2018年2月23日金曜日
「ヒトラーに屈しなかった国王」&more
こんにちは。
何はなくともオリンピック。
メダルラッシュで、毎日泣いてます。
みなさん、若いのに立派ですね!
試合後のインタビューなんかでも、
感謝や今後の課題などしっかりと冷静に答えていて感心します。
そして前回、「韓国でのオリンピックは徹夜しなくていいからラク!」
なんて言ってた私でしたが。
そう、時差の無い韓国での開催は、
ドンピシャ仕事中なので、テレビにかじりついて見られない(; ゚Д゚)!!
そうだったー・・・・それがあったか・・・・!
オリンピックが気になりすぎて仕事が手につかない私です。。。
さて、冬季オリンピックはやっぱり北欧の国々の強さが目立ちますが、
そんなこの時期に公開になるのが、
珍しい北欧ノルウェーの映画。
「ヒトラーに屈しなかった国王」
歴史に残る重大な決断を下した国王ホーコン7世の運命の3日間を描いた作品です。
1940年4月9日。
ナチス・ドイツ軍がノルウェーの首都オスロに侵攻。
ドイツ軍の攻撃に交戦するノルウェー軍だったが、
圧倒的な軍事力によって、主要な都市は相次いで占領される。
降伏を求めてくるドイツ軍に対しノルウェー軍はそれを拒否し、
国王ホーコン7世はオスロを離れるが、
ヒトラーから命を受けたドイツ公使との謁見を受けることに。
国王は、ナチスに従うか、国を離れて抵抗を続けるか、
家族のため、国民のため、
国の運命を左右する究極の選択を迫られるー。
ほかの歴史ものや政治劇とは少し違い、
ヒトラーや、裏切り者は電話の声でしか出てこないのがポイント。
そのかわりにここでじっくりと描かれるのは、
国王として、そして家族や国民を愛する一人の人間としての苦悩する姿、
そしてその周囲の人々。
なかでも、国王の息子(皇太子)との親子の対話や、
政府官僚との関係の微妙な距離、
そして国王としての決断のときの、揺れ動き、苦悩する一人の人間としてのホーコン7世の姿が丁寧にリアルに描かれています。
同時に、これ以上血を流さずにこの戦いを終わらせたいと願いながらも結局はヒトラーの使い走りでしかないドイツ公使の苦悩や、
そしてさらに、そことは別の、ドイツ軍が間近に迫る最前線で、
ここでもまた国のため、家族のために戦おうとする一人、まだあどけない表情の残る少年兵の姿まで切実に映しだされます。
圧倒的な軍事力を誇るドイツ軍に主要な都市を占領され、
絶望的になりながらも、
それでもまだ国を、味方を信じ、抵抗を続ける少年兵の姿は、
別の場所で悩み、苦しむ国王の姿と重なり胸に迫ります。
ホーコン7世はもともとデンマーク国王の次男として生まれ、
ノルウェーが独立するときに国民投票で選ばれてノルウェー国王として即位した人物。
それだけに、「この国の行く末は密談によって決まるのではない。国民の総意によって決まるのだ。」という言葉が大きな意味を持つのです。
最近では、インテリアや雑貨などがおしゃれということで話題になったり、
社会福祉の充実などの面でも世界中から注目を集める北欧諸国。
そのなかでも、世界幸福度ランキングではなんと1位、
国民生活の豊かさを示す「人間開発指数」も1位。
さらにさらに民主主義度も1位で、
男女平等指数3位、一人当たりGDP世界ランキングまで3位という、
驚異の国ノルウェー。
圧倒されますね!
そのノルウェー国家の礎を築いたホーコン7世の運命の3日間。
地味な作品ですが、時系列に沿ってそれぞれの場所での出来事を追い、
まるでその場に立ち合い会話を聞いているかのような感覚で、
あっという間の2時間ちょっと。
ひたひたと迫りくるヒトラーの影や戦火、
すれ違い、苦渋の決断をする国王とその家族の姿。
そして同じ日、同じようにドイツの侵攻を受け、かたや無用の流血を避けるため直ちに交戦停止命令を出して占領を受け入れた、デンマークのクリスチャン国王(ホーコン7世の実兄)との対比も興味深い。
対極的な結論を出した兄弟のどちらが正しいとは言えませんが、
その後の日本の太平洋戦争のことも含め、
戦争とは、平和とは、そして国家とは何かということを考えずにはいられない、
深く心に刺さる作品です。
戦争が題材の作品ですが、戦闘シーンはそれほど多くはなく、
難しい政治の話のようでいて根底には一人の人間としての国王の姿や周囲の人々を描き出す人間ドラマなので、
戦争映画が苦手な私でも引き込まれる面白い作品になっています。
アカデミー賞外国語映画賞のノルウェー代表作品にも選出され、
主役のホーコン7世を演じ、今回プロデューサーとしてもクレジットされているイェスパー・クリステンセン(「007」のミスター・ホワイト!)の重厚で印象的な演技にも注目が集まるこの作品、
劇場の大きなスクリーンでじっくりと鑑賞するのがおすすめです。
公式サイト→http://kings-choice-jp.com/
それから、来週3月3日からは春の定番「ドラえもん」映画が始まります。
私たちスタッフは、このドラえもんが始まると“春”を実感するのです。
そう、オリンピックや大雪でてんやわんやしているうちに、
この北国・盛岡にもちゃんと春が近づいてきていたのです。
ま、まだまだ寒いし雪もがっつり降るんですけどね(+_+)
「映画ドラえもん のび太の宝島」
海賊って、なぜか子ども心をくすぐりますよねえ!
ゲスト声優には大泉洋!
毎年、安定の出来栄えのドラえもん。
子どもと一緒に観に来ても大人もいつも楽しめるのが、さすがドラえもんですね。
だって、私も子供のころよく観に来てましたもん。
今の中劇のところにあった、昔の東宝に。
あのころの入場者プレゼントといったら、
今みたいなちゃんとしたおもちゃじゃなくて、
ただの紙で作る帽子(すぐ破けるor壊れる)でしたけど。
今はちゃんとしたマスコットなんかが付くので人気です。
今年は「全速前進!キャプテンドラ」が付きますよ♪
もう、春休み前に家族みんなで観ちゃいましょう☆
公式サイト→http://doraeiga.com/2018/
そして、一年間上映してきた午前十時の映画祭も残すところあと2本!
早いですねえ(゚Д゚;)!!
明日からの「招かれざる客」
ちょうどキング牧師が暗殺されたころに上映された、
黒人差別を絡めた家族の物語。
アカデミー賞では主演女優賞と脚本賞を受賞した作品です。
3月10日からの「麦秋」
小津安二郎監督の「紀子三部作」の二作目にあたる作品。
他の作品と同様、娘と父親との関係を軸に展開される人間ドラマですが、
大家族から徐々に核家族へと時代が移っていくさまや、
働く女性が気ままに独身生活を送る姿など、
今に通じる普遍的なストーリーであるのが興味深いですね。
これが1951年の作品だとは!
