2025年11月28日金曜日
日本のアニメっていいよね!スカーレットも観てみてください。
こんにちは。
雪、降りましたね。
インフルエンザやらクマやら、てんやわんやの冬です。
こんなにインフルエンザが大流行するなら、私が小学生だったころのように学校でみんなで集団接種すればいいのにね!
集団接種!毎年やってましたよ!知らない!?
ズラッと並んで順番待って、「そろそろうちの学級の順番くるよ(゚Д゚;)!」みたいなね。
注射が嫌なので、わざとゲホゲホ咳してみたりね、みんなで体温計にフーフーと息をかけて熱があるように見せかけたりしてね(当然、当時は電子体温計なんて無かったので水銀のやつ)。
まあ、たいていすぐバレるんですけどね。
ツワモノの女の先生がいてね、「はい、私の目の前でもう一回測って!」とか言われてさ。
奇跡的にバレなくても家に帰って母に怒られて、別の日に首根っこ掴まれて結局病院に連れて行かれるんですけどね。「もう!学校で受けて来てよね!めんどくさい!!」とかブツブツ言われながらね。
・・・・これも、歳がバレるエピソードでしたね。忘れて下さい。
クマはクマで、毎日スマホに熊出没情報が続々入ってきて、ちょっとみんな慣れてきてるのがすごいですよね。
本町通り!肴町!?
山とか森とかじゃなくて県庁所在地の繁華街に当たり前に出てくるんだ!?
しかもクマって、みんなが冬眠するわけではないと聞いて衝撃を受けました。
え・・・・どうすんの?うちのすぐ裏の山にも出てますけど?
もう、芸能人に遭うよりクマに遭う確率の方が高いですね。
出勤すら命がけですね。
みなさま、くれぐれもクマにはお気をつけて。
さて前回、「ニュー·シネマ·パラダイス」についてディスったみたいな文章になってましたけど。
またしても超クールな友人から超冷静なコメントが。
「なんかさんざんな言いようだったけど、大丈夫?来月、午前十時で『ニュー·シネマ·パラダイス』やるよね?」
・・・・・・・・(忘れてた)・・・・・( ゚Д゚)!!!!
そのことすっかり忘れてました。。。
いや、前回の文面でも私、ちゃんと言ってますよね !? 大好きな映画だって!!
ただ、ディレクターズカットとか、完全版とかそのてのやつがいらん!てことが言いたかった
だけで!
観るなら最初に公開された時のやつが結局みんないいじゃん、ってことが言いたかっただけで
!!
・・・・今回も必死に言い訳してますけど、安心してください。
12月5日から午前十時の映画祭で上映するのは、誰にすすめても問題ない、あたたかくて優
しくてせつなくて美しい名作
「ニュー・シネマ・パラダイス」です。(2時間版。これ、大事。)
© 1989 CristaldiFilm
かわいすぎるトト少年と、優しすぎる映写技師アルフレードのせつなくてあたたかいエピソー
ドを、シチリア島の美しすぎる景色のなかで、心に沁みわたる音楽とともにあじわう珠玉の名
作。
あのメロディの最初の1小節が聴こえてきただけで泣けるよね!?
小さな町の古い映画館、てだけでも泣けるけど。
ピカデリーさんも営業を終えてしまった今、観るとまたさらに胸がしめつけられるんだろうな。。。
完全版じゃなくてよかった ・・・(´ー`)! (まだ言ってる)
そういえばみなさま、ピカデリーさんで使ってた劇場の椅子がルミエールさんに移されてましたよ!
私よりたくさん映画を観てるみなさんならもうご存じか。
良きですよね !!
ルミエールさんの座席は、こう、前の席とのスペースが狭くて、腰とか膝(膝。)とかちょっと最近キツかったので・・・・(若いころは全然へっちゃらだったんですけどね)。
だいぶ観やすくなってました!快適!
しかも、ピカデリーさんのだったってところがまた良き!
劇場はなくなってしまったけど、椅子は大事につながっている。
浪漫ですねえ!工モいですねえ !!
「ニュー・シネマ・パラダイス」もびっくりの工モさです !!(!?)
そして2時間越えの映画でもだいぶ膝が(膝。)ラク!助かります!
ぜひ行ってみてください。3時間の映画でもどんとこい !!
そして、寒いしクマ出るしで休みの日もズルズルとコタツに寝転がってスマホをいじってしま
っている私ですが、映画、がんばって観に行ってます。
先日、「トリツカレ男」を観たんですけどね。
これが、めっちゃくちゃ良くて!
めっちゃくちゃ良くて!!
とにかくめっちゃくちゃ良くて!!!
なんていうかなあ、ストーリーももちろんめっちゃくちゃ良かったんですけど、絵も、世界観
も、表現も、音楽も、声も、ぜんぶが、懐かしくて美しくて最高だったんですよ!
