視障協だより 第277号令和5年8月発行 社会福祉法人長野県視覚障害者福祉協会 事務局〒390.0802長野県松本市旭2.11.39電話0263325632FAX0263.32.7854 理事長より ....................................1 事務局より ....................................3 音訳事業部より ....................................5 事業推進委員会だより事業推進委員会より ....................................7令和4年度決議事項処理報告 ..............................9情報機器研究部より .................................... 13女性部より .................................... 14 理事長より 理事長青木勝久 会員の皆様、夏バテしておられませんか?梅雨なのに国内でも大雨が 降ったり、夏日や真夏日があったりと慌ただしい陽気が続き、目が回る ようです。さて、6月20日に行われた定時評議員会で理事6名、監事2名が投票によ り選任され、その後の理事会において私が理事長再任となりました。も う一期、会員の皆様にはお付き合いいただき、ご指導ご鞭撻のほどお願 いいたします。 北信越グランドソフトボール大会のご報告5月27日・28日の両日、安曇野市の豊科県民グラウンドにおいて第50回北信越グランドソフトボール大会が開催されました。第1回から出場している私としては意義深い大会となりました。北信越ブロックでは、どの県も選手不足になっており、正式参加チームは長野県と新潟県だけでした。28日には、石川県と富山県が合同チームを組んで参加され、結果は、優勝が長野県チーム、準優勝が新潟県チームということになりました。続いて、「北信越・東海ブロック代表決定戦」を6月18日に安曇野市の小倉グラウンドで開催しました。東海ブロックの優勝チームである三重県チームとの激戦の結果、三重県チームが勝敗を上げ、鹿児島県で開催される第23回特別全国障害者スポーツ大会には、三重県チームが北信越・東海ブロック代表として参加することとなりました。選手の皆さん、ご協力いただいた審判員はじめボランティアの皆さん、暑い中、本当にありがとうございました。 定時評議員会、第2回理事会が開かれました去る、6月20日13時30分より、センターにおきましてオンラインと会場参加のハイブリッド方式により定時評議員会が開かれました。令和4年度の事業報告、決算報告、監査報告などが承認されました。また、今年は役員改選年でしたので、投票により役員等の選任が行われ、理 事・監事は全員留任ということになりました。 また、令和5年6月の定時評議員会終結時に任期満了となる評議員三名の選任を5月14日に、評議員選任解任委員会で行いました。私の報告の後に理事、監事、評議員の皆様のお名前を書かせていただきます。 令和4年度も法人は赤字となりました。責任者として深く反省するとともに、本年度は1円でもよいから黒字になるよう努力して参りたいと思います。皆様のご協力をお願い申し上げます。 理事長:青木勝久あおきかつひさ業務執行理事:小山治秀こやまはるひで理事:藤森吉明ふじもりよしあき、住吉冬子すみよしふゆこ、小笠原信隆おがさわらしんりゅう、月岡信つきおかまこと評議員:上條祐史かみじょうゆうじ、池田純いけだじゅん、田村利昭たむらとしあき監事:中東一浩なかひがしかずひろ、本間吉治ほんまよしはる 第74回長野県視覚障害者福祉大会が開かれました6月25日、長野市障害者福祉センターにおきまして、約30名の皆様方が参集し、13時30分から16時10分まで開催されました。全体的には、前野さんの進行によりスムースに、ほぼ時間通りに終了することができました。表彰では、上田支部の南雲さんが「三療業以外の職業15年以上の会員表彰」で表彰されました。おめでとうございます。議事では、議長に長野支部の武藤さんを選任し、決議(案)は上田支部の竹鼻さんに、宣言(案)は下高井支部の田村さんに朗読していただき、これら全てが承認され、議事は終了いたしました。