95ページ 第5章 調査?B あはき師養成機関に対する調査 96ページ 1 書面調査 調査概要 1.調査目的 視覚障害あはき師の養成機関に対して、ICT関連の指導の現状とニーズを把握するために実施した。 2.調査対象 視覚障害あはき師の養成を行う機関【※(注記)1】 65団体 【※(注記)1】主に盲学校(視覚特別支援学校)とあはき師養成の専門校を対象とする。なお、盲学校(視覚特別支援学校)については、あはきの養成課程がある学校のみを対象とした。 3.調査方法 ・調査票の配布によるアンケート調査。 ・調査票は161ページの墨字版の他に、希望者にはテキス ト版を配布した。調査対象者は回答しやすい方法を選択し、郵送またはメール送信で回答を提出した。 ・あはきの業務において使用する書類を知らない回答者がい ることを想定し、162ページの療養費支給申請書を参考資料として添付した。 4.調査期間 令和3年1月22日〜2月10日 5.回収率 80.0%(52団体/65団体) 6.回答の傾向 ・全国から平均的に回答が得られた。 7.調査結果の掲載方法 ・設問名と選択肢の一部は改題を行った上で掲載している。 ・一部の調査結果には、「第6章 考察・分析」で用いたクロス集計の結果を掲載する。 97ページ 2 書面調査 結果 1.あはき師養成課程の生徒への指導に関する質問 (1)ICT関連の指導を実施しているか ?@実施している 46団体 88.5% ?A実施していない 6団体 11.5% ?B無回答 0団体 0.0% 全体 52団体 100.0% (2)あはきの業務で必要となる書類をパソコン等で作成する指導を実施しているか ?@実施している 35団体 67.3% ?A実施していない 7団体 32.7% ?B無回答 0団体 0.0% 全体 52団体 100.0% (3)あはきの業務で必要となる書類をパソコン等で作成する指導を実施している科目名はなにか(複数回答)(自由記述を整理)【対象:1−(2) 選択肢?@を選択した回答者 35団体】 ?@情報処理関連 27団体 77.1% ?A臨床実習関連 13団体 37.1% ?Bその他【※(注記)1】 12団体 34.2% ?C無回答 17団体 32.7% 全体 35団 体100.0% 【※(注記)1】社会科学概論、自立活動、医療情報、総合演習 等 (4)あはきの業務で必要となる書類を、パソコン等で作成する指導において、指導している書類の内容はなにか(複数回答)(自由記述を整理)【対象:1−(2) 選択肢?@を選択した回答者 35団体】 ?@カルテ 30団体 88.2% ?A業務関連の書類 7団体 20.6% ?B学内のレポート作成 6団体 17.6% ?C広告等の宣伝材料 4団体 11.8% ?Dその他【※(注記)1】 2団体 5.9% ?E無回答 18団体 34.6% 全体 35団体 100.0% 【※(注記)1】履歴書 等 2.あはき師養成課程の卒業生に関する質問 (1)あはき業の業務において、必要となる書類作成に対応するため、ICT関連の指導や支援等の相談を受けたことはあるか ?@ある 17団体 32.2% ?Aない 35団体 67.3% ?B無回答 0団体 0.0% 全体 52団体 100.0% (2)パソコン等を用いた書類作成に関する相談を受けた場合、入力方法等の指導や支援等を行うことは可能か ?@対応可能 19団体 36.5% ?Aノウハウがあれば対応可能 23団体 44.2% ?B対応は難しい 9団体 17.3% ?C無回答 1団体 1.9% 全体 52団体 100.0% 3.視覚障害の生徒の全体に関する質問 (1)ICT関連の指導や支援等を行う上で、難しい点や課題はあるか(複数回答)(自由記述を整理) ?@生徒のスキルの差 23団体 44.2% ?A時間がない 12団体 23.1% ?B教員の指導力不足 12団体 23.1% ?C設備が揃わない 9団体 17.3% ?D指導方法が未確立 7団体 13.5% ?E書類自体が難しい 5団体 9.6% ?Fその他【※(注記)1】 7団体 13.5% ?G無回答 5団体 9.6% 全体 52団体 100.0% 【※(注記)1】予算不足 等