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ソウル市、外国人の交通費決済の利便性向上に向けて「オープンループ決済」を先駆的に導入

交通ニュース

2025年10月24日 views1,162

ソウル市、外国人の交通費決済の利便性向上に向けて「オープンループ決済」を先駆的に導入

2025年内に地下鉄の新型キオスク発券機(実物カード)で海外クレジットカードを利用した交通カードの購入・チャージを可能に T-moneyのApple Payチャージ方法に海外クレジットカードを導入して外国人向けモバイル交通決済環境構築 2030年オープンループ交通決済への切り替えに向け運輸機関19か所、カード会社、政府部署などと協議を推進中 ソウル市は、外国人観光客が公共交通機関を利用する際の不便さを解消するため、EMV規格の「オープンループを基盤とする交通決済システム」の導入を段階を踏んで進めていく。 これにより、外国人観光客は別途に交通カードを購入・チャージしなくても、手持ちの海外クレジットカードを利用して、ソウルのバス・地下鉄をすぐに利用できる環境が構築される見通しだ。 コロナ禍以降、ソウルを訪れる外国人観光客は、2024年には1,636万人、2025年は2,000万人突破が予想されるなど、急増傾向を示している。 しかし、外国人観光客は、依然として交通カードを現金で購入・チャージしなければならず、海外クレジットカードを利用した決済ができないという不便は常に指摘されてきた。 そこでソウル市は、「観光都市ソウルの魅力を高めるには、交通アクセシビリティから国際標準レベルに改善すべきである」という判断のもと、オープンループ決済手段を導入するため、2023年から交通・運輸機関、海外のカード会社、政府部署などと協議を進めてきた。 オープンループ決済方式への切り替えは、現在の韓国国内規格(PayOn)端末の早期交換によるサンクコスト発生と、決済方法変更によって市民に不便が生じるなどの懸念があるため、ソウル市は短期的な不便解消と中長期インフラ革新を同時に進めるという、段階別の戦略を推進する。 現在、韓国国内規格(PayOn)を使用する全国の端末を、EMV認証を取得した端末に交換する場合、首都圏基準で最少500億以上の経費発生が予想され、EMV規格と乗換割引適用のための新たな精算システム構築などが必要となる。 短期的には、2025年末までに、地下鉄の新型交通カード発券機(キオスク機器)で、海外クレジットカードを利用して交通カードを購入・チャージできるよう、ソウル交通公社と共にシステムを改善中だ。 現在、ソウル地下鉄1号線〜8号線の主要駅25駅では新型キオスク機器を利用でき、韓国国内クレジットカードで1回券、定期券、気候同行カードのチャージができる。(2025年9月6日〜) (注記) ソウル交通公社が運営する1号線〜8号線に対し、440台を2025年年末までに順次導入(4号線チンジョプ(榛接)線、7号線プチョン(富川)区間、8号線ピョルレ(別内)線を除く) また、iPhoneを利用する外国人のために、2025年内に、T-moneyをApple Payを利用して海外クレジットカードでもチャージできるようにする。これにより、外国人は両替をしなくても、カード1枚で交通カードをチャージ・利用できるようになる。 現在、Androidスマホ(Galaxy)は、T-moneyのコリアツアーカードアプリを利用すると、海外クレジットカードでチャージが可能だ。 地下鉄の新型交通カード発券機 iPhoneのクレジットカードチャージ画面 中長期的には、交通決済システムを2025年から2030年までに、EMV規格の「オープンループ決済システム」に段階的に切り替える計画だ。 1段階(2025年〜2026年):バスの端末にEMV認証モジュールを設置して決済サーバー(Back Office)構築 2段階(2027年):地下鉄(1号線〜8号線)をEMV端末に交換 3段階(2028年〜2030年):マウルバス・民間投資鉄道の首都圏統合乗換機関に拡大 オープンループ決済システムは、従来の閉鎖型(クローズドループ)交通カードシステムとは違い、グローバル決済ネットワーク(EMVコンタクトレス)を基盤とするため、多数の機関との協議が不可欠だ。そのため、複数の海外クレジットカード会社及び国際ブランド(VISA、Masterなど)との協議を通じて、運輸事業者の負担を最小化化する策について議論する予定だ。 また、ソウル市は、首都圏統合乗換制に参加中のソウル市、キョンギド(京畿道)、インチョン(仁川)市及び傘下の運輸機関19か所と協議を進め、各機関の端末交換周期、精算システムの構造、ネットワーク連携方式などを考慮した共同標準を策定する予定だ。
トンデムン(東大門)・ソデムン(西大門)でも「自律走行マウルバス」運行...ソウル市、先端交通革新を相次いで打ち出す