「東京物語」もそうでしたが、
淡々と、でもテンポよく丁寧に、市井の人々の日常を描き、
そのうえで大きな共感と静かな余韻を残す素敵な作品です。
「午前十時の映画祭」、中劇では4月からの上映も決定しています。
上映作品もいよいよ3月1日には発表になります!
とにかく早く知りたい!って方は、「午前十時の映画祭」公式サイト(http://asa10.eiga.com/)をチェック♪
発表後、こちらのブログでもご紹介しますので、お楽しみに(´▽`*)/
さあ、来週は「ドラえもん」公開!
グッズの準備に割引券の発送に、そのうえ通常の月末業務・・・・(;´Д`)
ブログの更新なんて、できる気がしない(-_-;)
というわけで、告知しておきます。
来週は更新、できないと思うー(>_<)!!
次の週には更新できるようにがんばります!
風邪とかひきませんように!!
みなさんも、まだまだインフルエンザも流行中とのことですからね、
体調に気を付けて、冬を乗り切りましょうね!
★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/ 携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile
何はなくともオリンピック。
メダルラッシュで、毎日泣いてます。
みなさん、若いのに立派ですね!
試合後のインタビューなんかでも、
感謝や今後の課題などしっかりと冷静に答えていて感心します。
そして前回、「韓国でのオリンピックは徹夜しなくていいからラク!」
なんて言ってた私でしたが。
そう、時差の無い韓国での開催は、
ドンピシャ仕事中なので、テレビにかじりついて見られない(; ゚Д゚)!!
そうだったー・・・・それがあったか・・・・!
オリンピックが気になりすぎて仕事が手につかない私です。。。
さて、冬季オリンピックはやっぱり北欧の国々の強さが目立ちますが、
そんなこの時期に公開になるのが、
珍しい北欧ノルウェーの映画。
「ヒトラーに屈しなかった国王」
(C) 2016 Paradox / Nordisk Film Production / Film Vast / Zentropa Sweden / Copenhagen Film Fund / Newgrange Pictures
北欧の小国ながらナチスドイツに最も抵抗を続けたノルウェーの、歴史に残る重大な決断を下した国王ホーコン7世の運命の3日間を描いた作品です。
1940年4月9日。
ナチス・ドイツ軍がノルウェーの首都オスロに侵攻。
ドイツ軍の攻撃に交戦するノルウェー軍だったが、
圧倒的な軍事力によって、主要な都市は相次いで占領される。
降伏を求めてくるドイツ軍に対しノルウェー軍はそれを拒否し、
国王ホーコン7世はオスロを離れるが、
ヒトラーから命を受けたドイツ公使との謁見を受けることに。
国王は、ナチスに従うか、国を離れて抵抗を続けるか、
家族のため、国民のため、
国の運命を左右する究極の選択を迫られるー。
(C) 2016 Paradox / Nordisk Film Production / Film Vast / Zentropa Sweden / Copenhagen Film Fund / Newgrange Pictures
たった3日間の、国王の苦悩に迫る作品ですが、ほかの歴史ものや政治劇とは少し違い、
ヒトラーや、裏切り者は電話の声でしか出てこないのがポイント。
そのかわりにここでじっくりと描かれるのは、
国王として、そして家族や国民を愛する一人の人間としての苦悩する姿、
そしてその周囲の人々。
なかでも、国王の息子(皇太子)との親子の対話や、
政府官僚との関係の微妙な距離、
そして国王としての決断のときの、揺れ動き、苦悩する一人の人間としてのホーコン7世の姿が丁寧にリアルに描かれています。
同時に、これ以上血を流さずにこの戦いを終わらせたいと願いながらも結局はヒトラーの使い走りでしかないドイツ公使の苦悩や、
そしてさらに、そことは別の、ドイツ軍が間近に迫る最前線で、
ここでもまた国のため、家族のために戦おうとする一人、まだあどけない表情の残る少年兵の姿まで切実に映しだされます。
圧倒的な軍事力を誇るドイツ軍に主要な都市を占領され、
絶望的になりながらも、
それでもまだ国を、味方を信じ、抵抗を続ける少年兵の姿は、
別の場所で悩み、苦しむ国王の姿と重なり胸に迫ります。
ホーコン7世はもともとデンマーク国王の次男として生まれ、
ノルウェーが独立するときに国民投票で選ばれてノルウェー国王として即位した人物。
それだけに、「この国の行く末は密談によって決まるのではない。国民の総意によって決まるのだ。」という言葉が大きな意味を持つのです。
最近では、インテリアや雑貨などがおしゃれということで話題になったり、
社会福祉の充実などの面でも世界中から注目を集める北欧諸国。
そのなかでも、世界幸福度ランキングではなんと1位、
国民生活の豊かさを示す「人間開発指数」も1位。
さらにさらに民主主義度も1位で、
男女平等指数3位、一人当たりGDP世界ランキングまで3位という、
驚異の国ノルウェー。
圧倒されますね!
そのノルウェー国家の礎を築いたホーコン7世の運命の3日間。
地味な作品ですが、時系列に沿ってそれぞれの場所での出来事を追い、
まるでその場に立ち合い会話を聞いているかのような感覚で、
あっという間の2時間ちょっと。
ひたひたと迫りくるヒトラーの影や戦火、
すれ違い、苦渋の決断をする国王とその家族の姿。
そして同じ日、同じようにドイツの侵攻を受け、かたや無用の流血を避けるため直ちに交戦停止命令を出して占領を受け入れた、デンマークのクリスチャン国王(ホーコン7世の実兄)との対比も興味深い。
対極的な結論を出した兄弟のどちらが正しいとは言えませんが、
その後の日本の太平洋戦争のことも含め、
戦争とは、平和とは、そして国家とは何かということを考えずにはいられない、
深く心に刺さる作品です。
戦争が題材の作品ですが、戦闘シーンはそれほど多くはなく、
難しい政治の話のようでいて根底には一人の人間としての国王の姿や周囲の人々を描き出す人間ドラマなので、
戦争映画が苦手な私でも引き込まれる面白い作品になっています。
アカデミー賞外国語映画賞のノルウェー代表作品にも選出され、
主役のホーコン7世を演じ、今回プロデューサーとしてもクレジットされているイェスパー・クリステンセン(「007」のミスター・ホワイト!)の重厚で印象的な演技にも注目が集まるこの作品、
劇場の大きなスクリーンでじっくりと鑑賞するのがおすすめです。
公式サイト→http://kings-choice-jp.com/
それから、来週3月3日からは春の定番「ドラえもん」映画が始まります。
私たちスタッフは、このドラえもんが始まると“春”を実感するのです。
そう、オリンピックや大雪でてんやわんやしているうちに、
この北国・盛岡にもちゃんと春が近づいてきていたのです。
ま、まだまだ寒いし雪もがっつり降るんですけどね(+_+)
「映画ドラえもん のび太の宝島」
(C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2018
今年は海賊!海賊って、なぜか子ども心をくすぐりますよねえ!
