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2017年10月26日

平成29年度 JIA 第4回懇談会

場所

浦和コミュニティセンター

出席者

村田 ??橋 代田 三浦

10階 第7集会室

長野 小島(Kオフィス)

日時

平成291013日(金)

細井(リリカラ) 永井(N工房)

19:50 21:00


議事内容

しかく200秒スピーチ

1. 徳島全国大会とCLTの建築 <村田>

・高知県立林業大学の見学紹介

t150mmを構造・仕上げに使用

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2. プレストレストコンクリート <三浦>

・顯本寺の施工写真を通して構造紹介

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3. 橋の設計 <代田>

・町田市内の都内にかかる歩道橋の設計の経験を紹介

03 代田.jpg


4. N工房の仕事 <細井・N工房>

・和紙装飾の現物サンプルと写真にて作品紹介

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5. 「日本人の住まい」紹介<高橋>

E.S.モリス作 本の紹介。

05 高橋 日本人の住まい.jpg


6. Terra Power石質改質機能材の紹介 <小島>

Kオフィスの商品紹介

・撥水・抗菌等の機能があるコンクリート等に含浸させる塗布材紹介

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7. ペーパーモデル紹介 <長野>

・趣味で作成しているモデルと作り方紹介

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平成29年度 JIA埼玉 第5回役員会

場所

浦和コミュニティセンター

出席者

会長 しかく村田

副会長 しろいしかく倉島 しろいしかく寺山

10階 第7集会室

幹事 しろいしかく木村 しかく代田 しかく??橋 しろいしかく戸谷 しかく三浦

日時

平成291013日(金)

監査 しろいしかく長澤 しろいしかく金子

相談役 しろいしかく鶴崎

18:00 19:30

個人協力会 しかく長野

法人協力会しろいしかく山?ア

議事内容

しかく報告事項

1. 空間デザインWG報告<村田>

・「紙の森」10/7() 10/8()ヒアシンスハウス前にて開催した。

・親子100名以上の参加があり、盛況であった。

・上記のイベントについてBulletin2018冬 への執筆依頼があり。


2. 建築家大会 2017四国 報告<村田>

・地域会長会議は不参加。


3. 支部役員会報告1 次期支部役員について<村田>

・支部役員の村田が 24年の任期満了の為、地域会枠からの役員の選出が必要。


4. 支部役員会報告2 支部財政と今後の提案<村田>

・会員の減少により、年間200万円の赤字ベース。会員の増強と支出減を図る。

・藤沼支部長案についての報告、議論。

・埼玉地域会の会友を増やして、底から、若い会員を引き入れるように務める。


5. 支部役員会報告3 廃止の委員会<村田>

・アーキテクツガーデン等廃止委員、及び子供ワークショップなど支部委員の検討もあり


6. JIA埼玉2017年度第2四半期会計報告<高橋>

・個人協力会員の減による収入見込が減となる。


7. 建築相談報告会と今後の予定 <三浦>

・建築相談委員会にて統一書式などについて、別途協議予定。




しかく審議事項

1. 2回 絵画体験&コンクール 共催について

11/49:3014:00 15回南区ふるさとふれあいフェアのブース確保が決定されたのでJIA埼玉の共催事業とする。

JIA埼玉賞などは特に設けない。

2. 1.熊谷こども空間ワークショップの共催について<村田>

・中野地域会の白江さんより呼びかけがあり、NPOエコネットくまがやからの依頼で共催を希望。

11/3() 9:00〜 小学生 模型で設計して実際の組み立てまで 〜14:00

・木材と輪ゴムを使ったイベントでJIA埼玉でも過去に三多摩と一緒に行ったことがある。

・埼玉地域会も共催事業として進め、今後お互いの意見交換を進めていくこととする。

17日午前中に熊谷にて村田が打合せにいく。

3. ヘリテージマネージャーの共催について

・一般社団法人埼玉建築士会主催「平成29年度埼玉県歴史的建造物の保全・活動専門家養成講習会の共催をすることとした。

・ただし、次年度以降は、JIA埼玉としても会議に参加できるような体制にしてもらうこととする。

・次回役員会後に建築士会江森さんに説明にきてもらう予定。19:30〜行う。

JIA埼玉としての意見もまとめる。窓口は三浦が担当。





空間デザインワークショップ 「紙の森」をつくろう

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昨年のトリエンナーレ企画「タイムチューブをつくろう」から1年、今年も親子で楽しめるワークショップを企画しました。