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2025年10月20日 views720

トンデムン(東大門)・ソデムン(西大門)でも「自律走行マウルバス」運行...ソウル市、先端交通革新を相次いで打ち出す

10月14日(火)から自律走行マウルバス「トンデムン(東大門)A01」、10月15日(水)から「ソデムン(西大門)A01」運行開始 「トンデムン(東大門)A01」チャンハンピョン駅〜キョンヒ(慶熙)大医療院、「ソデムン(西大門)A01」カジュワ駅〜ソデムン(西大門)区庁、各路線につき2台ずつ運行 6月に運行を開始した「トンジャク(銅雀)A01」の満足度90%...公共交通機関の空白地域に自律走行車両の投入を今後とも継続 2025年6月にトンジャク(銅雀)区で初の運行を開始した「自律走行マウルバス」が、90%を超える高い満足度を記録しながら安定的に運行を続けるなか、10月からはトンデムン(東大門)区、ソデムン(西大門)区にも導入される。 ソウル市は、10月14日(火)から自律走行マウルバス「トンデムン(東大門)A01(チャンハンピョン駅〜キョンヒ(慶熙)大医療院)」、10月15日(水)から「ソデムン(西大門)A01(カジュワ駅〜ソデムン(西大門)区庁)」の運行を開始すると発表した。2026年下半期より有償運送に切り替わる予定であり、それまでは市民誰もが無料で利用できる。 運行開始日から、バス情報案内端末(BIT)を通じてリアルタイムに到着時刻を確認でき、NAVER・Daumなどのポータルサイトでも路線を検索できる。運賃は有償運送に切り替わる(2026年下半期予定)までは無料だが、乗車・下車の際には必ず交通カードをタッチする必要がある。 6月に運行を開始したソウル初の自律走行マウルバス「トンジャク(銅雀)A01」路線は、スンシル(崇実)大学校〜チュンアン(中央)大学校の間を循環することでキャンパス間の交流と生活圏の交通利便性を向上させ、高い住民満足度(満足だ 90%、普通だ 9.2%など / 2025年7月1日〜8月31日)を記録しながら現在も運行中だ。 なお、ソウル市は、自律走行マウルバス以外にも、深夜自律走行タクシー、早朝同行自律走行バス、自律走行シャトルなど、公共交通空白地域と時間帯に自律走行車両を引き続き投入していく計画だ。 トンデムン(東大門)A01運行概要 ドンデムン(東大門)A01車両 運行区間:チャンハンピョン駅〜キョンヒ大医療院 (片道 7.5km) 運行時間:月〜金、09:00〜18:15 便 時間 運行車両 備考 1 09:00 ~ 11:00 1号車 各便「チャンハンピョン駅 → キョンヒ大医療院 → チャンハンピョン駅」を往復 – 2 10:15 ~ 12:15 2号車 本便の終点到着後にはお昼休み(90分) 3 11:30 ~ 13:30 1号車 本便の終点到着後にはお昼休み(90分) 4 13:45 ~ 15:45 2号車 – 5 15:00 ~ 17:00... Read more
韓国初の「運転席のない自律走行シャトル」、チョンゲチョン(清渓川)〜クァンジャン(広蔵)市場を駆け抜ける