ゲスト声優には大泉洋!
毎年、安定の出来栄えのドラえもん。
子どもと一緒に観に来ても大人もいつも楽しめるのが、さすがドラえもんですね。
だって、私も子供のころよく観に来てましたもん。
今の中劇のところにあった、昔の東宝に。
あのころの入場者プレゼントといったら、
今みたいなちゃんとしたおもちゃじゃなくて、
ただの紙で作る帽子(すぐ破けるor壊れる)でしたけど。
今はちゃんとしたマスコットなんかが付くので人気です。
今年は「全速前進!キャプテンドラ」が付きますよ♪
もう、春休み前に家族みんなで観ちゃいましょう☆
公式サイト→http://doraeiga.com/2018/
そして、一年間上映してきた午前十時の映画祭も残すところあと2本!
早いですねえ(゚Д゚;)!!
明日からの「招かれざる客」
ちょうどキング牧師が暗殺されたころに上映された、
黒人差別を絡めた家族の物語。
アカデミー賞では主演女優賞と脚本賞を受賞した作品です。
©1967 COLUMBIA PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
3月10日からの「麦秋」
小津安二郎監督の「紀子三部作」の二作目にあたる作品。
他の作品と同様、娘と父親との関係を軸に展開される人間ドラマですが、
大家族から徐々に核家族へと時代が移っていくさまや、
働く女性が気ままに独身生活を送る姿など、
今に通じる普遍的なストーリーであるのが興味深いですね。
これが1951年の作品だとは!
「東京物語」もそうでしたが、
淡々と、でもテンポよく丁寧に、市井の人々の日常を描き、
そのうえで大きな共感と静かな余韻を残す素敵な作品です。
©1951松竹株式会社
「午前十時の映画祭」、中劇では4月からの上映も決定しています。
上映作品もいよいよ3月1日には発表になります!
とにかく早く知りたい!って方は、「午前十時の映画祭」公式サイト(http://asa10.eiga.com/)をチェック♪
発表後、こちらのブログでもご紹介しますので、お楽しみに(´▽`*)/
さあ、来週は「ドラえもん」公開!
グッズの準備に割引券の発送に、そのうえ通常の月末業務・・・・(;´Д`)
ブログの更新なんて、できる気がしない(-_-;)
というわけで、告知しておきます。
来週は更新、できないと思うー(>_<)!!
次の週には更新できるようにがんばります!
風邪とかひきませんように!!
みなさんも、まだまだインフルエンザも流行中とのことですからね、
体調に気を付けて、冬を乗り切りましょうね!
★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/ 携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile
2018年2月15日木曜日
心がヒリヒリする青春映画『リバーズ・エッジ』
こんにちは。
オリンピック、盛り上がってきましたね!
韓国でのオリンピックだと、徹夜しなくていいのでとっても助かります♪
メダルラッシュで興奮してウキウキしていたのに、
気が付くと外は雪。
すごかったですね!
膝まで埋もれるくらいに積もってましたね。
雪かきで肩と腕がしんどいです(-_-;)
そんななか、車は故障して修理に行ってるし、
そのせいで予定外の出費が痛いし、
中途半端な用事がちょっとづつ続いて連休が潰れるし、
なんだか気分が晴れません。
今月、誕生日なのにーーーー(;´Д`)!
ま、誕生日が嬉しいお年ではないのでいいんですけどね。
誕生日当日も、できれば誰も何も言わずにそっとしておいてほしいという多感なお年頃(?)
大雪とか、オリンピックとか、そのへんのどさくさに紛れて、
私の誕生日なんか誰にも気づかれずにいつの間にか過ぎてるといいなあ。。。
さて、明日2月16日公開は、
私もかなり楽しみにしていた作品
『リバーズ・エッジ』
90年代青春漫画の金字塔。
岡崎京子の『リバーズ・エッジ』。
これです。
もうねえ、神です。
20年以上前だなんて信じられないけど、
この漫画、雑誌「CUTiE」に連載してたときからドハマリしてて、
この単行本も何度も何度も読み返してボロボロになっちゃってます。
そして最初、映画の公開が決まったときのティザーチラシがこれ。
このチラシを見たときにザワッと鳥肌が立った私。
原作本の表紙と同じカット。
漫画の実写化には基本、反対派の私ですが、
この、原作漫画の当時の表紙と同じカットを使ったチラシを見て、
「あ、本気なんだな。」
と、納得しました。
しかも主演は二階堂ふみちゃんで、
監督は行定勲監督!
それならいいかも!
なんとこの作品、
この『リバーズ・エッジ』の漫画に衝撃を受けた二階堂ふみちゃんが、
行定監督に持ち掛けたことから始まったんですよ。
行定監督はもともと、漫画の実写化はやらないというポリシーを持ってた方なので、
よく引き受けたなあと思ったのですが、
監督自身もこの原作を今、実写化することに興味を持ち、
ポリシーを曲げてまで自分がやりたいと思ってしまったようですね。
私も大好きな漫画なだけに、
中途半端な映画化なら観たくないと思いましたが、
この二人なら大丈夫!