昔、夢中で見てたカルピス劇場みたいな感じ!(通じます?「母をたずねて三千里」とか「あ
らいぐまラスカル」とか「赤毛のアン」とか「ふしぎな島のフローネ」とかの、外国のお話が
原作の上質なアニメをやってた枠。って、これまた歳がバレるよねー。)
大好きだったんですよね、あの系列!
ワクワクドキドキしながら、外国の文化を自然と知ることができたんですよね。
キラキラしてて、知らないことばかりで、楽しかったなー。
あのころを思い出しながら観たんですけどね、「トリツカレ男」。
それが今回、純粋な日本のアニメ(しかもシンエイ動画作品!)で!
監督も、長年シンエイ動画で「クレヨンしんちゃん」の監督を務めてきた高橋渉。
最高じゃないですか!
原作ももちろん素敵なんですけどね、絵が全部手描きだからなのかな、懐かしくて、すごく丁寧で、あたたかみがあって、優しくて、でもシビアな部分もあって、そんなところがカルピス劇場みたいで、でもやっぱりハッピーで素敵な映画でした。
・・・・フォーラムさんだったけど。
・・・・そしてもう終わったけど。
アニメはあんまり観ないので・・・とか言ってる方にこそ観てもらいたいアニメ作品だったんですけどね。
私のなかではアニメといわず、今年観た映画全般のなかでもトップクラスでした。
とにかくめっちゃ良かった。
早く書いてすすめればよかったですね。。。ほんと、ものぐさでスミマセン。。。
ついついコタツで寝転がっちゃってゴメンナサイ。。。
何かの機会にぜひ、観てみてください !! (熱く語ったわりにすすめかたが雑。)
そして今回のメインは、ほんとは公開前に書かなきゃいけなかったこれ。
「果てしなきスカーレット」
(C)2025 スタジオ地図
いや、もうね、あの一、世間の声はね、えっとー・・・・わりと、なんていうか、厳しいというか、いろいろちょっとあれなんですけど。
でも私。全然、嫌いじゃなかったですよ !?
これ、別に、宣伝しなきゃいけないから言ってるってわけではなくて。
私はいろんな声を聞きたくないので初日に観たんです。
そして素直に。
・・・・・え、面白かったけど ??
「今年最高!」「大好き!」「いままで観たアニメのうち一番好きかも !! 」という感想は
『トリツカレ男』に軍配ですが。
『トリツカレ男』から日を置かずに観てしまったので仕方ない。
だって、とにかく『トリツカレ男』が良かったんだもん!!
けど、「果てしなきスカーレット」、相変わらず絵がすごい!!
とにかく圧倒されます。
これまでの細田守作品は徹底して日本を舞台に作られてきたのですが、
今回の舞台は16世紀デンマーク。
思いっきり中世ヨーロッパの風景、お城、コスチューム。
そこで繰り広げられる、細田守ワールド。
これはほんとにすごかった。
お城の中のインテリアから、戦闘シーンでの外の風景から、さらに現代日本の渋谷でのダンス
シーンなど、細か~いところまで徹底的に作り込まれた、繊細でゴージャスで美しすぎる映像
は、スクリーンで観ないと意味が無い!!
酷評する人の言い分もわからなくはないんですけどね。
暗い!とか、重い!とか、突然どこかに飛ばされてついていけない!とか。
うん、確かにね。わかるわかる。
けどさ、「細田守作品て、基本的に常に暗さと重さをまとっているし、しかもだいたい途中でどこかに飛ばされるよね !? 」
という意味では、暗さも重さもどこかに飛ばされがちなストーリーも今回だけ特別というわけ
でもないし。
まあ確実に、今までで一番の暗さと重さではありますけどね。
それは間違いない。
そりゃそうだ、シェイクスピアの「ハムレット」を土台にした作品ですからね。
「ハムレット」といえば、「復讐ものといったら?」といえば一番にタイトルがあがるくらいにごっつい復讐もの。
明るく爽やかなはずが無いわけで。
登場人物も、設定も、完全に「ハムレット」をトレースした作品。
ただ、「ハムレット」を題材としてはいますが脚本は細田守オリジナルなので、
細田守節全開。・・・・暗いけど。
(C)2025 スタジオ地図
そして日本を代表する天才子役だった『日本人の孫』である芦田愛菜先生に、最初から最後ま
で「復讐がぁぁぁぁ!!」とか「殺してやるううう !! 」とか「絶っっっ対に許さない!! 」とか言わせちゃって、
そのうえちょいちょい「ウァア"ア"ア"ア"ア"ア" !!!」とか「ギャアアアアア !! 」とか「ウォオ"オ"オ"オ" !!」とか叫ばせちゃって。
マルマルモリモリだったのにね!
