収穫の秋も終わり、あっという間に冬がやってきました。おいしいもち米にお正月・・・そう、もちつきの季節です!もち米の里名寄市では、市で臼や杵などのもちつき道具の無料貸し出しを行っており、学校行事や町内会など各イベントでもちつきが盛んに行われます。そこで今回は、名寄もち米のおいしいつき方をお教えします。日本一の名寄もち米を存分に味わってくださいね!
1 米を研ぐ・水切り
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もち米を研ぎ、たっぷりの水に6時間程度つけます。その後、ザルに入れてしっかり水を切ります(最低でも30分)。水切りが終わったら、蒸し器に水でぬらした蒸し布を敷き、もち米を入れて蒸し布で包みこみます。
2 蒸す
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蒸し器のお湯がぐらぐら沸いたらもち米をセットし、30分〜40分蒸します。もち米の芯が無くなったら(そのままおこわとして食べられるくらいの硬さ)炊きあがりです。
※(注記)蒸しすぎるとコシのないもちになるので要注意。時々食べてチェックしましょう。
3 臼・杵の準備
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蒸している間に臼の凹部へ熱湯を入れ、杵の先を浸して温めます。温まったら杵を取り出し、臼の中のお湯をカップなどを使って取り除きます。
※(注記)これはもちが冷えて固まらないように、また木肌にもち米がくっつかないようにするために行います。
4 こねる
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蒸しあがったらもち米を臼に素早く入れ、杵を使って米粒同士がくっつくまでこねます。こねないでつき始めると、臼から米が飛び出してしまいます。臼の周りを廻りながら、杵をひねらせ米にグリグリ押しつけるようにこねましょう。
5 つき・返し
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全体がひとまとまりになったら、つき始めます!100回〜200回ほどつきます。
■しかくつき方
1はじめは静かに・・・最初から勢いよくつくと周りに米が飛び散ってしまいます
2なか強く・・・だんだんとリズムよく元気に
3仕上げは優しく・・・滑らかに仕上げる
■しかく返し方
1少しずつ水をいれながらもちを織り込むように返す
230回に1回はひっくり返す
■しかくおいしいもちをつくための3つのポイント
1冷めないうちに速効★もち米が蒸しあがってから完成まで、冷めないうちにすばやく仕上げましょう。目安は15分以内!
2つく前には十分こねる★もちつきは「こね8割、つき2割」といわれるほど「こね」はとても大事な作業!十分ねばりが出て米と米がくっつくまで頑張りましょう。
3意外と大事、水の量★手水が少ないと、杵にもちがくっつきリズム良きくつけませんが、反対に多すぎると柔らかすぎてコシのないもちになってしまいます。調整しながら水分を足しましょう。
以上、なよろもち米のおいしいつき方でした!なお、冒頭でお話したとおり、名寄市ではもちつき道具の無料貸し出しを行っています。希望される方や興味のある方は担当までお問い合わせください。【名寄市役所経済部農務課TEL(01655)3-2511 内線2312】