二階堂ふみちゃんは、若いのに腹の据わった面白い女優さん。
この歳で、この過激な作品を自らやりたいと言える時点ですごいです。
この人なら大丈夫。
十代のころから園子温監督の「地獄でなぜ悪い」や、
浅野忠信との禁断の愛を体当たりで演じた「私の男」など、
そもそもが難しいとんがった役ばかりを体当たりで、
しかも飄々とこなして注目を集めてきた若手女優ですからね。
今回は、ふみちゃんが演じるハルナは、
他の登場人物に比べると至って普通の女の子。
毎日が退屈、たいして好きでもない彼氏がいて、団地に暮らす、
取りたてて何があるというわけでもない女子高生。
そのリアルがこの過激な物語の背景にあることで、
たくさんの若者の共感を得たのだと思います。
退屈な学校。
何かを隠すために延々と続くお喋り。
愛も、死も、友情も、なんとなくわかってるようで全然わからない。
そして、なんにも考えてないようでいて、
実はいろんなことが頭の中も体中もぐるぐる回っていて気が狂いそうだったあのころ。
原作漫画のような過激な日々や事件は、
田舎の平和な高校生だった私には全く身近ではないし、
あり得ないストーリーではあったものの、
その底にある言葉にできないモヤモヤした気持ちや、
そんなつもりはなくてもいつしか自分のキャラクターを演じているような毎日、
ただただゲラゲラ笑ってお喋りして楽しいのにふと感じる絶望的な孤独、
さらには将来への圧倒的な不安と、
なんともいえない漠然とした閉塞感。
そのころの私と同じ十代の複雑な感情や日常、
そういうもののすべてがこの漫画にはあったのでした。
設定もせりふも、できるだけ原作に沿って作られているので、
舞台は90年代。
私の世代なら、この映画の中にいるのはまさに「私」。
でも、この映画が描いているのは、
時代に左右されない普遍的な若者の痛み。
まだ家には携帯もパソコンもない時代、
ものすごい進学校でも荒れ放題のヤンキー高校でもない普通の高校生の、
日常と非日常と、心の揺らぎ。
誰でも胸が締め付けられる、青くて暗くてせつない日々。
青春ど真ん中を舞台にした作品ですが、
全くキラキラしてないし、
登場人物、全員病んでる。
どちらかといえばどす黒くて、重くて、しんどい映画です。
それでもこの作品に惹かれるのは、
やっぱりみんな、青春がただキラキラした甘酸っぱいものではなかったからなんじゃないでしょうか。
そして大事なのは監督です。
行定監督も、このごろはずいぶんと巨匠っぽくなってきていますけど、
この方の撮る青春ものはほんとにイイんですよね!
セカチューは言うまでもありませんが、
なんといっても『GO』、
そして『きょうのできごと』です。
好きすぎてDVD買っちゃってます。
若者特有の心のひだを丁寧に、でも淡々と、
しかも色鮮やかに描きだすのがほんとにうまい!
やりすぎない、一歩引いた目線なのがいいのかも。
今回も、ハードでディープで過激な物語を、
ときに生々しくリアルに、でもクールに見つめる撮り方に注目です。
そして、びっくりするのはキャストたち。
原作漫画を読んでる方はわかると思いますが、
登場人物を演じる役者さんたちが、いちいち原作とソックリ!
話のカギを握る山田を演じたのは吉沢亮くん。
目の感じとか、雰囲気がもうまんま山田!
シベリアンハスキーみたいな印象的な目と、
なかなか出せないこのアンニュイなたたずまい。
そりゃそうだ。
浅野忠信とCHARAの娘ですからね!
「暴力」パートを象徴する観音崎を演じた上杉柊平も、
江口洋介ばりのロン毛で、暴力でしか生を感じることができない淀んだ若さを発散させるクレイジーな役が衝撃的だし。
ただ、今流行りの若手俳優をそろえたのではなく、
原作を忠実に実写化することを目指して集められたこのメンバー。
しかも。
主題歌。
なんと。
小沢健二です。
素晴らしい!
なぜ素晴らしいかって、それは、
原作者の岡崎京子と小沢健二がもともととても親しい間柄だからです。
90年代オリーブ少女だった私にしてみると、
岡崎京子と小沢健二といったら、
ほんとに神&神。
まさに私の青春でしかない。
小沢君は、今でも私の一番の王子さま。
そして伝説的漫画『リバーズ・エッジ』の実写化には、
マジで小沢健二が必要不可欠なのでした。
嬉しいことに、この映画のために書き下ろした新曲で。
それで最後のピースが完璧に揃って。
衝撃的、なのに普遍的。
ありえないのに激しく共感。
そんな、新しい、ヒリヒリと心をざらつかせる青春映画が完成しました。
この映画はとにかく、
行定監督や吉沢亮、さらには主題歌の小沢健二まで自分から声をかけて映画化の実現に自ら動いた二階堂ふみちゃんの熱い魂のこもった意欲作。
最近、イマドキの高校生活のなかでキラキラの男子と透明感あふれる女子の恋愛模様を描いた、似たような映画が多いなあと思っていたところでしたが。
それとは真逆の、
猫の死体が転がっている淀んだ川岸を舞台にした、
閉ざされて鬱屈した毎日を過ごす高校生を描いた青春映画を観てみませんか?
そこには、あのころの、
あるいは今まさにど真ん中の、
あなたがいるかもしれません。
公式サイト→http://movie-riversedge.jp/
★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/ 携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile
オリンピック、盛り上がってきましたね!
韓国でのオリンピックだと、徹夜しなくていいのでとっても助かります♪
メダルラッシュで興奮してウキウキしていたのに、
気が付くと外は雪。
すごかったですね!
膝まで埋もれるくらいに積もってましたね。
雪かきで肩と腕がしんどいです(-_-;)
そんななか、車は故障して修理に行ってるし、
そのせいで予定外の出費が痛いし、
中途半端な用事がちょっとづつ続いて連休が潰れるし、
なんだか気分が晴れません。
今月、誕生日なのにーーーー(;´Д`)!
ま、誕生日が嬉しいお年ではないのでいいんですけどね。
誕生日当日も、できれば誰も何も言わずにそっとしておいてほしいという多感なお年頃(?)
大雪とか、オリンピックとか、そのへんのどさくさに紛れて、
私の誕生日なんか誰にも気づかれずにいつの間にか過ぎてるといいなあ。。。
さて、明日2月16日公開は、
私もかなり楽しみにしていた作品
『リバーズ・エッジ』
©2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社
もはや伝説。90年代青春漫画の金字塔。
岡崎京子の『リバーズ・エッジ』。
これです。
もうねえ、神です。
20年以上前だなんて信じられないけど、
この漫画、雑誌「CUTiE」に連載してたときからドハマリしてて、
この単行本も何度も何度も読み返してボロボロになっちゃってます。
そして最初、映画の公開が決まったときのティザーチラシがこれ。
このチラシを見たときにザワッと鳥肌が立った私。
原作本の表紙と同じカット。
漫画の実写化には基本、反対派の私ですが、
この、原作漫画の当時の表紙と同じカットを使ったチラシを見て、
「あ、本気なんだな。」
と、納得しました。
しかも主演は二階堂ふみちゃんで、
監督は行定勲監督!
それならいいかも!
なんとこの作品、
この『リバーズ・エッジ』の漫画に衝撃を受けた二階堂ふみちゃんが、
行定監督に持ち掛けたことから始まったんですよ。
行定監督はもともと、漫画の実写化はやらないというポリシーを持ってた方なので、
よく引き受けたなあと思ったのですが、
監督自身もこの原作を今、実写化することに興味を持ち、
ポリシーを曲げてまで自分がやりたいと思ってしまったようですね。
私も大好きな漫画なだけに、
中途半端な映画化なら観たくないと思いましたが、
この二人なら大丈夫!