その後、県から危機管理防災課防災指導員の太田様をお招きし、災害についてのお話を1時間ほど拝聴いたしました。その後は、「全体会議」を開いて皆さんのご意見をお聞かせいただきました。暑い中、ご参加いただきました皆さん、ありがとうございました。来年は、更に大勢の方にご参加頂きたいと思いますので、宜しくお願いします。 北信越ブロック大会参加にご協力ください11月25日(土)・26日(日)の1泊2日で、北信越ブロック大会が富山市で開かれます。富山県には何度も行ったことがあるという方も多いと は思いますが、再来年に控える長野県大会に他県からのお客様を大勢 お迎えしたいと考えています。その為、この富山大会には、大勢の方に参加していただきたいと思います。詳しいことは、この後の事務局からのお知らせに掲載していますので、お読みいただいて、是非お申し込み下さい。 この後の私の活動は8月11日、米島よねしまブロック長の旭日双光章授賞祝賀会にガイドヘルパーと参加する予定です。8月29日・30日は「北信越ブロック会長連絡会議」に新潟市へ事務局と二人で参加する予定です。この「視障協だより」が皆さんのお手元へ届くころは、梅雨も明けて暑さは一層厳しくなると思います。水分補給や休憩を取りながら頑張ってこの夏を乗り切りましょう。 事務局より 【8月の休館日について】県視覚障害者福祉センターは、8月11日(金・祝)から8月20日(日)まで夏期休館と定休日の為、連休となりますのでよろしくお願い致します。 【北信越ブロック大会参加者募集について】来る11月25日(土).26日(日)に北信越ブロック大会が、富山市で開催されます。新型コロナウイルス感染症も5類になり、自粛規制も無くなりましたので、久しぶりに皆で出掛けてみませんか?参加者が20名以上で貸し切りバスで出掛ける予定です。貸し切りバスで出掛ける場合の料金と日程は以下のとおりですので、ご参照ください。 開催日:11月25日(土).11月26日(日)1泊2日 会場:呉羽ハイツ(富山県富山市吉作よしづくり4103-1 TEL:076-436-0191)参加費:お一人様28,000円.32,000円(26日の昼食代込み)《参考目安額》参加者20名の場合32,000円(小型バス)、24名の場合30,000円(大型バス)、30名の場合28,000円←30名だとお得です!募集人数:先着30名様まで(バスの予約の都合がありますので、お早めにお申し込み下さい)旅程:25日松本駅アルプス口発 7:30 .長野駅東口発 9:00 .妙高SAにて15分休憩10:10発 .有明海SAにて昼食(自由食45分間)12:15発 .呉羽ハイツ着 13:0026日大会会場発 11:45 .新湊きっときと市場いちばにて昼食とお買い物13:40発 .有明海SAにて15分休憩14:50発 .妙高SAにて15分休憩16:15発 .長野駅東口着 17:35 .松本駅アルプス口着 18:50 ※(注記)ご参加下さる方へお願い:必ずガイドヘルパーさんや、一緒に動いていただける方同伴でご参加下さい。ご理解ご協力の程、お願い致します。 申込締切:9月22日(金)申込先:社会福祉法人長野県視覚障害者福祉協会事務局 (?エ:0263-32-5632)お申し込みいただいた方には、後日詳細と参加費振込用紙をお送り致します。 音訳事業部より 1.ごあいさつ 蝉の声が賑やかになりました。今年の夏も暑いようですが、音訳ボランティアの方々はいくら暑くても扇風機もクーラーも音訳する時には使いません。モーター音などの機械音が入るからだそうです。「蝉の声などの生活音が入らないように夜中に音訳します」という方もいらっしゃいます。ボランティアさんが心をこめて作られた録音図書をどうぞゆっくりお聞きになってください。お聞きになられたご感想などもお待ちしています。 2.今月のおすすめ新作録音図書 1夜明け前第一部(上)島崎藤村しまざきとうそん著木曽きそ街道馬籠宿かいどうまごめじゅく、本陣の息子・青山半蔵あおやまはんぞうは、幕末の不穏な空気をうれいながら父の後をついで当主となった。