あの賢くてかわいらしい芦田愛菜先生にそんな濁点だらけの叫び声なんて出させないでくれよ~、とは思いました。
もう治安が悪すぎるというか、ほんとの「ハムレット」レベルで暗くて重いというか。
いや、世の中には暗いの重いの大好き!な層も確実にいますからね。
エヴァとかもそうですけど、暗くて重いアニメがいいんだよねえ!っていう友達、いたなあ。
暗ければ暗いほうが!とか、重ければ重いほうが!なんていう人も、一定数いますからね。
すごい最新技術を使った東宝の大型アニメ作品が、終始暗くて重いってこれまた斬新ですよね。トガってる!!
しかも登場人物がおじさんだらけ。
渋い!渋すぎる!
激シブなイケオジだらけ、しかも実際に「ハムレット」をお芝居で演じたことのあるようなガチの役者が勢ぞろい(役所広司、市村正親、吉田鋼太郎、松重豊・・・)で震えますけどね!
ほかにも、芦田愛菜ががっつり歌ってるエンディングとか(あの方は演技だけでなく歌も上手いんですね。。。)、「え …· そっち !?」な結末とか、ちょっとしか出番がないのにすぐに誰の声かわかるほどの豪華なキャスト(津田健次郎、宮野真守、白石加代子)とか、いろいろみどころはあるんですが、なんにせよまずは観てから話しましょう、と言いたい!!
このブログでも何度も言ってますけど、私は評判があまり良くないものでも観るし(むしろ観たくなる)、観てからあれこれ話したいタイプ。
観てなければ酷評もできないじゃないですか!
そして観ればだいたいは楽しめるし、そのあと話せるし、なんなら面白くなくてもネタになる
からオイシイ!という人です。
なのでなんでも観るし、だいたいなんでも楽しめます。
今回も、じゅうぶんに面白かったし、映像は圧倒的に綺麗!
しかも壮大なスケールで描かれる、みごたえたっぷりの時代劇。
絶対に家のテレビじゃ魅力半減のやつ。
観るんだったら絶対に映画館。
なので、しのごの言わずにまずは観てから話しましょう!
ただーつだけ私が言いたいのは。
王女スカーレットのバディとなる日本人の看護師・聖。
(C)2025 スタジオ地図
中世ヨーロッパの王女スカーレットに対して、現代の日本人男性なのでアジア人代表みたいな
ビジュアルにせざるを得なかったのであろうことはわかるんですけど。
・・・・・もう少しイケメンにできなかったかな!?
イケメン専攻イケメン評論家の私にひとこと言わせてもらえるのなら、
声が岡田将生ならボウズ頭じゃなくてよくない!?てか、アニメなんだからもうちょっとイケメンにできたでしょうよぉぉぉぉ!!!!!!
・・・・以上です。
私からの不満はこれだけ。
ちょうど今、ドラマ「ちょっとだけエスパー」に岡田将生が出てますからね、あの美しすぎる
ビジュアルをリアルタイムで見ちゃってるせいもあって、余計ね。
余談ですがそれと同じ曜日のドラマ「じゃああんたが作ってみろよ」には夏帆ちゃんも出てい
て、勝手に一人で「うわあああ『天然コケッコー』の二人だあぁ!!かわいかったなああ」と
なって我慢できずに『天然コケッコー』を観直したり(二人ともマジかわいかったです。)、
また別の日のドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」には市原隼人が
出ていて、「うわあああ『リリィ·シュシュのすべて』のときマッジで美しかったなああ!」
となっていてもたってもいられず『リリィ·シュシュのすべて』を観直したり(いやマジで美しかったです。ムキムキになんてならなくてよかったのに!)、
って、そんなことばっかりやってるからブログの更新遅れちゃうんですよねえ・・・・。
そんなことはわかってます。
でも今月更新が遅れたのはそのせいじゃなくて、Tverで大好きなドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」がまた配信開始したので、「えええええもうちょっとー!見なきゃないじゃん、何より大事じゃんもう困ったな一忙しいのにマジかんべんしてよ一」と言いながら一話につき3~4回(昼休みも夜中も翌日も)観直してるせいなので!!
私の大大大好きなドラマをこんな時期に再配信しだしたTverが悪いので!!(?)
で、また話がそれましたね。
「果てしなきスカーレット」でしたね。
とにかく、人の評価はとりあえず置いておいて。
観もしないで文句言うのは良くないし、ここまで読んだら逆に観たくなってませんか??