二階堂ふみちゃんは、若いのに腹の据わった面白い女優さん。
この歳で、この過激な作品を自らやりたいと言える時点ですごいです。
©2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社
今回、かなりとんがった青春映画なんですが、この人なら大丈夫。
十代のころから園子温監督の「地獄でなぜ悪い」や、
浅野忠信との禁断の愛を体当たりで演じた「私の男」など、
そもそもが難しいとんがった役ばかりを体当たりで、
しかも飄々とこなして注目を集めてきた若手女優ですからね。
今回は、ふみちゃんが演じるハルナは、
他の登場人物に比べると至って普通の女の子。
毎日が退屈、たいして好きでもない彼氏がいて、団地に暮らす、
取りたてて何があるというわけでもない女子高生。
そのリアルがこの過激な物語の背景にあることで、
たくさんの若者の共感を得たのだと思います。
退屈な学校。
何かを隠すために延々と続くお喋り。
愛も、死も、友情も、なんとなくわかってるようで全然わからない。
そして、なんにも考えてないようでいて、
実はいろんなことが頭の中も体中もぐるぐる回っていて気が狂いそうだったあのころ。
原作漫画のような過激な日々や事件は、
田舎の平和な高校生だった私には全く身近ではないし、
あり得ないストーリーではあったものの、
その底にある言葉にできないモヤモヤした気持ちや、
そんなつもりはなくてもいつしか自分のキャラクターを演じているような毎日、
ただただゲラゲラ笑ってお喋りして楽しいのにふと感じる絶望的な孤独、
さらには将来への圧倒的な不安と、
なんともいえない漠然とした閉塞感。
そのころの私と同じ十代の複雑な感情や日常、
そういうもののすべてがこの漫画にはあったのでした。
設定もせりふも、できるだけ原作に沿って作られているので、
舞台は90年代。
私の世代なら、この映画の中にいるのはまさに「私」。
でも、この映画が描いているのは、
時代に左右されない普遍的な若者の痛み。
まだ家には携帯もパソコンもない時代、
ものすごい進学校でも荒れ放題のヤンキー高校でもない普通の高校生の、
日常と非日常と、心の揺らぎ。
誰でも胸が締め付けられる、青くて暗くてせつない日々。
青春ど真ん中を舞台にした作品ですが、
全くキラキラしてないし、
登場人物、全員病んでる。
どちらかといえばどす黒くて、重くて、しんどい映画です。
それでもこの作品に惹かれるのは、
やっぱりみんな、青春がただキラキラした甘酸っぱいものではなかったからなんじゃないでしょうか。
そして大事なのは監督です。
行定監督も、このごろはずいぶんと巨匠っぽくなってきていますけど、
この方の撮る青春ものはほんとにイイんですよね!
セカチューは言うまでもありませんが、
なんといっても『GO』、
そして『きょうのできごと』です。
好きすぎてDVD買っちゃってます。
若者特有の心のひだを丁寧に、でも淡々と、
しかも色鮮やかに描きだすのがほんとにうまい!
やりすぎない、一歩引いた目線なのがいいのかも。
今回も、ハードでディープで過激な物語を、
ときに生々しくリアルに、でもクールに見つめる撮り方に注目です。
そして、びっくりするのはキャストたち。
原作漫画を読んでる方はわかると思いますが、
登場人物を演じる役者さんたちが、いちいち原作とソックリ!
話のカギを握る山田を演じたのは吉沢亮くん。
目の感じとか、雰囲気がもうまんま山田!
©2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社
過食症のモデル・こずえを演じたSUMIREは、シベリアンハスキーみたいな印象的な目と、
なかなか出せないこのアンニュイなたたずまい。
そりゃそうだ。
浅野忠信とCHARAの娘ですからね!
©2018映画「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社
“主人公の友人”から、徐々に物語のキーパーソンとなっていくルミちん(土居志央梨)とカンナちゃん(森川葵)も原作からそのまま出てきたようだし、「暴力」パートを象徴する観音崎を演じた上杉柊平も、
江口洋介ばりのロン毛で、暴力でしか生を感じることができない淀んだ若さを発散させるクレイジーな役が衝撃的だし。
ただ、今流行りの若手俳優をそろえたのではなく、
原作を忠実に実写化することを目指して集められたこのメンバー。
しかも。
主題歌。
なんと。
小沢健二です。
素晴らしい!
なぜ素晴らしいかって、それは、
原作者の岡崎京子と小沢健二がもともととても親しい間柄だからです。
90年代オリーブ少女だった私にしてみると、
岡崎京子と小沢健二といったら、
ほんとに神&神。
まさに私の青春でしかない。
小沢君は、今でも私の一番の王子さま。
そして伝説的漫画『リバーズ・エッジ』の実写化には、
マジで小沢健二が必要不可欠なのでした。
嬉しいことに、この映画のために書き下ろした新曲で。
それで最後のピースが完璧に揃って。
衝撃的、なのに普遍的。
ありえないのに激しく共感。
そんな、新しい、ヒリヒリと心をざらつかせる青春映画が完成しました。
この映画はとにかく、
行定監督や吉沢亮、さらには主題歌の小沢健二まで自分から声をかけて映画化の実現に自ら動いた二階堂ふみちゃんの熱い魂のこもった意欲作。
最近、イマドキの高校生活のなかでキラキラの男子と透明感あふれる女子の恋愛模様を描いた、似たような映画が多いなあと思っていたところでしたが。
それとは真逆の、
猫の死体が転がっている淀んだ川岸を舞台にした、
閉ざされて鬱屈した毎日を過ごす高校生を描いた青春映画を観てみませんか?
そこには、あのころの、
あるいは今まさにど真ん中の、
あなたがいるかもしれません。
公式サイト→http://movie-riversedge.jp/
★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/ 携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile
2018年2月8日木曜日
「星めぐりの町」監督舞台挨拶決定!『共助』も観てね♪
こんにちは。
毎朝、雪が積もってるか降ってるか。
「またかよ・・・。」
今年はコンスタントに降りますねえ。
なんか、私が子どもだったころの冬の感じ。
あのころは、このくらいの雪、いつもあったし嫌いじゃなかった。
いつからでしょうね、冬が辛く、雪がめんどくさいだけのものになってしまったのは。。。
それでもこのごろは夕方、仕事が終わって外に出るとなんとなく空が明るい。
陽が長くなってきているんですね!
とはいえまだ2月に入ったばかり(+_+)
しばらくは雪かきしないといけなさそう。。。
身体がもちません(-_-;)
そんななか、急きょ決まったのは『星めぐりの町』の黒土三男監督の舞台挨拶です!
監督が登壇してお話をしていただけることになっちゃいました!!
でも、もう映画の公開からすでに3週目。
もう観ちゃったよ・・・って方もいますよね(^_^;)
そうなんですよね。。。
でも、せっかくなので監督のお話を聞きついでにもう一回観る、
っていうのも有りなんじゃ?
