昨日は『「事業再生」成功の条件〜経営は「志」と「収益」』をテーマに、
一新塾OBの社会起業家である深田智之氏(会津東山温泉くつろぎ宿社長・
湯瀬温泉せせらぎ宿社長・一新塾理事・OB)にご講義いただきました。
6月9日発表のじゃらんアワード2024で、一新塾OBの深田さんが経営する
「くつろぎ宿新滝」が『売れた宿大賞・東北部門』(51から100室)で、
第1位を受賞。なんと、15年連続の受賞となりました!
深田さんは、いくつもの挑戦で道なき道を切り拓いています。
●くろまる第一の挑戦〜グリーンピア
かつて、都銀系のシンクタンクの研究員として
大規模公共施設のコンサルティングに携わっていました。
あるとき、毎年7000万円の運営赤字を出し続けていた
高知県須崎市のグリーンピア土佐横浪(大規模年金保養基地)と出会います。
そして、株式会社リゾート・コンベンション企画を起業し、日本初の
純粋民間企業として公的施設の経営改善を受託。
2年目で黒字(1,200万円)を達成し、利用者数の3割増、
さらに従業員の業務意欲向上、地域振興を実現。
●くろまる第二の挑戦〜会津東山温泉での三旅館同時再生
会津東山温泉での地域再生ファンドを活用して
破綻寸前の三旅館の同時再生でした。
かつて竹久夢二や与謝野晶子も愛した東山温泉ですが、
入込み客は1992年の約81万人から、2006年は約42万人に半減。
深田さんは、徹底的なコスト削減を図り、3館の特色を色分けし、
わずか1年半で黒字を達成、3年余りで再生を完了させました。
●くろまる第三の挑戦〜東日本大震災
そんな中、襲った東日本大震災。震災直後、行政支援が
本格始動する前に旅館をいち早く無料開放。
ピーク時には1,400名ほど、2011年4月10日までに延べ12954名
の被災者の方の支えとなりました。
2011年4月3日からは大熊町の方々の二次避難場所として
ピーク時は520名の方々にご利用いただきました。
●くろまる第四の挑戦〜湯瀬温泉での事業再生
さらに、2014年7月より、秋田県鹿角市の湯瀬ホテルの
譲渡を受けて事業を再生し、地域の発展に貢献されています。
●くろまる第五の挑戦〜コロナ禍での旅館経営
新型コロナの影響で全国的に旅館の経営環境が厳しい中、
露天風呂づくりや改装作業を旅館の職員が取り組むなど、
職員の雇用とモチベーション維持しながら、
20年度、21年度の営業利益も黒字を維持し、奮闘されました。
昨年2024年は湯瀬ホテル10周年、
今年2025年はくつろぎ宿20周年を迎えます。
事業再生において、経営において、とても大切な視点を共有いただきました。
どれも現場での奮闘から紡ぎだされたお知恵で深く染み入りました。
職員によって、ESだけ、CSだけ、収益だけ、と目的を絞り込んで
仕事に従事してもらうマネジメントも、職員の可能性を引き出すためにも
とても有効な方法だと腹落ちしました。
何を捨て、何を守り、何を改善すべきか、
捨てる勇気の重要さにも、ハッとさせられました。
サラリーマン時代から起業の決断までのプロセスや思いも深く共有いただけて、
起業を目指すサラリーマンの塾生にとっては自分を重ね合わせて
じっくり向き合うかけがえのない時間となりました。
変化の大きな時代、
ハコモノ未活用、商店街衰退、休耕田、
縮小マーケットで業績悪化の企業、
事業を継承する経営者不足、
新しい技術の未導入、
既得権、
マイナスの出来事が少なくないですが、
これらを、ビジネスチャンスと捉えて
挑む姿勢に大きな勇気をいただきました。
今の時代は、チャレンジするフィールドが
たくさんあるチャンスの時代であることに、
ワクワク致しました。
常に、ピンチをチャンスに変えて、
志を貫く人生を前進し続けている深田さんの生き方、
まさに、新しい時代を創造する主体的市民のモデル
であると感動いたしました。
今年の2月「くつろぎ宿・新滝」にお伺いさせていただきましたが、
魅力あふれる最高のくつろぎ空間に疲れが癒されたっぷり充電できました!