映画ヲタクなら、全然楽しめると思いますよ。
観て、私と語りましょう。
シェイクスピアの本場の舞台を観たくらいの重厚感と、日本のアニメの最先端。
私はもう一回、お城や砂漠や装飾品やインテリアや煌びやかな渋谷の街のパレードの映像なんかをじっくりと細かく観てみたいな、まであります。
いろんな意味で映画史に残りそうな作品、「劇場で観た!」と言えるようにしておいて損は無いですよ。
公式サイト→映画『果てしなきスカーレット』公式サイト
と、ここまで書いたところで、夜中の1時にふわっと一瞬気を失いそうになって「ハッ!」となり、「あっぶねー!寝るとこだった!更新更新!」とパソコンの画面を見たら。
・・・・・・・画面、真っ白。
ここまで書いたブログが消えてました・・・・・。
まさに絶望。
ちょいちょい自動保存になるシステムなので、何かの拍子にうっかりどこか押して文章が消えたところを自動保存ささってしまったんでしょうね。
恐ろしい・・・・・!!
履歴たどってみたり、いろいろやってはみたんですがダメで。
まあ、不幸中の幸いだったのは、たまたまプレビューでほっといた画面が別のタブで残ってたので、そこのスクリーンショットからの文字起こしができたので、イチから書き直すまではしなくてよかったという。
いや、それはそれで大変でしたけどね。
もっと簡単なやり方とか、裏技とかあったのかもしれないんですけど、私はパソコンとかほんとダメなので、途方に暮れるばかりで。
しんどかった・・・・・・!!
遅れに遅れたブログの更新が、さらに遅れたのはこういう残念な事象もありつつ。
まあ、人生、いろんなことがありますよね。
震災も、コロナも、街なかに出没するクマも、ほんとに想定外だったし。
子どもの頃から当たり前に通ってたお蕎麦屋さんは急になくなるし(→悲しい!!)、
大好きなケーキ屋さんの大好きなクッキーは販売終了(→なんで!?)、
グリコのスカイ(大大大好きだったアイス)も販売終了(→納得いかない!!)、
毎週のように食べに行ってたラーメン屋さんは撤退(→仙台まで行かないといけない!!)、
推しGからはメンバーが脱退(→いろいろあります)、
そしてブログ書いてたら画面が真っ白(→( ゚Д゚)!!!!!)
それでも、何が起こるかわからないこの世の中、とにかくあきらめずに後ろ向かずに一つ一つ向き合っていくしかありません。
史上最悪で最大の兄弟喧嘩と言われたオアシスも、再結成して日本でライブまでする時がくるなんて、誰が想像した?
そしてクマは街なかに、総理大臣は女性に、米は倍の値段に、政治は氷河期世代にはますます冷たく(激怒)、ほんと何が起こるかわかりません。
なのでみなさん、肝に銘じてください。
食べたいものは食べておけ!(→ある日突然お店がなくなったり、アレルギーが出て食べられなくなったりするよ!実話。)
やりたいことはやっとけ!(→後回しにすると、母がインフルとか母が肺炎とか自分がギックリ腰とかで結局できなくなるよ!)
商品券はすぐ使え!(→震災のせいで〇万円分の中三デパートの商品券がただの紙切れになった人がここに。)
推しは推せるときに推せ!(→・・・まあ、いろいろあるよね。)
行きたいところには行っとけ!(→私が行ったところ、私が行った直後にテロが起きたり、崖が崩れて立ち入り禁止になったり、公開中止になったりしがち。実話。)
そして気になる映画はまず観ろ!(→あっさり1週間で終わっちゃったりするよー!)
というわけで、私のような小市民でもいろいろあるよねー、の巻でした。(?)
いつ、何があっても後悔しないようにがんばって、忙しい年末も乗り切りましょうね。
私はまず重い腰をあげて、諸々の看病のお礼にと母からもらったカワトクの商品券を完全に使い切り、12月のブログは2回更新するのを目標に!!(目標、小さ!)
中劇では、夏から上映が続いている「鬼滅の刃」と「果てしなきスカーレット」で年を越す予定でしたが、なんか、ちょっと、いろいろあって(いろいろあって。)、もしかしたら急に何か入るかもしれませんよね?(は?)
「冬休みはまたアニメだらけだからしばらく来ないよ」と仰る常連のみなさまも多いですけど、いやいや待ってください。
中劇得意の緊急上映、シークレット上映などあるかもしれないし、ないかもしれないので(どっちやねん)、ちょいちょい公式サイトをチェックしておいてくださいね。
・・・・・・・これが、大人の事情です。(お察しください)
みなさん、とにかく何か観たいものを見つけて中劇に来てください!
詳しくは言えないけどいろいろ大変なので!!
なんでもいいから観に来て!
ジョニー・デップの「シザー・ハンズ」もやるよー!
マ・ドンソクの面白そうなやつもやりまーす!!
オネガイシマスヨ!!!!