監督の舞台挨拶のあと、上映という形になります。
当日、劇場オープン時(朝9:30)から受付順に整理券を発行します。
座席指定ではありませんので、ご注意ください。
監督に、直接聞いてみたいことがある方はぜひいらしてくださいね!
私は・・・・もしもお話できるとしたら・・・・
「親子ゲーム、大好きでした!」
と言うかもしれないですね♪
仕事柄、いろんな監督さんや俳優さんにお会いすることもけっこうあった私ですが、
特に大好きな作品の監督なんかに会うと、
「テンパると、いちいち告る」
という病気が出てくるんですね。
昔、舞台挨拶に来た市川準監督(大大大大好きな映画「大阪物語」などの監督)に花束をお渡しするときに、
「大阪物語、大好きです」
と言いたかったのに、テンパって、
「だ、大好きですっ!!」
と、卒業する先輩への告白みたいに、
しかも緊張してるので思ったよりもデカい声で言ってしまったという残念な過去が。
もちろん、キョトンとしている監督をよそに、一緒にいた後輩に体を引きずられるようにして退散したという。
ヒドイですね(^_^;)
また、「白い馬」という映画のホール上映でのトークショーに来ていた椎名誠さん(大好きなんです。結婚したかった・・・・!!!)にも、
握手してもらったら頭が真っ白になり、
「ずっと、好きでしたっ!!(作品が、と言いたい)」
という、アオハルめいた告白をしてしまうという恥ずかしい経験も(-_-;)
あと、まだまだありますよ。
「ハッピーフライト」の舞台挨拶に来てくださった矢口史靖監督にも。
古い中劇の会議室でしたね。
監督の初期の作品「ひみつの花園」という映画が大好きで、
そのパンフレットを持って監督のところに行き、
またしても緊張しすぎてさんざんモジモジした挙句、
「なんていうか・・・・とにかく好きなんです(この映画が、と言いたい。)」
もう、残念すぎますね。
そしてまたマニアックな映画「スイート・スイート・ゴースト」という映画の監督が別作品の舞台挨拶で中劇に来てくださったときも。
監督が待機している休憩室に一人乗り込み、
「もう、ほんとに好きで好きで、それだけは伝えないとと思って!(この映画が、と言いたい)」
と、その映画のビデオ(レンタル落ちのを見つけて即買いしたやつ)を差し出したら、
「このビデオ!超貴重なんだよ!なんなら俺に売ってほしいくらいだ!」
と言われ、監督とひとしきり盛り上がったりも。
「いや、大好きな映画なんで、いくら監督でも売れません!」と言いましたけどね(^_^;)
冗談の一つでも言えばいいのにね。
絶対に手放したくないもんだから、それを撮った監督にさえも絶対に譲らないという頑なな意思表示。
最悪ですね(^_^;)
まあ、若い頃はそんな苦い経験や思い出ばかりですよね。
そんな苦くて残念なことだって、いくつも集まったらなにげに今回みたいな自慢エピソードになるもんですね。
そうだよ!みんな、恥をかいたっていいんだ!
なんでもやってみよう!
気になる人には声をかけよう!
やらなかったことはなんにもならないけど、
やってみればあとから何かの役にたつかもしれないのだ!
せめて話のタネとかくらいにはね(゜▽゜)/
・・・って、なんの話でしたっけ?
そうそう、舞台挨拶ね。
舞台挨拶関連のエピソードならもっとあるんですけどね、
「キッズ・リターン」でブレイクする前の安藤政信くんとおしゃべりしたこともあるし、
田口トモロヲさんと飲んだことがあるとか、
船越英一郎さんがスッゴクスッゴクいい人だったとか。
ある女優さんがメチャクチャ性格が悪かったとかもね(+_+)
まあ、そんな話はまたいつか。
そんなわけで、今度の日曜日。
『星めぐりの町』、気にはなってたけどまだ観てないって方はもちろん、
観ちゃったよって方もぜひリピートで。
監督の舞台挨拶付きで観てみてください☆
お待ちしております!!
そして。
明日公開。
ヒョン・ビン主演『コンフィデンシャル/共助』
韓国に逃亡した北朝鮮の犯罪組織を捕らえるため、
北と南の刑事がタッグを組んで捜査に挑む。
世界を揺るがす非常事態、制限時間は3日間。
史上初の型破りな“共助捜査”が今、始まるー!
これ、なにげに私、かなり楽しみにしていた作品。
このワイルドなイケメン、主演のヒョン・ビンですが、
韓国ドラマ『私の名前はキム・サムスン』で、
“口が悪く、笑わず、しかも冷徹なやり手社長”を演じてた方なんですよね~♡
・・・・めっちゃハマってたんです私(´▽`)/
全部録画して、毎回、何度も何度も見直すというくらいに。
もうねえ、ドハマリですわ。
このヒョン・ビンさまに。
母親に、「あんたみたいなのが主人公のドラマだよ」と言われ、なんとなく見始めたドラマでしたが、たしかに。
ちょっと太めで酒好き、仕事のキャリアはあるがモテない姉御肌の女子が主人公。
共感しまくりでした。
でも、その相手役のヒョン・ビンさま。
最初は「かなり整った雨上がり・宮迫」にしか見えなかったんですけどね、
回を重ねるごとにだんだん目が離せなくなっちゃったんですよ~!
目がおかしくなったのか!?
宮迫がめちゃくちゃかっこいい(゜Д゜)!!
ていうかこの人、スゲーかっこいい(≧▽≦)!!
それより前の韓流では、「イヴのすべて」というドラマでヒロインを陰からずっと支えるヒョンチョル先輩の役をやってたチャン・ドンゴンにハマっていたんですけどね。
もうハマリすぎて、ヒョンチョル先輩の吹替えをやってた谷原章介さんまで好きになっちゃいましたからね。
で、それ以来のドハマリでした。
その、「キム・サムスン」から7~8年。
今回、久しぶりのヒョン・ビンさま。
実は私、その後の「王の涙」とか観てないんですよ。
このごろは映画館でも観たい作品のうち10本に一本くらいしか観られないし、
DVD借りてまで家では映画、観ないんですよ。
だから「キム・サムスン」以来。
ヒョン・ビンさま、歳を重ねて、大人の色気が出てきて、ちょうーーーどいい感じになってました♡
憂いを帯びた表情に無精ひげ。
マジでやられた!
なんと、韓流には興味のないスタッフSさんまでもが、
「めっちゃかっこよかった・・・・♡久々、一目惚れした!」
と言ってましたからね!
やっぱり!
そうでしょう!?
今までラブストーリーの王子様的な役が多かったヒョン・ビンさまですが、
今回は、接近戦に特化したロシアの戦闘術“システマ”を駆使した超絶スタイリッシュなハードアクションに挑戦しています!