https://www.kutsurogijuku.jp/
※(注記)参加された塾生の感想と心に響いたお言葉の一部です。
●くろまる単価を上げて、従業員とお客様の満足度を上げる
●くろまる人を何より大切にする経営
●くろまる志を形にする術。事業にしていく知恵
●くろまる地方、人、自然が、原動力になる
●くろまる志と収益がつながっている人生を送れたら幸せ
●くろまるあと半歩頑張れるかどうかが成功の分かれ目
●くろまる最後の一歩が出るための体力&気力&健康
●くろまる短期的でなく、長期的な利益を優先
●くろまる何かと何かを組み合わせて価値を生む
●くろまるES、CSと生産性の改善で利益につながる
●くろまる人に応える⇒人が喜ぶ⇒自分の喜び
●くろまる賛同者の巻き込みは一人ずつ
●くろまる上手くいかない部分は無理せず、割り切りも大切
●くろまる日本衰退の原因はどう稼ぐかのビジョンの欠落
●くろまる地元の人の声をしっかり聴く
●くろまる地元の資源を最大限活用する
●くろまる事業再生はビジネスチャンス
●くろまる少子化の縮小時代、現状あるインフラを活用
●くろまるやれるところからやる。確立が1%でもあればやる
●くろまる「人の為になる」理念と理念の貫き方
●くろまる「職員の幸せを考える」
●くろまる「目標」「インセンティブ」「ペナルティ」の設定
●くろまるインセンティブのない行政の仕事は民営の方がうまくいく
年金問題、ハコモノ利活用、東日本大震災、コロナ禍。
道なき道を切り拓き、事業を再生させ、地域を再生させてきた、
深田さんの時代の試練の向き合い方から学ばせていただきました。
★誰もが志を生きる一新塾
https://www.isshinjuku.com/
JUGEMテーマ:ビジネス
一新塾卒塾生の日下由紀子さんが代表の市民団体「ライブラリーフレンズ四日市」が主催し、
四日市市の新図書館計画を考えるワークショップが開催されました。
市民と行政が意見交換を行う場です。市民や市職員や商店街関係者など40名が参加。
前半は、長野県小布施町の「まちとしょテラソ(小布施町立図書館)」の実例紹介。
町立図書館建設運営委員会で委員長を務めた木下豊さん(一新塾OB)がお話されました。
後半は、四日市市の森智広市長から新図書館の現状について話された後、テーマごとに5つのグループに分かれ意見を出し合いました。
主催者の日下さんは、
「市民協働で図書館をつくることの大切さを市民の皆さんや行政職員の方にも感じていただけたのでは」
と語られました!
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★誰もが志を生きる一新塾
JUGEMテーマ:地域/ローカル
一新塾では、個別コーチング&コンサルティングを、随時、お受けしています。
私は、毎日、10名位の方のご相談をお受けしていて、私の時間の2/3はご相談に乗っている時間だと思います。
では、どのようなご相談に乗っているのか?
大きく分けて、2つのご相談です。
一つ目は、WHATの『もやもや』。
二つ目は、HOWの『もやもや』。
それは、どんなものなのか、
以下に整理してみたいと思います。
■しかくWHATの『もやもや』
「何かやりたい。しかし、何をすれば?」
「なにか『もやもや』する。でも、どうしていいかわからない。どう相談に乗ってもらえばいいかも、わからない」
何をすべきか、
WHATの『もやもや』と直面する場面があると思います。
このような場面では、一人で考え続けても、同じところをグルグル回り続けて、迷路に入り込んでしまうことがあります。
この迷路から脱出するためには、対話や相談が、大きな効果を上げます。
しかし、『もやもや』の段階で相談する機会は、待っていても訪れません。
奮起して、会社の同僚を飲みに誘っても、『もやもや』の話を切りだせば
「何が言いたいんだ?お前の言ってることは意味が分からない」と一蹴されてしまいます。
つまり、ある程度考えを整理してからでないと、他人に相談には乗ってもらえないのです。
しかし、この「考えの整理」が一人では至難の業。
だから困っているのです。
そんなお困り事がある方は、ぜひ、一新塾へ!
『もやもや』の段階から、ご相談に乗らせていただいています。
どんな状況でも、考えがまとまっていなくても、何を話せばいいかわからなくても、
その『もやもや』をお感じでしたら、いつでもご相談に乗らせていただきます。
対話する中で、必ず、次のステップへの糸口を見出していただけると思います。
■しかくHOWの『もやもや』
「決めた!これを果たすために、これをやろう!」
方向性が定まった。
しかし、具体的に進めるには、何をどうすればいいのか?
どのようにすべきか、
HOWの『もやもや』と直面する場面があると思います。
たとえば、
今の仕事もやりたいことが出来、充実しているが、
週末には、地域で社会貢献もしてみたい。
でも、具体的に、いつ、どこで、何を、誰と、どのように、
アクションすればいいのか?
たとえば、
仕事の合間の時
間に副業で、これまで培ったビジネスのスキルを活用して、
社会の課題解決に貢献できないか?
しかし、いつ、どこで、何を、誰と、どのように、
行動すればいいのか?