2あんの信じるものお勝手のあん六柴田しばたよしき著品川宿しながわじゅくの平旅籠ひらはたご・紅屋くれないやのお勝手女中かってじょちゅうの「やす」は料理人として新たな一歩を進める。しかし、紅屋に何者かの嫌がらせがおきる。3いよよ華やぐ上巻瀬戸内せとうち寂聴じゃくちょう著命がけの愛をつらぬき、歳としを重ねてきた3人の女性達の今なお華やぐ人間模様を描いた作品。4子育て侍酔よいどれ小籐次ことうじ.決定版佐伯泰英さえきやすひで著子連れの刺客しかく須藤平八郎すどうへいはちろうを討ちはたし、約定やくじょうによりその赤子駿太郎しゅんたろうを引きとった小藤次は長屋の隣人や久慈屋くじやらに助けられ子育てに励むのだった。5騒乱前夜そうらんぜんや酔いどれ小籐次.決定版佐伯泰英さえきやすひで著小藤次は自ら考案した久慈くじ行灯あんどん「ほの明かり久慈行灯」の製作指南のために水戸に行くことになった。船に乗り込むと間宮林蔵の姿が。林蔵は幕府密偵みっていとのうわさもあるという。6尚なお、赫々かくかくたれ立花宗茂残照たちばなむねしげざんしょう羽鳥好之はとりよしゆき著家康を尊崇すうはいする家光いえみつが、"関ヶ原の家康の差配さはい"を西軍せいぐんで戦いな がら、その後家康の信頼を得て家光の話し相手となった立花宗茂に 語らせるもの。7蒲生邸がもうてい事件じけん宮部みやべみゆき著平成のはじめの2月26日、予備校受験で上京した孝史たかしは泊まったホテルで火災にあった。間一髪で、時間旅行の能力を持つ男に助けら にーにーろく れたが、気がついた所は、今まさに二二六事件が起きようとしていた時代だった。 ようじょう しゅんかしゅうとう 8 合成音 つぶやき養生 春夏秋冬 12ヶ月の「体にいいこと」 さくらいだいすけ 櫻井大典著 体のだるさ、花粉症や低気圧対策、辛い出来事や落ち込みまで、中医学ちゅういがくと漢方の知恵で「なんとなく不調」を改善できる1ページ完結の健康本です。録音図書貸出をご希望される方は、音訳事業部(Tel:026-217-3201)までご連絡ください。 事業推進委員会より 委員長藤森吉明 支部長会開催報告6月4日(日)午前10時30分より支部長会を開催しました。7名の支部長が出席し、まず始めに、各支部より提出いただいた要望事項を基に、第74回長野県視覚障害者福祉大会の決議文の原案を作成しました。次に、昨年のセンターで行った福祉大会が時間も短く、寂しい大会だったので、同じ状況になる事を回避する為、急遽、県による出前講座を福祉大会と全体会の間に入れる事が決りました。次に、各行事の参加者がコロナ以降、激減しているため、このまま行くと従来の来賓を招いての福祉大会は開催出来ない等、大会自体の形態を変える必要が出てくる為、各支部に持ち帰って色々な案を纏め、11月19日13時30分からの臨時支部長会に持ち寄る事になりました。最後に、理事長より各支部で会員の減少を食い止めるための努力をして欲しいと希望がありました。これについても各支部内で検討する事になりました。同日13時30分からは、事業推進委員会を行い、支部長会で作成した決議文の原案を更に絞り込み、文章修正を行いました。 日本銀行松本支店で新紙幣閲覧会を開催しました7月13日(木)午後1時30分より、日本銀行松本支店に来年7月に発行される「新紙幣」閲覧に伺いました。予定していた参加者の内、JRの大 雨規制により急遽参加出来なくなってしまった方もおられましたが、 付添、事務局含め9名で参加し、日本銀行についてのDVD鑑賞や、偽造防止技術についての説明を受けたり、現在の紙幣と新紙幣サンプルとを比べたり、1億円分の札束を纏めた物や、1円玉5,000個分を保管する為の布袋や、金塊の見本等を見せてもらい、重さ体験をさせていただきました。 新紙幣については、事務局によると、世界初と言われている3Dホログラムは、本当にカラフルだという感想でした。触った方の感想は伺っていませんので、参加された方に機会があったら聞いてみたいと思います。 レクリエーション会参加者募集について日頃の運動不足解消の為、レクリエーション会を下記日程で行います。会場の都合で定員に限りがありますので、ご参加希望の方は、お早めに事務局宛にお申し込み下さい。 1.日時:9月3日(日)受付10:00.10:30催事10:30.11:50 2.