まずは熊とインフルエンザにお気をつけて。(しかしすごいセリフ。)
★中劇公式サイト http://www.chugeki.jp/
2025年11月5日水曜日
芸術の秋、真っ盛り!美しすぎるイタリア映画はいかが?
こんにちは。
冷房も暖房もいらない快適な季節を満喫!
冷房も暖房もいらない快適な季節を満喫!
のはずが、急に気温が下がってしまったので夜ふかししてると唐突に足が冷たくなり毛布をかぶったり、厚手の靴下を引っ張りだしたり・・・
え、冬!?もう冬なの!?
せつないですねえ・・・・
そう、超ハードだったこの夏を振り返ってるヒマなんかありません。
今の私は、観たい映画ばかりの南部さんに休みごとに通ってどうにか気になる映画をぜんぶ観てやろうという闘志によって、珍しくエネルギッシュな日々を過ごしているところ。
前の更新から一か月も経ってしまったのは、もうさすがに言い訳も出し尽くした感がありますが、前にここで私は「インプットしないとアウトプットなんかできない!!」という言い訳をしてしまったがために自分を追い込んでこの秋はひたすらインプットに明け暮れていた。
・・・・・・・としか言いようがありませんね!
・・・・・・・ドヤ顔してる場合じゃないか。
ただ、閉館が決まったピカデリーさんにちょくちょく通って映画を観ていた。
くらいなので。
今はもう毎朝、すでに閉館してしまったピカデリーさんの前を通ると寂しい気持ちになりますが、
最後にバタバタと足を運んで映画を観納めできたので、悔いは無いです。
そしてやっぱり、インプットは必要と実感しました!
何十年かぶりに観た「グランブルー 完全版」は、若いころ観たときの『キュートなビジュに良すぎるカラダと無垢な少年のような中身っていう漫画みたいな男性と、地球の裏側で出会って恋に落ちるという漫画みたいなお話』(でも実話)
にトキメいたワクワク感とかではなく、
『ひたすらに身勝手でメンドクサイ男(「少年のような」ではなく目の前でパパを失くした子供のときのまま時が止まっている、ほんとの子ども)に惚れてしまったがために結局振り回されてしまう女の性。』
みたいなものが、徹底的に美しすぎる南イタリアとか南フランスとかの絶景のなかで延々繰り出される映画。(しかも絶景すぎて、みんなイイ男に見える。)
に感じてしまったのが軽いショックだったし。
いや、めっちゃ好きだったんですよ!
30年前は!!!!!!
・・・・・・やっぱ、歳。とったってことなのかな・・・・。
好きな映画だったはずが、時間がたったというだけで、こんなに印象が違うとは!
あまりにもショックだったので、観終わってすぐに仲良しの南部興行スタッフTさんに連絡。
「やばい。ヒモに振り回されてキャリアを捨てる年上女の悲哀、に見えた!怖い!」
「わかるー。身勝手な男のロマンを綺麗な海の映像とともに見せられてる感」
よかった、私より若いTさんともちゃんと共感できました。
ふだん、「我々、中身は中2だよね!」なんて言いつつも、結局のところちゃんと歳を重ねて大人の女になっていたようで。
30年前は魅力的に見えていた「自由でつかみどころがなくて、私がいなきゃこの人は!」みたいなタイプは今だと普通に「大人になれない身勝手な男」に見えるようでした。
良かった、なんだかんだ言って成長してたのね、私たち!!
ただただ無駄に歳を重ねただけじゃなかった!
そして一つだけ言えることは、「完全版なんてなくていい!!」
たぶん、どんな映画も、最初の興行のときに上映された版が一番いいんですよ。
ディレクターズカットとか、ナントカエディションとか、完全版とか、マジでいらん!!
その最たるものが「ニュー・シネマ・パラダイス」ですけどね。
奇しくもこちらもイタリア映画。。。
そもそもイタリア映画って、名を成した老人が美しすぎる景色の中で過去を振り返る系(そこには必ず初恋の美女とか別れた女とか出てくる)の映画が多いんですけど。
こういうのばっかだよねー!と言いつつ、なぜかその美しすぎる景色が観られるってだけでもイタリア映画はついつい観てしまうし観たいと思っちゃうのが不思議。
さすが観光立国。
さすが女好きの国。
ちなみに、めちゃくちゃちなみになんですが、今週末から公開の「パルテノペ ナポリの宝石」も、そういうイタリア映画!
これについてはこのあと書くので置いといて。
とにかく「グランブルー」にしろ「ニュー・シネマ・パラダイス」にしろ、最初のバージョンが一番!天才!あれでいいのよ!