たとえば、
社会の制度に変革をもたらすために、
自ら、政策提言し、政治に関わってみたい。
しかし、ビジネスだったらイメージできるが、
政治の世界で、事を起こすには、
いつ、どこで、何を、誰と、どのように、
行動すればいいのか?
このような、たくさんの方々のご相談に
乗らせていただきました。
この30年間で6000名を超える先輩方が、
自分がやりたいことを定めた後、
具体的に、いつ、どこで、何を、誰と、
どのように、行動すればいいのか?
一緒に向き合い、
仮説を立てては、
現場で実験し、仮説を検証し、
仮説を進化させては、また実験。
こうしたサイクルを回すために
伴走させていただきました。
ここで一新塾プログラムの全体を見てみましょう。
一新塾のプログラムには、「守破離」の進化のリズムがあると思います。
「守破離」は、芸道や武道における修行のプロセスを指す言葉です。
1「守」は師の教えを忠実に守ることで、基本を学ぶ段階。
2「破」は自分で考え工夫することで、自立の段階。
3「離」は独自の新しい世界を確立することで、創造の段階。
1ゲスト講義で、社会変革の第一人者の講師の方々の志を生きる人生を
ロールモデルとして学ぶ『守』。
2一新塾メソッドワークショップで、フレームワークを使って、
自分だからこその志を生きる型をつくる『破』。
3自分だからこその志を生きる型で現場でPDCAサイクルを回して、
志に共感・共鳴する人たちのコミュニティを生み出し、
地域や業界に新しい創造を生み出す『離』。
「学び」や「行動」でサイクルを回せば、必ず壁にぶつかるものです。
その都度、壁を乗り越える知恵を絞り出すために、
いつでも、個別コーチング&コンサルティングで対話相手、壁打ち相手に
ならせていただいています。
志を生きるご相談なら、一新塾へ!
JUGEMテーマ:学問・学校
変化の大きい時代、人生の転機に直面される方は少なくないと思います。
ネクストステージはどうするか?
志を生きる道はどこに?
多様な志を生きる講師の生き方を道標に、仲間と悩みながら、根っこを掘り下げながら、新たな道を見つける学校です。
〇今の場に留まるべきか?離れるべきか?
〇今の場に居ながら、新しいことを始めるか?
〇社会を変える方向は、社会起業か、政治の道か?
さらに、その先のアクションプランを具体的に描き、行動していくための技術も身に着けてゆきます。
ご関心ある方は、以下をクリック ↓ ください。
志を生きる道を選択する学校「一新塾」
体験セミナー&説明会(東京・名古屋・大阪・通信)
https://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
JUGEMテーマ:学問・学校
『5月23日は 難病の日』
一新塾OBの重光喬之さん (NPO法人両育わーるど 理事長)が動画を公開されました!『難病者の社会参加』にスポットを当て、2025年版として公表された「難病者の社会参加白書 2025」についての話題を中心にお話されています。
■しかく令和7年度「5月23日は難病の日」記念講演会
★6月開講の一新塾56期体験セミナー&説明会開催中!
「第二の人生」の選択の前に、根っこ力を育む学校です!
https://www.isshinjuku.com/03bosu/b2_sietumei.html
JUGEMテーマ:地域/ローカル
昨日は、最後の一新塾54期東京本科リーダーシップ研修会。
卒塾が近づいてまいりました。
この一年間、0⇒1で生み出したチームプロジェクトの
振り返りの機会となりました。
自分の体験を仲間にシェアしながら、
仲間の体験もシェアしてもらいながらの一年間。
自分だけの経験だけでなく、10人、20人、仲間の経験も蓄積されます。成功も失敗も喜びも葛藤も、お互いに受けとめ合いながら、響き合わせながらの一年間。
※(注記)参加されたリーダーのご感想の一部です。
●くろまる日々の活動の重要さを感じた
●くろまるプロジェクトの歩みを振り返ることができた
●くろまる仲間の歩みを聞いて自分の歩みを掘り下げられた
●くろまる自分が取り組んでいることは間違ってないと思った
●くろまる殻を破ってチームの危機を脱した経験
●くろまる自分が本当にやっていきたいことが明確に
●くろまる誰と組んで何を一歩踏み出すか
●くろまる知らないところで同じようにみんな苦労していた
「入塾前の自分」と「今の自分」のビフォー&アフター。
その成長の裏には、仲間の力が働いていました。
一年経つとくっきりとわかります。
卒塾式は、志を生きるジャンプ台!
思いっきり踏み切ってください。
★「すべての人は志を生きられる」
https://www.isshinjuku.com/about/message.html
JUGEMテーマ:学問・学校