場所:県視覚障害者福祉センター 松本市旭2-11-39 TEL:0263-32-5632 3.内容:卓球バレー 4.定員:12名 5.持ち物:上履き、汗拭きタオル(必要な方のみ) 6.申込締切:8月25日(金) 7.申込先:長野県視覚障害者福祉協会事務局 (TEL 0263-32-5632) 令和4年度決議事項処理報告 1.医療機関において医療スタッフによる書類の代筆・代読を促進するよう要望する。 【回答】平成27年度以降国において、障がい者の方への合理的な配慮の考え方や例を示したガイドラインや事例集が発出されています。その中では、医療機関のスタッフによる代読や代筆を行うことも好事例として取り上げられており、県としても、本ガイドラインや事例集について医療機関あて通知したところです。法の趣旨を踏まえ、今後も機会をとらえて、医療機関に対し、上記事例集やガイドラインについて周知啓発を行ってまいります。(医療政策課) 要望1関連:医療機関における代筆・代読を含む合理的配慮の促進について 【回答】平成30年度担当課において、国から発出された「医療機関における障害者への合理的配慮事例集」や「障害者差別解消法医療関係事業者向けガイドライン」を医療機関あて通知したところですが、本年10月1日の「障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例」の全部施行に合わせ、再度通知し、周知啓発を行います。 2.視覚から得る情報取得の困難な視覚障害者にとって、周囲からの声がけは命綱となる為、ながのけん広報誌等で、更なる啓発活動を続けて頂きたい。 【回答】令和4年4月1日に一部施行された「障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例」では、県民に「多様な機会を通じて、障がい等に対する理解を深めるよう努めるものとする。」としているところです。障がいに対する理解不足等により、障がいのある方が暮らしにくさを感じている現実があり、広報等を通じて県民の障がいに対する理解を深めることは重要と考えております。これまでも各種の広報媒体で共生社会に関するテーマを取り上 げてきましたが、ご要望いただいた障がい者への配慮の方法を含 め、今後も時機を捉え、県民へのわかりやすい広報、啓発に努め、共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。(障がい者支援課、広報県民課) 要望2関連:県のホームページの利用しづらさについて 【回答】ご意見につきまして、担当課に申し伝えました。具体的な改良方法につきましては、今後検討してまいります。 3.災害時において、情報取得困難な視覚障害者に対し、情報提供の方法について配慮を行って頂きたい。 【回答】災害時に視覚障がい者等の要配慮者に対し、多様な手段の活用による情報伝達を行うことについて、県が主催する防災関係の会議等の機会に、市町村と改めて情報共有してまいります。また、地域の実情に応じた情報提供について、関係者から意見をお聴きし、県・市町村・関係者と継続的に情報提供の手段、体制等を確認・検討する等、視覚障がい者の避難の確保について、連携して対応してまいります。なお、令和3年度に県が作成した「信州防災手帳」(平時及び災害時の住民の防災対応をまとめたもの。県ホームページに電子データを掲載中。)について、令和4年度に同手帳の印刷冊子を市町村を通じて要配慮者等に配布することを予定しており、音声読み上げ機能に対応する予定です。(危機管理防災課) 4.福祉避難所内での視覚障害者への情報提供について配慮を行って頂きたい。 【回答】県では平成27年に「要配慮者防災・避難マニュアル策定指針」を作成し、視覚障がいの方をはじめ、要配慮者の方の避難支援や有事の際の情報伝達の方法等、市町村へガイドラインとして提供させていただいているところです。市町村による適切な情報提供の配慮が進むよう周知に努めてまいります。(健康福祉政策課、障がい者支援課) 要望4関連:?@災害発生時、福祉避難所に直接向かうことが可能か。