あの長身と小さな顔、長い手足で激しい戦闘シーンなんてやられたら!
目がハートのままで止まってしまいますよね!
もうねえ、この方が着ていると、
ただの紺色のスーツも、
普通の革ジャンも、
北朝鮮の軍服までもがめちゃくちゃかっこいい衣装に見えてくる。
そして忘れちゃいけないのは今回の相方、ユ・ヘジン。
この方はまた、いるだけでその場を和ませるこの顔!
この方のほっこり感とユーモアでうまい具合にコメディ要素を盛り込み、
しかもアクションシーンはド派手に思いっきり振りきって、
ちょうどいいバランスのエンターテインメントになってます。
そしてこの作品で、警察も国家も部下も裏切る冷酷無慈悲な犯罪組織のリーダーを演じたキム・ジュヒョクが、去年の10月に交通事故で亡くなったのも驚きました。
このドラマも好きだった(>_<)
キム・ジュヒョクも、「プラハの恋人」から10年以上たち、
歳を重ねた男の色気が出てきていて、
これからさらに面白い役者さんになっていくはずだったのに。
この映画の上映が決まったあとの、事故死のニュース。
本当に残念でした。
ご冥福をお祈りいたします。
しんみりしちゃいましたが、映画は誰でも楽しめるめっちゃ面白いエンターテインメント作品です。
これは、「アシュラ」とかみたいな血みどろの激しさは無いので、
家族みんなで楽しめますよ!
アクション映画が大好きなお父さんたちも、
韓流にドハマリ中のお母さんたちも、
R指定は付いてないのでお子さんたちも、
私みたいな女子もね♪
大スクリーンでヒョン・ビン、堪能してくださいね♡
公式サイト→http://kyojo-movie.jp/
あ、もう一個思い出した♪
2月16日公開の話題作(主演の二階堂ふみちゃんが今、いろんなバラエティ番組に出て宣伝してくれています☆)「リバーズ・エッジ」の監督はなんと行定勲監督。
実は私、この方にもお茶をお出ししたことがあるんですよねえ(゜▽゜)/
当時はまだ「GO」も「セカチュー」も撮る前の、無名の監督でしたけど。
なんか・・・・なんでもやってみるもんですね。
いつか、何かの拍子に、話のタネになりますからね(・ω・)ノ
みなさんも、今、しぶしぶお茶を出した人がそのうち出世して巨匠になるかもしれないし、
時間つなぎに仕方なく話し相手をした若くて細くて全く見たことのない若手俳優がもしかしたらいつかブレイクして人気のイケメン俳優になるかもしれないんですからね!
★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/ 携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile
毎朝、雪が積もってるか降ってるか。
「またかよ・・・。」
今年はコンスタントに降りますねえ。
なんか、私が子どもだったころの冬の感じ。
あのころは、このくらいの雪、いつもあったし嫌いじゃなかった。
いつからでしょうね、冬が辛く、雪がめんどくさいだけのものになってしまったのは。。。
それでもこのごろは夕方、仕事が終わって外に出るとなんとなく空が明るい。
陽が長くなってきているんですね!
とはいえまだ2月に入ったばかり(+_+)
しばらくは雪かきしないといけなさそう。。。
身体がもちません(-_-;)
そんななか、急きょ決まったのは『星めぐりの町』の黒土三男監督の舞台挨拶です!
(C) 2018 豊田市・映画「星めぐりの町」実行委員会
2月11日(日・祝)の13:00の回に、監督が登壇してお話をしていただけることになっちゃいました!!
でも、もう映画の公開からすでに3週目。
もう観ちゃったよ・・・って方もいますよね(^_^;)
そうなんですよね。。。
でも、せっかくなので監督のお話を聞きついでにもう一回観る、
っていうのも有りなんじゃ?
監督の舞台挨拶のあと、上映という形になります。
当日、劇場オープン時(朝9:30)から受付順に整理券を発行します。
座席指定ではありませんので、ご注意ください。
監督に、直接聞いてみたいことがある方はぜひいらしてくださいね!
私は・・・・もしもお話できるとしたら・・・・
「親子ゲーム、大好きでした!」
と言うかもしれないですね♪
仕事柄、いろんな監督さんや俳優さんにお会いすることもけっこうあった私ですが、
特に大好きな作品の監督なんかに会うと、
「テンパると、いちいち告る」
という病気が出てくるんですね。
昔、舞台挨拶に来た市川準監督(大大大大好きな映画「大阪物語」などの監督)に花束をお渡しするときに、
「大阪物語、大好きです」
と言いたかったのに、テンパって、
「だ、大好きですっ!!」
と、卒業する先輩への告白みたいに、
しかも緊張してるので思ったよりもデカい声で言ってしまったという残念な過去が。
もちろん、キョトンとしている監督をよそに、一緒にいた後輩に体を引きずられるようにして退散したという。
ヒドイですね(^_^;)
また、「白い馬」という映画のホール上映でのトークショーに来ていた椎名誠さん(大好きなんです。結婚したかった・・・・!!!)にも、
握手してもらったら頭が真っ白になり、
「ずっと、好きでしたっ!!(作品が、と言いたい)」
という、アオハルめいた告白をしてしまうという恥ずかしい経験も(-_-;)
あと、まだまだありますよ。
「ハッピーフライト」の舞台挨拶に来てくださった矢口史靖監督にも。
古い中劇の会議室でしたね。
監督の初期の作品「ひみつの花園」という映画が大好きで、
そのパンフレットを持って監督のところに行き、
またしても緊張しすぎてさんざんモジモジした挙句、
「なんていうか・・・・とにかく好きなんです(この映画が、と言いたい。)」
もう、残念すぎますね。
そしてまたマニアックな映画「スイート・スイート・ゴースト」という映画の監督が別作品の舞台挨拶で中劇に来てくださったときも。
監督が待機している休憩室に一人乗り込み、
「もう、ほんとに好きで好きで、それだけは伝えないとと思って!(この映画が、と言いたい)」
と、その映画のビデオ(レンタル落ちのを見つけて即買いしたやつ)を差し出したら、
「このビデオ!超貴重なんだよ!なんなら俺に売ってほしいくらいだ!」
と言われ、監督とひとしきり盛り上がったりも。
「いや、大好きな映画なんで、いくら監督でも売れません!」と言いましたけどね(^_^;)
冗談の一つでも言えばいいのにね。
絶対に手放したくないもんだから、それを撮った監督にさえも絶対に譲らないという頑なな意思表示。
最悪ですね(^_^;)
まあ、若い頃はそんな苦い経験や思い出ばかりですよね。
そんな苦くて残念なことだって、いくつも集まったらなにげに今回みたいな自慢エピソードになるもんですね。
そうだよ!みんな、恥をかいたっていいんだ!