やっぱり映画って、最初が肝心。製作会社とか配給会社が、本気でお金を稼ぐために知恵を絞って、大衆に受け入れられやすくてしかも大ヒットさせるためにあのてこのてで画策するんだから、それで大ヒットしたり評価されたりしたのであればそれが一番てことなんですよね。
腹八分目くらいでいいんです。「え。もう終わり!?」くらいで。
まあ、好きなものゆえについ全部、なんでも観たくなっちゃうのが人間の性なんですけどね。私も好きなものは全部知りたい全部観たい自分が知らないのなんて許せないという強欲タイプなので、「ニュー・シネマ・パラダイス」に至っては、高校生の時に観て大好きな映画だったので、大人になってからディレクターズカット版が公開されると知って大喜びで銀座のレイトショーに行ったんですけどね。
・・・・・オリジナル版より1時間近くも長い版だったけど、
足された1時間近く全部いらなかった。
・・・・・・・・寝たしね。(寝たんかい)
いや、これだけ書いておいてなんなんですけど、私、「ニュー・シネマ・パラダイス」も「グランブルー」も大好きなんですよ!?マジで!!
ただみなさん、「ニュー・シネマ・パラダイス」と「グランブルー」を人にすすめる場合は絶対に2時間の劇場公開版にしてくださいね。完全版じゃなくていいです。
どの映画も!!ですけど!!とにかく最初のが一番!!
・・・・・で?なんだっけ?てか、これ、まだマクラか!!(マクラ→落語などで本題に入る前の短い話。)
なんだー、まだまだ話したいことあったのに!!
今日、マクラだけで終わってもいいですか?(ダメです。宣伝しないとね。)
ピカデリーの『56年ありがとう上映』で観た「ロボットドリームズ」で号泣したこととか、ルミエールで観た「キムズビデオ」が面白かったのに気が付いたら寝てたこととか(寝たんかい)、
当日の朝まで迷って迷って迷った挙句、結局必死で運転して洋野町まで行って「コット、はじまりの夏」を観てきたこととか(行ったんかい)→参照:盛岡中劇オフィシャルブログ: 復活しました。みなさん、オリバー観ましたか?
いろいろネタあるのに!
「インプットするのに必死で、アウトプットする時間も体力もなくなる」という本末転倒とはまさにこのこと。
なんのためにインプットしていたのか・・・・
何事も、バランスが大事ってことですね。
しかも、夏に続いて束の間の秋もがんばりすぎたせいか、今度はギックリ腰再発。
もう、なんか終わってますね。
ものぐさのくせに自分のやりたいことは全部やらなきゃ気がすまない性格は変わらないけど、もうそれをやるには体がついてこない。
・・・・哀しいお話になりました。
ただ、これだけ言わせてください。
「コット、はじまりの夏」!良かった!!(今回、初見。)
気になってはいたものの南部興行さんでの劇場公開時に見逃していたので。
これ、すでに観れていたら洋野町までは行かなかったかもしれないので、前に見逃していてよかったと思いました。
洋野町の善映館が、すごく素敵だったので。
あそこで観られたのがほんとによかった!
オープニング、どうも不穏な空気だし、なんだか胸が苦しくなるような嫌な感じがしてどうしようかと思ったんですが。いや、これはイギリス映画(この映画はアイルランド映画ですが)によくあるやつ。人間の描き方が生々しすぎるやつ。
でもそこからの、静かだけど丁寧な、子どもの目線での田舎の日常と心の解放と小さな希望。
いつまでも大事に心の中にしまっておきたい映画でした。
そしてそれを観たのが洋野町の善映館というのが大正解。
前に見逃してた自分、グッジョブ!
この、わざとじゃなくてただひたすらにそのままな「ザ・昭和」!!
娯楽の少ない小さな街で、人々の心を楽しませ続けてきた手作りの劇場。
素敵でしたよ~!!
友人がやってるイベントなので遊びに行っただけなんですけど、洋野町最高!
ラーメンはおいしいし、野菜は安いし、楽しかった!
善映館はふだんは開放していないのですが、たまにイベントをやってるみたいなので、映画ヲタクのみなさまはぜひいつか訪れてみてくださいね。
友人に、「来年も『ひろののシネマ』やってね」と言っておきます。
運転、自信なかったけど意外といけました!
高速怖いので下道だけど!
グーグル先生のナビに従って行ったら2時間ちょっとでしたよ。
途中、ガチ山道でどうしようかと思ったけど!(冬はやめましょう)
さて、ここからが本題です(!?)。
え?なにか?いつもこんなもんですけど?