また、一次避難所を経て福祉避難所に移る場合には、どのような移送方法となるか。?A災害時の行動について、障がいのある方の立場に立った視 点をマニュアルに加えてもらいたい。 【回答】?@令和3年度国において「福祉避難所の確保・運営ガイドライン」が改定され、福祉避難所の指定促進とともに、事前に受入対象者を調整し体制整備を図り、公示することで、福祉避難所への直接の避難を促進することとされました。実際の直接避難の可否につきましては、避難所の指定、受入対象者の特定及び公示の進捗状況等により、市町村によって異なります。また、一次避難所から福祉避難所への移送方法につきましても市町村によって対応が異なります。なお、一例として、長野市においては、現状では一次避難所に避難していただいた上で、その後、市が手配する車両による移送を想定しているとのことで、現在行っている「個別避難計画」の作成プロセスを通して、ニーズ把握を行い、直接避難や具体的な避難先、対象者等を検討していくとのことです。県では、要配慮者への支援が強化されるよう、個別避難計画の作成等について、引き続き機を捉えて市町村へ周知してまいります。?Aご意見につきまして、担当課に申し伝えました。今後の参考とさせていただきます。 5.コンビニやスーパーなどでキャッシュレス決済やセルフレジが増えている中、視覚障害者にとって扱いが困難な為、有人レジを1台は設置して頂く、または、店側で対応していただける人員を配置するよう合理的配慮の強化推進を要望する。 【回答】「障がいのある人もない人も共に生きる長野県づくり条例」は、本年10月1日に全部施行され、国に先駆けて民間事業者にも「合理的配慮の提供」が義務付けられるところです。この条例では、事業者は、事業を実施するに当たり、障がいのある人からの申出によって、事業者にとって負担が過重でないときは必要かつ合理的な配慮を行わなければならないと定めています。県では、条例の理念、事業者の役割、合理的配慮の提供等について、わかりやすい広報、啓発に努め、障がいの有無にかかわらず共に支え合う社会の実現に向けて取り組んでまいります。(障 がい者支援課) 6.読書バリアフリー法における読書困難者に対してのサポート体制が現状では不十分な為、ITサポーターを各市町村に配置するよう要望する。 【回答】県では、ITに関する総合的なサービス拠点として「障がい者ITサポートセンター」を松本市に設置し、情報バリアフリー化の推進やIT利用による就労を含めた社会参加の促進を図るための支援を行っているところです。視覚障がいがあり読書困難な方へのサポート体制につきましては、どのようなことにお困りなのか貴団体のご意見も伺いながら、次期障がい者プランへ反映することも視野に研究してまいりたいと考えております。(障がい者支援課) 7.県内企業や介護施設に対してのヘルスキーパー制度導入の促進を要望する。 【回答】県では、9月の「障害者雇用支援月間」にあわせ、来る15日の木曜日、障がい者雇用フォーラムを長野市芸術館にて開催します。事業主だけでなく、広く県民の皆さんに、障がい者雇用の機運の醸成や、障がい者の職業的自立の支援など、関係機関と協力して、さまざまな啓発活動を展開しています。各支援制度等の周知をはじめとして、引き続き、誰もがその能力を発揮しながら活き活きと働くことのできる魅力ある職場環境づくりを推進するとともに、障がいのある方がひとりでも多く雇用につながるように、雇用機会の拡大の推進により一層、努めてまいります。(労働雇用課) 8.ガイドヘルパーの人員不足が深刻化している地域があり、地域間格差が生じている為、改めてガイドヘルパーの必要性と重要性を県民の皆様に理解して頂く為の啓発活動の一層の強化を希望し、視覚障害者が居住している全ての市町村にガイド事業所を最低1件は確保できるよう要望する。 【回答】ガイドヘルパーの利用につきましては、ご指摘のとおり、市町村や圏域単位で差がみられることは承知しております。また、障がいのある方ができる限り身近な地域でサービス利用が可能となるよう、地域の実情を踏まえて市町村障害福祉計画に反映されることは重要であると認識しています。同行援護サービスの提供体制の充実について、障害福祉計画の進捗確認の機会をとらえて、市町村と認識共有を図ってまいります。 