場所も同じく別所沼公園ヒアシンスハウス前。

10/7() 10/8()の2日間 いつでも、だれでも気軽に参加できるイベントとして大勢の方々に楽しんでもらうことができました。


昨年に引き続き紙管(しかん)をメインの材料としましたが、今回はカーテン用の芯材で細くて軽い。したがって子供でも簡単に安全に運べるようになりました。

そして、ジョイント方法もとっても簡単にしました。コードを束ねる「タイラップ」の何度でもはずせる「リピートタイ」というものを使いました。

紙管2本を束ねるには、300mm程度のリピートタイ1本、それ以上の本数となると、リピートタイを2つつなげて束ねていきました。


空間デザインワーキンググループは4月から会議を重ね5回の会議と試作を行い、試行錯誤を繰り返してきました。そして、今回はとても自由度が高くどんな形でも作ることができるようになりました。

紙管は400本用意できました。


そして昨年同様、小さい子供たちも参加できるように、紙の森に住む生き物を作るコーナーも設けました。こちらは、10cm角ぐらいのダンボールの中心にボタン電池を嵌めてLED照明を光らせるというアイデアで、簡単な仕組みながら、子供たちの大人気コーナーとなりました。


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初日の始まりは雨。昨年の教訓を活かして、少し遅めにスタート。まずは、「光る紙の生き物つくり」用のテーブルの作成。建築家みんなで作ったものの、なかなか苦戦しました。1つめは失敗。2代目の机はしっかりできました。

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まずは、「光る紙の生き物つくり」を開始。さんぽをしている親子を見つけて誘ってみます。

子供たちはすぐに熱中し始めます。要領を覚えると2個3個作り始めます。そのうちに、友達にも作り方を教えてくれるようになります。

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午後になって晴れてきました。

つづみのように5本の紙管柱をひねって樹木の幹を作りました。

子供たちには、そこに枝をさして、昆虫をぶら下げてもらいました。

手前の紙管には本物のとんぼが遊びに来ています。

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鼓の幹の上に載せる枝づくり。建築家坂茂さんのアイデアをもとに、紙管を千鳥格子のように重ねていく。そしてリピートタイでつないでいく。これでかなりの大空間の屋根が作ることができます。

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幹の上に乗せると森らしくなってきました。

子供たちは、一番高いところに昆虫たちを吊るしたいようです。

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初日は、このような形で終了。夜も紙の虫たちはしっかり光っています。

この日は警備の為、宿泊。

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次の日はよい天気になりました。

しかし、昨日作成した森は、夜露にぬれて見事に崩壊!

紙は水に弱かった。改めてものづくりの難しさを思い知らされました。

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紙の生き物たちもいったん避難して、また森を作り直しました。

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天気がよく、屋外で紙の生き物つくりを開始しました。今日は日曜日、公園で運動会もあって、親子連れがたくさん集まってくれました。

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JIAスタッフもこの暑さと長時間作業で少々ばて気味。

紙の森を見ながらランチ。

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午後になって、いよいよ人がたくさん集まってきました。なれた子たちが、自分たちだけで紙管を組んで遊び始めています。けんかをしながらも、みんなで話し合って、真剣に作り上げていく姿は頼もしいですね。

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男の子は脚立に乗ってどんどんくみ上げていきます。

とても楽しそう。

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こちらの紙の生き物つくりも大盛況です。スタッフが手が回らなくなっても、子供達同士で教えあってくれています。

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すばらしい昆虫を作ってくれました。色彩、立体感すばらしいです。

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そろそろ夕暮れ時になってきました。空を見上げると、本物の森と一体になっています。

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そして、みんなで紙の森の中をあるいて、好きな紙の生き物を探して散策してもらいました。

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イベント終了して、残った紙の生き物は皆さんに持って帰ってもらいました。

みんなたくさん作ってくれてありがとう。

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そして、解体。子供達も特に声をかけなかったけど、ちゃんと手伝ってくれました。

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今回のイベントを通して2つのことを学ぶことができました。

1つは、建築を作る身として、実際の紙管という材料の特性を理解していないと思い描いた空間は作り出すことはできない。設計図上では書くことができる絵でも、現実に成立するかということは、常に感じて理解しなくてはならない。今回はいろんな実験ができて体感することができました。

そしてもう1つは、子供達の創造性。はじめは見よう見まねで作り始めますが、だんだん面白くなってくると、いろんな創作意欲がわいてくるようです。紙管のくみ上げも、はじめは3本の紙管を立てて束ねて倒れないようする。そこから発展していく。木の文化をもつ日本のものづくりの原点ではないでしょうか。

我々はこのような身近に扱える材料を使ってものづくりの機会をつくることで、たくさんの人たちが集まってくれて、楽しんでくれて、そしてすばらしい形を作り上げていくことを目指してやってきました。イベントの終わりに「来年も絶対にやってね。今度は教える役をやるから」と言ってくれた子がいました。将来の建築家に励まされ、次回もつづくのでしょうか・・・・。




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