年齢と体力の低下に逆らえず、更新頻度が落ちてきただけで、中身は同じ。
夏休みとかのお客さんが増える時期だけまともな劇場スタッフの仮面を被って普通の文章書きますが、その時期が過ぎたらそもそもの濃ゆ~くて長~いヲタクブログに戻るので、のんびりと長い目で読み流してください。
あ、またやってるな。くらいの感じで。
隣の犬が吠えてるな。くらいの優しい気持ちで(犬?)。
気がついたら、あんなに楽しみにしてた「ブラックバッグ」が公開になって上映終了してたし(ほんとにごめんなさい。緊急上映になったうえに、作品がパンパンで早めに終わってしまいました。。。面白かった!ソダーバーグあるあるで、何回か観るとさらに面白い!けどここで面白さを語る前に終わってた!)、
新しくオープンしたフォーラムさんのスッゲー音響システムで「鬼滅の刃」でも観よっかなーと思ったけど当日ギックリ腰で断念。
ていう残念な日々。
そんななか、なんとか観たし、なんとか紹介も間に合いそうなのがこちら。
「パルテノペ ナポリの宝石」
(C) 2024 The Apartment Srl - Numero 10 Srl - Pathe Films - Piperfilm Srl
上のほうで書きましたけど、絵に描いたような「ザ・イタリア映画」。
南イタリアの絶景、超絶美女、印象的な音楽、決して楽しく幸せだけではなかったけど素晴らしき哉人生!みたいな。
イタリア人男性は、女好きだよねえ!
そしてイタリア人監督は、初恋とか昔の恋人(美女)とか、振り返りがちだよねえ!
「ニュー・シネマ・パラダイス」然り、2年前に上映した「離れ離れになっても」然り。
(→参照:盛岡中劇オフィシャルブログ: 2月 2023)
この作品も、主人公が超絶美女なのは当然として、
景色、色づかい、街並み、衣装、さらに家具から小物に至るまでとにかく美しい!
でもひたすら女性礼賛の映画なのかと思えばそうでもなくて。
主人公パルテノペが生まれた1950年からのイタリアの歴史的背景やナポリの大きなお祭りの様子、なんかをそれとなくちりばめつつ、本人はいたって素直でかわいらしい女の子なのにただただ美しすぎるがために周囲を振り回してしまったり波立たせてしまったりするせつない運命に翻弄される姿が、
抜けるような青い空と降り注ぐ陽光、切り立つ断崖、真っ白な壁と高級そうな家具たちをバックに映える映える!!
(C) 2024 The Apartment Srl - Numero 10 Srl - Pathe Films - Piperfilm Srl
とはいえパルテノペちゃん、自分が美しいことを知っているので、ついつい誘惑しちゃったりするしね。わかるわかる、ついうっかりね!(?)
思わせぶりなこと言っちゃったりするしね。そうそう、やっちゃうよねー!(?)
・・・全くモテたことのない私にはポカーンとしちゃうくらいのモテテク(?)満載なので、若いこれからの女性たちは大いに参考にしていただいて。
私?私はもういいです。
そういうの疲れるので。
絶対に実際に会うことは無い(残念な私の姿を見られることは無い)と決まってる推しを一方的に愛でるだけでいいので。
哀しいかな、いつの間にか「会いたい」より「見られたくない」が勝っちゃうようになるんですね。
これが、ザ・オバチャン。
まあ、そんなこんなでとにかく会う男性会う男性すべてを虜にしちゃう絶世の美女(しかも意味わからんくらいスタイル良すぎ)が、ときにその美しさを武器に、ときに美しさに邪魔されながらも激動の時代を泳いでいく姿が、もうなんなら清々しい。
ええ、そうです。私、美しいですけどそれがなにか?
もうね、美しい人はそれでいいのよ。
バァーン!と美を全面に打ち出して、ドカーン!どうだ!とばかりに出し惜しみしないで美をふりまけばいいのよ。
そしてイタリア映画はとにかくいろいろ美しければOK!
眺めてるだけで癒されるので!!
監督はアカデミー賞外国語映画賞を受賞している巨匠パオロ・ソレンティーノ。
製作と衣装にサンローランプロダクションが入っているので、衣装の美しさや全体の質感に高級感があるのも納得。
とはいえイタリア映画にありがちな、たまにいきなりヨクワカンネーシチュエーションになったりもするし、男性がとにかく女好きだったりするのは当たり前なのかどうなのかわかりませんが、さすがラテン系としか言いようがありません。
そんなところもまたイタリアの眩しすぎる陽射しと陽気さの前には「ま、いっか!」となるのはなぜなのか。
それがイタリアなのさ。
そのうえで、突き抜けた明るさと美しすぎる映像と、それだけじゃなくてせつなくリアルな人間模様のコントラストが絶妙で、最後は寂しくもあたたかいという不思議な魅力を持った映画です。
ああー、イタリア行きたい!!
いや、私自身は、ベネツィアで従業員用の簡易ベッド(しかも金髪の髪の毛がたくさんついていたので使用済みのまま)に泊まるハメになったり、レストランでぼったくられたり、
ローマで同室だったアメリカ人の若い女の子が夜中に部屋に帰ってきて泣いていたり(?)そんな思い出しかないのでもうイタリアには行かないと決めてるんですけど。(貧乏旅なので仕方ない)
そんな私でもイタリアに行きたくなる映画でした。
あ、そうか、ナポリは行ってないからいいかも!
