高等部は本科3年、専攻科2年の5年一貫教育です。
自分のペースでゆっくり学ぶことを大切にします。
クラス全体でかかわりながら一つの目的に向かっていくキャンプの取り組みや個々の課題の特性を踏まえた小集団での授業、自己実現の一歩となるクラブ活動やみはらしだいまつりでの中心的役割など多様な場面が本科の学びの舞台です。
生徒が「授業って楽しい」「わかることやできることが嬉しい」と実感する経験を重ね、意欲を膨らませていきます。本科時代は人間関係と社会性を育みながら豊かに3年間を過ごします。
高等部本科で培った意欲と自分らしさを大切に、卒業後に向けた進路や自立の課題に取り組みます。
関心あるテーマを掘り下げて製作する卒業論文、豊かな生活者となるための趣味や資格への挑戦、職場見学や実習などの学習、体験から自分と向き合い自分らしく生きることを考えます。
こうした青年期らしい学びを通して、卒業後の自分を支えていく自信の源をゆっくり育み、それぞれに合った進路に進みます。
特別支援教育が始まったものの学校卒業後のサポートはまだまだ未整備と言わざるをえません。
学園は同じNPO法人の事業として、「自立支援センターるっく」があり、福祉の制度も活用して学園の卒業生、発達に遅れを持つ青年の自立や就労の課題を支援しています。
そういう環境に支えられて、企業で働く人、学園卒業後定時制高校などに入学してさらに学ぶ人、自分の働く意欲や自信をさらにつけるために、また豊かに生きるため「るっく」を活用する人、など自分に合った進路へ進みます。
修業年限 5年間
学習と発達に困難を抱える子ども。今年度は3月中学校卒業見込み、または中学校卒業の人。