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2025年09月29日 views1,545

韓国初の「運転席のない自律走行シャトル」、チョンゲチョン(清渓川)〜クァンジャン(広蔵)市場を駆け抜ける

運転席のない自律走行「チョンゲ(清渓)A01」、23日(火)13時からチョンゲ(清渓)広場〜クァンジャン(広蔵)市場を無料運行 試験運行を経て2026年下半期に有料化...乗客8人(試験運転手1人を除く)まで乗車可能 9月23日(火)から、運転席のない自律走行シャトル「チョンゲ(清渓)A01」路線が、ソウルを代表する観光スポットであるチョンゲチョン(清渓川)を駆け抜ける。ソウル市は、試験運行を十分に行ったうえで、2026年下半期中に有料化する予定で、「チョンゲ(清渓)A01」は、23日(火)13時から、交通カードを持つ者なら誰でも無料で乗車できる。(気候同行カード使用可) 試験運転手が運転席に座って運行するこれまでの自律走行バスとは違い、運転席とハンドルがない自律走行シャトルは、ソウル市内初の運行事例で、緊急時の対処など安全のために常時乗車する試験運転手1人を除き、一度に乗客8人まで乗車できる。 「チョンゲ(清渓)A01」は、チョンゲ(清渓)広場〜チョンゲ(清渓)3街(セウン(世運)〜チョンゲ(清渓)5街(クァンジャン(広蔵)市場)の往復4.8km区間を車両2台が循環し、両方向の合計11か所の停留所に停車する。平日10:00〜16:50(起点から終車16:00出発)、1日11便・30分間隔(お昼時間を除く)で運行される。 * ただし、路線内の一般バス停留所のうち「チョンゲ5ガ、パンサン市場(02227)」と「ソリンドン、SKソリンビル(01173)」停留所には停車しないので、最寄りの停留所を利用する必要がある。 ** BIS: https://bus.go.kr/. 運行初期は乗車料金が無料だが、一般市内バスと同じように、利用客は「交通カード」をタッチしてから乗車する。ソウル市は、十分な運行過程を経て、2026年下半期中に有料化する予定だ。(気候同行カード使用可) ソウル市は、8月から試験運行及び専門家による安全運行検証などを実施、安全性を十分に検証したうえで正式運行を開始することにし、今後も技術の高度化を重ねて、夜間運行と運行区間の延長も検討、「完全無人シャトル」に発展させていく。 ソウル市は、チョンゲチョン(清渓川)の運転席のない自律走行シャトルが、市民に未来の公共交通に一足先に触れる楽しさを届け、同時にチョンゲチョン(清渓川)を代表する観光商品として飛躍することで、地域商圏の活性化にも貢献することを期待している。 チョンゲ(清渓)A01の運行概要 運行概要 ᄋ 運行会社:(株)Autonomous A2Z ᄋ 運行区間:チョンゲ(清渓)広場〜チョンゲ(清渓)3街(セウン(世運)〜チョンゲ(清渓)5街(クァンジャン(広蔵)市場)(往復4.8km) ᄋ 運行台数:2台(ROii、試験運転手1人・乗客8人) ᄋ 運行時間:平日10:00〜16:50 (配車間隔30分、1日11便運行 / 終車16:00出発) (注記) ただし、4便目と5便目の配車間隔は90分(お昼時間など)(4便目:11:30出発 / 5便目:13:00出発) ᄋ 運行料金:無料 (2026年下半期に有料化導入予定) ᄋ 停留所:11か所 <停留所一覧 > 番号 停留所名 停留所ID 備考 1 チョンゲ広場 02247 チョンゲ(清渓)広場 → クァンジャン(広蔵)市場方面 2 チョンゲ1ガ、クァンギョ 02224 3 チョンゲ2ガ、サミルギョ 02225 4... Read more
環境にやさしい水上交通手段「ハンガン(漢江)バス」巡航...ハンガン(漢江)の新たな歴史を刻む

