩もつ煮込み_c0149312_742631.jpg
オリーブオイルを入れたお鍋に、みじん切りニンニク、小ぶりの角切りにした、ズッキーニ、ニンジン、セロリ、玉葱を入れて炒めます。
Pansen(パンゼン)の欧州風・塩もつ煮込み_c0149312_743864.jpg
全体的に馴染んで香りが出てきたら、切ったパンゼンを投入。
今回は、購入してきたのもをそのまま切りました。
Pansen(パンゼン)の欧州風・塩もつ煮込み_c0149312_745791.jpg
しばらく炒めたら、
白ワインをタップリ
投入。
沸騰させます。
Pansen(パンゼン)の欧州風・塩もつ煮込み_c0149312_75115.jpg
ここに、牛ブイヨンスープ、ローリエを入れて1時間程煮込みました。
仕上げに塩で味を調えて出来上がり。
パンゼンの欧州風・塩もつ煮込み。
お皿に盛る直前にバターを落として、コクと香りを出しました。
盛ってから、黒胡椒を挽いて、ネギを散らしましたよ。
白ワインをタップリ入れて煮込んだので、1時間程の煮込み時間でも
丁度良い感じに仕上がりました♪
日本の塩もつ煮をイメージしつつ、欧州食材で仕上げてみましたが
なかなか良い感じですねー
スープとしてでも、おつまみとしてでも美味しく食べられると思います。
・・・
本来はここで終わりですが、やっぱりねーーー(笑)
前回も思いましたが、やっぱりモツはモツ。
定番のアレだって作ってみたくなるじゃないですか♪
という訳で、オマケな感じで作りましたよ。
味噌煮込み!
Pansen(パンゼン)の欧州風・塩もつ煮込み_c0149312_75551.jpg
出し汁に、日本酒、ニンジン、パンゼンを入れて煮込み、パンゼンが柔らかくなったら、味噌、少しの醬油を入れて味を調えました。
こんな感じ(笑)
切ったネギを散らして一味唐辛子を振り掛けました。
思いつき状態で作ったので、大根やコンニャクは入っていませんが
なかなかのお味ですよ。
うん。モツはやっぱりモツだ!!!
冬の時期に購入できたら、全部に味噌煮込み決定だな。
まさか、ドイツで味噌煮込みが食べられるなんて・・・♪
8月前半の料理教室の告知を更新しました。
『しの的エッセンinドイツ』 Facebookは
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