県では、国が実施する研修の受講者に対する受講料等の補助を 通じて、同行援護研修の指導者を養成しています。また、複数の研修機関が同行援護従業者養成研修を実施し、ガ イドヘルパーの養成を図っています。 県としましては、事業所に対する集団指導の機会等を活用して、 同行援護の必要性と重要性について情報提供することにより、新 規参入や事業規模の拡大を促すなど、ガイドヘルパーの人員不足 を解消し、地域間格差が解消されるよう、引き続き取り組んでま いります。 併せて、県民への啓発活動につきまして、貴団体のご意見も伺 いながら、効果的な方法(「信州あいサポート運動」や出前講座 を活用した周知等)を検討して参ります。(障がい者支援課) 情報機器研究部より 部長前野弘美 情報機器研究部より情報機器講習会のお知らせです。日頃は情報部へのご協力、ありがとうございます。本年度は「見えない人の読書環境について知る」を開催致します。 記 日時:令和5年8月20日(日)10:30.13:00 会場:県視覚障害者福祉センター(松本市旭2-11-39 Tel:0263-32-5632) 主催:長野県視覚障害者福祉協会情報機器研究部講師・協力:県立長野図書館 日程受付10:00.10:30挨拶10:30.10:40講議10:40.11:40体験11:40.12:10質疑12:10.12:30閉会12:40 内容:視覚に障害のある人が、読書をする環境が改善され、多くの人が読書を楽しめる環境が少しずつ整えられて来ています。新しい読書の環境や技術などを知り、皆さんが更に書籍などを楽しむ機会が増えるように、話を聞いたり体験を交えて見聞を深めたいと思います。是非のご参加をお願い致します。 締切:令和5年8月15日(火)申込:事務局(Tel:0263-32-5632)、前野(携帯電話 080-1043-7315)夏期休業中(8/11.8/20)は前野弘美までお願いします。 女性部より 部長住吉冬子 皆様こんにちは。暑い毎日が続いていますが、体調を崩されたりなどしていませんか? さて、いよいよ神奈川県藤沢市で行われる、第69回全国視覚障害女性研修大会が近づいてまいりました。8月30日(水)・31日(木)の2日間の開催予定です。長野県からは、会員とガイドヘルパーを会わせて、合計9名が参加予定です。コロナ禍の影響もあり、現地に皆が集っての大会は、実に4年ぶりということになります。当日は、講演会やレポート発表もあります。様々な知識を深める意味でも、有意義な大会になればと思っています。具体的な報告は、次号でお伝えいたします。 さて、今回は誌面に少しゆとりがありますので、私が購読している点字毎日新聞に連載中のヨガに関する記事で、「なるほど」と印象に残った内容がありましたので、ご紹介いたします。なお、これはあくまでも「ヨガ」の観点から考えられている捉え方であることをご承知おきください。 人がより良く暮らすために日々心がけたい事として、次の二つがあります。 一つ目は、自分の身の回りや体を清潔に保つことは、それがそのまま心や考え方をきれいに保つことに繋がるというものです。例えば、お風呂で体の汚れを落としたり、清潔な衣服を身に付けることは、体を衛生的に保つと共に、心も清々しくなります。また、自分が食べたいと思う新鮮な食材を清潔な調理台の上で料理し、いただくことで、心も幸せを感じます。このように、ヨガでは体と心は繋がっていると考えられています。 二つ目は、今の自分自身を満足して受け止めていくということです。私たちは、誰もが悩みや苦しみを抱えています。もちろん、それを自分の努力で変えようとすることは大切です。しかし、ある一定の所まできたら、その時のありのままの自分を前向きに受け取りましょう。今ある状況や自分の状態に対して、「これで良し」と満足し、感謝して受け入れる。自分と他人を比べず、自分の心の動きを丁寧に見ることが大切です。 内容は以上です。 「そんなこと言ったって、なかなか実践できない」と思われる方もいるかもしれませんが、少なくとも私は素直に実践したい、いや、するように心がけています。皆様があまりストレスを感じず、楽しい日々を過ごせるよう願っています。