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毎日新聞

吃音

苦しみ深く...社会の理解不可欠 アンケート記述欄

毎日新聞 2016年8月16日 21:41(最終更新 8/16 21:59) 有料記事 1701文字
「死ぬことも考えました」と告白するアンケートの自由記述欄

「吃音(きつおん)のせいで人生の歯車が狂った」「しゃべらないで済む職業を考えた」。全国の吃音当事者を対象に毎日新聞が実施したアンケートの自由記述欄には、当事者の苦しみが切々とつづられていた。そこからは、吃音に対する社会の理解を深め、当事者をさまざまなかたちで支援していくことの必要性が浮かび上がる。

「どもりさんが発表しているんか」

60代の行政書士の男性は小学2年の時、かけ算の九九の練習で言葉に詰まりながら発表していると、担任教師から笑いを誘うような雰囲気でそう言われたという。アンケートで「屈辱感でいっぱいであった」と振り返る。

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