それにイタリア人男性は、こんなチンチクリンな私にも「チャーオ!ゲンキデスカー?」とか「イッパイノミマセンカー?」とか声をかけてくれる優しい人たちなので、チャライけど嫌いじゃない。
チャライけど優しい女好きイタリア男子たちと、美しさをもてあまして結果自分がそれに振り回されちゃう美女による、なにがなんだかとにかくいろいろ美しすぎる人生賛歌。
結局私、嫌いじゃないんですよね、イタリア映画もイタリアも。
いま海外旅行も高いので、この映画を観て、気持ちだけでもイタリア旅行してみては?
さてさて、今年度の「午前十時の映画祭」メインといえる「七人の侍」3週間上映も終わるということで。
©TOHO CO., LTD
よかったですねえ~!
やっぱり「七人の侍」は良い!
すごい!!
最高ですね。
映画ヲタクを自称するなら絶対にスクリーンで観ておきたい一本。
若い人もわりと観に来てくれていたのは嬉しかったです。
中学生男子は「すっげー面白かった!話が『ローグワン』(スターウォーズのスピンオフ)だった!」と言ってましたけど、正式に言うと違うよ?
「七人の侍」へのオマージュが「ローグワン」ですよ?
ディズニーが公式に発表しているのでほんとです。
などとついつい説教してしまった映画ヲタクのオバチャンがここに。
ほっときゃいいのに、言わないと気がすまないんですよね。
めんどくさいですね、ほんとに。
そして今月、オアシスがまた中劇に降臨します。
「オアシス|ネブワース1996:DAY2 Sunday 11th August」
ネブワース?またやるの?って思いました?
なんとこれ、前にやったのとは別日の映像なんです。
復活、からの来日公演と、いま話題のオアシスですが、やっぱりいいよね!
私ら世代だけが懐かしがってるわけじゃないみたい。
古くないし、カッコいいし、曲も音も声も存在も、やっぱり特別。
この宣材写真にもありますが、
「あまり覚えちゃいないが、絶対に忘れない」
・・・・・ってなにーーーーー!!??どゆこと!?リアムーーー!!
もうこの一言だけで、クレイジーすぎて最高にオアシスすぎてやっぱり大好き!ってなりました。
観る。絶対に観る。楽しみ!
みなさん、また一瞬、すべてを忘れてあのころに戻りましょう。
というわけで、無事、映画の紹介もできてひと安心。
心配なのはクマくらい、の盛岡です。
もうクマさん、市役所とか岩手銀行本店とかにまで出てきちゃって大変ですよ。
私なんか、お使いに出た時にまさにクマが立てこもり中の岩銀本店の前を通りましたからね。
テレビ映ってたかもしれない。
なんでしょうね、クマさんも市役所に何か書類でも出しに来たのかな?それとも口座作りに岩銀に?
私が子供の頃は、岩手公園に動物コーナーがあって、そこにクマとかクジャク(?)とかシカ(?)とかサルとかいたんですよね。
そのころ、岩手には動物園は無かったので、そこが唯一の動物園みたいな。
・・・・え?あったよね!?私の気のせいじゃないよね?
いたよね!?熊!!
たしか実家に、そこで撮った写真があったはず。今度探そう!
同世代のみなさま、覚えている方がいたら教えてください。
「たしかに岩手公園にクマ、いたよね」って。
いや、それはどうでもいいけど、とにかく県庁所在地の官庁街のど真ん中に当たり前に出てくるとこ見ると、もうクマさんは山にいるものという概念じたいひっくり返さないといけない時代なんですね。
自動ドアはクマ対策で手動に、小学校はお迎えに。
いや、手動になったところで体当たりされたら終わりだし、迎えに行ったところでいざクマに遭ったら守れるわけでもないけどね!
ほんと、いろいろあります。
クマがガオー!と襲ってくるなんて、「ゴールデンカムイ」のなかだけの話かと思ってましたけど。
と、まさに今、ドラマシリーズの「ゴールデンカムイ」を夜中に見続けてる私なのでした。
実写映画版の新作、楽しみ!
って、なんの話?
クマね、熊。
大丈夫です、中劇はビルの5Fなので。
さすがにエレベ-ターまでは乗ってこないよね?
・・・・・・え?いや、わかんないけど。
前の古い中劇だったら、路面店だったので危なかったけど。
これね。
それにしても家の近所にも普通に出てますからね、みなさん、くれぐれもクマにはお気をつけて。
→このセリフがギャグでもおおげさでもないのがすごい。
★中劇公式サイト http://www.chugeki.jp/
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