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2025年09月17日 views5,196

環境にやさしい水上交通手段「ハンガン(漢江)バス」巡航...ハンガン(漢江)の新たな歴史を刻む

2025年11月1日(土)〜 運航再開 18日(木)午前11時初運航...マゴク(麻谷)〜チャムシル(蚕室)28.9km区間、船着場7か所巡航 運航初期は1時間〜1時間30分間隔、1日14回運航...初期は8隻、2025年中に12隻で運航拡大 10月10日からは午前7時〜午後10時30分に運営拡大、通勤・帰宅ラッシュ時の急行路線も追加 バス路線の新設・調整、タルンイ配置など船着場への交通アクセス改善...船内には交通弱者のための優先席など設置 ソウルの環境にやさしい新たな水上公共交通手段である「ハンガン(漢江)バス」が、18日(木)の初運航を目前に控え、安全やサービスなどに対する準備を完了した。ハンガン(漢江)バスは、安全確保と品質改善のための3か月間の市民体験運航を終了し、9月18日(木)午前11時(始発)から正式運航を開始する予定だ。マゴク(麻谷)-マンウォン(望遠)-ヨイド(汝矣島)-オクス(玉水)-アックジョン(狎鴎亭)-トゥクソム-チャムシル(蚕室)の7か所の船着場を巡り、計28.9kmを運航する。 計8隻の船舶により運航され、韓国で初めて導入される水上公共交通手段であるだけに、安全やサービス品質などを総合的に考慮して、正式運航の初期には、午前11時から午後9時37分(到着地基準)まで、平日も週末も1時間〜1時間30分間隔で1日14回運航する。 特に、正式運航の初日には、終点のマゴク(麻谷)とチャムシル(蚕室)にて全席満席で出発、21日(日)5便目にて搭乗客数1万人を突破した。区間別の平均搭乗客数は156人、平均座席利用率は80%に達した。 <運航概要> *接岸・離岸及び乗船・下船を含めた時間 – 最大定員: 199人 – 一般路線: 11:00(出発地)〜21:37(到着地) – 急行路線 (10月10日(金)〜) 7:00(出発地)〜22:30(到着地) <10月10日からは午前7時〜午後10時30分に運航拡大、通勤・帰宅ラッシュ時の急行路線も運営> 秋夕連休以降の10月10日(金)からは、通勤・帰宅ラッシュ時の急行路線(15分間隔)を含め、往復30回(平日基準)に増便して運航する予定だ。平日の運航時間は午前7時〜午後10時30分、週末は午前9時30分〜午後10時30分と、市民の視点と要望を反映してサービス品質を段階的に向上させ、安全を最優先に運営する計画だ。また、10月末以降からは船舶4隻を増やし、2025年中に計12隻、48回運航に拡大する。 ハンガン(漢江)バスの利用料金は1回3,000ウォン、5,000ウォンを追加した気候同行カードを使用すると、回数に制限なく搭乗でき、公共交通機関の乗換割引も受けられる。ただし、現金払いは不可である。 * リアルタイム運航時刻表、残り座席数などの運航情報及び悪天候による船欠航に関する情報は、主要なモビリティアプリ(NAVERマップ、カカオマップ)でリアルタイムで確認できる。 ハンガン(漢江)バスのすべての船舶は、環境にやさしい船舶(ハイブリッド8隻、電気4隻)だ。ハイブリッド船舶は、ディーゼル機関の船舶よりも二酸化炭素(CO2)排出量が52%低く、電気船舶は二酸化炭素を排出しないよう設計されている。 <ハンガン(漢江)バス内部> <バス路線の新設・調整、タルンイ配置など船着場への交通アクセス改善...船内には交通弱者のための優先席など設置> 特に、「ハンガン(漢江)バス」の船着場周辺にバス停留所を新規に設置したり、バス路線を新設して、ハンガン(漢江)バスの利用客が便利に船着場にアクセスできるようにした。まず、マゴク(麻谷)船着場近くにバス路線(1本)を新設、マンウォン(望遠)・アックジョン(狎鴎亭)・チャムシル(蚕室)船着場にもバス路線を2本ずつ新設・調整した。 その他にも、すべての船着場にタルンイのレンタル所を設置しており、マゴク(麻谷)・チャムシル(蚕室)・アックジョン(狎鴎亭)の3か所の船着場については最寄りの地下鉄駅等をつなぐ無料シャトルバスも運営する。 また、「ハンガン(漢江)バス」の船内ではカフェテリアを運営して、コーヒーやベーグルなど手軽な食事を楽しみながら通勤及び移動を可能にしており、Wi-Fiも利用できる。自転車の駐輪スタンド(20台)、車いす対応席(4席)、交通弱者のための優先席12席も別途指定されている。 ソウル市は、6月5日から8月23日までの約3か月間、66回にわたり市民体験運航を実施して、累計5,562人の市民が搭乗した。満足度は81%に達し、体験運航の参加者たちは、ハンガン(漢江)バスの快適さと料金、移動中に楽しめる景色などに高い満足度を示した。 風景を楽しんでおやつもペロリ ハンガン(漢江)といえばやはりラーメン せっかくだからタルンイ家族券でハンガン(漢江)公園ピクニックも 利用に関する詳細情報は、ハンガン(漢江)バスホームページ(www.hgbus.co.kr)で確認するか、120茶山(ダサン)・コールセンターにて問い合わせを受け付けている。 ヨイド(汝矣島)船着場 ハンガン(漢江)から見たヨイド(汝矣島)船着場 ハンガン(漢江)バス運航時刻表 * 2025年11月1日基準 • 運航時間:09:00(出発地点)〜21:37(到着地点) [合計16便] • 運行間隔:1時間30分 (注記) 船舶の整備及び電気船舶の充電時間のため • 所要時間:片道127分 <時刻表 (マゴク(麻谷) ⇒ チャムシル(蚕室))>... Read more

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