なんでもやってみよう!
気になる人には声をかけよう!
やらなかったことはなんにもならないけど、
やってみればあとから何かの役にたつかもしれないのだ!
せめて話のタネとかくらいにはね(゜▽゜)/
・・・って、なんの話でしたっけ?
そうそう、舞台挨拶ね。
舞台挨拶関連のエピソードならもっとあるんですけどね、
「キッズ・リターン」でブレイクする前の安藤政信くんとおしゃべりしたこともあるし、
田口トモロヲさんと飲んだことがあるとか、
船越英一郎さんがスッゴクスッゴクいい人だったとか。
ある女優さんがメチャクチャ性格が悪かったとかもね(+_+)
まあ、そんな話はまたいつか。
そんなわけで、今度の日曜日。
『星めぐりの町』、気にはなってたけどまだ観てないって方はもちろん、
観ちゃったよって方もぜひリピートで。
監督の舞台挨拶付きで観てみてください☆
お待ちしております!!
そして。
明日公開。
ヒョン・ビン主演『コンフィデンシャル/共助』
(C) 2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
こちら、2017年上半期敢行映画動員ナンバー1!韓国に逃亡した北朝鮮の犯罪組織を捕らえるため、
北と南の刑事がタッグを組んで捜査に挑む。
世界を揺るがす非常事態、制限時間は3日間。
史上初の型破りな“共助捜査”が今、始まるー!
これ、なにげに私、かなり楽しみにしていた作品。
このワイルドなイケメン、主演のヒョン・ビンですが、
韓国ドラマ『私の名前はキム・サムスン』で、
“口が悪く、笑わず、しかも冷徹なやり手社長”を演じてた方なんですよね~♡
・・・・めっちゃハマってたんです私(´▽`)/
全部録画して、毎回、何度も何度も見直すというくらいに。
もうねえ、ドハマリですわ。
このヒョン・ビンさまに。
母親に、「あんたみたいなのが主人公のドラマだよ」と言われ、なんとなく見始めたドラマでしたが、たしかに。
ちょっと太めで酒好き、仕事のキャリアはあるがモテない姉御肌の女子が主人公。
共感しまくりでした。
でも、その相手役のヒョン・ビンさま。
最初は「かなり整った雨上がり・宮迫」にしか見えなかったんですけどね、
回を重ねるごとにだんだん目が離せなくなっちゃったんですよ~!
目がおかしくなったのか!?
宮迫がめちゃくちゃかっこいい(゜Д゜)!!
ていうかこの人、スゲーかっこいい(≧▽≦)!!
それより前の韓流では、「イヴのすべて」というドラマでヒロインを陰からずっと支えるヒョンチョル先輩の役をやってたチャン・ドンゴンにハマっていたんですけどね。
もうハマリすぎて、ヒョンチョル先輩の吹替えをやってた谷原章介さんまで好きになっちゃいましたからね。
で、それ以来のドハマリでした。
その、「キム・サムスン」から7~8年。
今回、久しぶりのヒョン・ビンさま。
実は私、その後の「王の涙」とか観てないんですよ。
このごろは映画館でも観たい作品のうち10本に一本くらいしか観られないし、
DVD借りてまで家では映画、観ないんですよ。
だから「キム・サムスン」以来。
ヒョン・ビンさま、歳を重ねて、大人の色気が出てきて、ちょうーーーどいい感じになってました♡
(C) 2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
北朝鮮の特殊部隊にいた経験のある、家族を失った刑事というワイルドな役柄も似合う、憂いを帯びた表情に無精ひげ。
マジでやられた!
なんと、韓流には興味のないスタッフSさんまでもが、
「めっちゃかっこよかった・・・・♡久々、一目惚れした!」
と言ってましたからね!
やっぱり!
そうでしょう!?
今までラブストーリーの王子様的な役が多かったヒョン・ビンさまですが、
今回は、接近戦に特化したロシアの戦闘術“システマ”を駆使した超絶スタイリッシュなハードアクションに挑戦しています!
あの長身と小さな顔、長い手足で激しい戦闘シーンなんてやられたら!
目がハートのままで止まってしまいますよね!
もうねえ、この方が着ていると、
ただの紺色のスーツも、
普通の革ジャンも、
北朝鮮の軍服までもがめちゃくちゃかっこいい衣装に見えてくる。
そして忘れちゃいけないのは今回の相方、ユ・ヘジン。
この方はまた、いるだけでその場を和ませるこの顔!
(C) 2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
南北問題という社会派テーマを扱いながらも、この方のほっこり感とユーモアでうまい具合にコメディ要素を盛り込み、
しかもアクションシーンはド派手に思いっきり振りきって、
ちょうどいいバランスのエンターテインメントになってます。
そしてこの作品で、警察も国家も部下も裏切る冷酷無慈悲な犯罪組織のリーダーを演じたキム・ジュヒョクが、去年の10月に交通事故で亡くなったのも驚きました。
(C) 2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
この方は「プラハの恋人」!このドラマも好きだった(>_<)
キム・ジュヒョクも、「プラハの恋人」から10年以上たち、
歳を重ねた男の色気が出てきていて、
これからさらに面白い役者さんになっていくはずだったのに。
この映画の上映が決まったあとの、事故死のニュース。
本当に残念でした。
ご冥福をお祈りいたします。
しんみりしちゃいましたが、映画は誰でも楽しめるめっちゃ面白いエンターテインメント作品です。
これは、「アシュラ」とかみたいな血みどろの激しさは無いので、
家族みんなで楽しめますよ!
アクション映画が大好きなお父さんたちも、
韓流にドハマリ中のお母さんたちも、
R指定は付いてないのでお子さんたちも、
私みたいな女子もね♪
大スクリーンでヒョン・ビン、堪能してくださいね♡
公式サイト→http://kyojo-movie.jp/
あ、もう一個思い出した♪
2月16日公開の話題作(主演の二階堂ふみちゃんが今、いろんなバラエティ番組に出て宣伝してくれています☆)「リバーズ・エッジ」の監督はなんと行定勲監督。
実は私、この方にもお茶をお出ししたことがあるんですよねえ(゜▽゜)/
当時はまだ「GO」も「セカチュー」も撮る前の、無名の監督でしたけど。
なんか・・・・なんでもやってみるもんですね。
いつか、何かの拍子に、話のタネになりますからね(・ω・)ノ
みなさんも、今、しぶしぶお茶を出した人がそのうち出世して巨匠になるかもしれないし、
時間つなぎに仕方なく話し相手をした若くて細くて全く見たことのない若手俳優がもしかしたらいつかブレイクして人気のイケメン俳優になるかもしれないんですからね!
★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/ 携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile
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