スマートシティニュース
2025年08月11日
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ソウル市、人のためのAI・ロボットによるスマートシティの実現...第2回SLW開催
9月30日〜10月2日、COEXにて開催...200都市・企業300社、6万人参加 ヒューマノイドロボットスポーツから極限ロボットコンテストまで...「ソウルAIロボットショー」2025年初公開 スマートシティ革新政策を選ぶ「ソウルスマートシティ賞」の授賞式開催、21都市・分野選定 SLW、技術・政策・市民融合の場...包容的な技術で社会的不平等とデジタルデバイドを解消 ソウル市が、「弱者と同行するAI都市」というビジョンのもと、グローバルスマートシティ戦略の中心をなすステージであり、世界中の都市と共にリーディングモデルを完成していくための「第2回スマートライフウィーク(Smart Life Week:SLW 2025)」を、9月30日(火)から10月2日(木)までの3日間、サムソンドン(三成洞)COEXにて開催すると発表した。 9月30日〜10月2日に第2回SLWがCOEXにて開催... 200都市・企業300社、6万人参加 「SLW 2025」は単なる展示を超え、ソウルが志向している包容的な技術の精髄を集約して紹介する機会として、韓国内外の都市、企業、専門家、市民が集まってスマートシティモデル実現策を共有する、国際的な議論の場となる。 2025年のイベントスローガンは、「人のためのAI、未来を切り拓くスマートシティ(AI for Humanity, Smart Cities Leading Tomorrow)」だ。「技術は弱者に向かって歩く」というソウル市の都市哲学のもと、より具体的かつ実質的な技術の具現化に焦点を当てた点が、2025年のイベントの特徴となる。 まず、2025年には、2024年よりもイベント規模を大幅拡大した。2024年は109都市、企業147社、約3万人が参加したが、2025年には約2倍増となる200都市、企業300社、6万人参加を目標としている。展示場の規模も、2024年(7,290m2)の約1.7倍に拡大(12,572m2)して、さらに多くのコンテンツ展示と体験プログラムを提供する。 「SLW 2025」は、「SLWショールーム」、「ソウルAIロボットショー」などの『展示館』と、『カンファレンス』、『スマートシティ賞授賞式』に大別できる。 展示館 カンファレンス・授賞式 公式イベント 付帯プログラム SLWショールーム(Cホール) ソウルAIロボットショー(Cホール、ザ・プラッツ(The Platz)) グローバル館、テーマ館 政策事例及び革新技術共有カンファレンス スマートシティ賞授賞式 開幕式 SLW公式晩餐会 ネットワーキング PYC等の企業のピッチング 政策・文化ツアー 授賞式など まず、「1日を通じて未来を歩く」をコンセプトとするSLWショールーム、ソウルAIロボットショーなど、日常に溶け込んだAIを通して都市を体験できる「展示館」が運営される。 SLWショールームは、アモーレパシフィック、LG U+、斗山ロボティクス、新韓銀行等の韓国を代表する企業がシナリオの具現化に参加して、技術の現実性と没入度向上を図り、単なる実演デモを超え、市民参加型の体験要素を強化して、観覧客が「見学」ではなく「住んでみる」展示を体験できるよう企画された。 ヒューマノイドロボットスポーツから極限ロボットコンテストまで...「ソウルAIロボットショー」2025年初公開 2025年SLWのキーコンテンツは、言うまでもなく「ロボット」だ。展示館のメインイベントのひとつとして、「極限ロボット」がテーマの「第1回ソウルAIロボットショー」が開催される。実際に現場で人間と協力して極限環境を突破していくロボットが、市民の前に「生きている技術」として登場し、新たな視点を提供する。 「ソウルAIロボットショー」は、技術の展示を超え、ヒューマノイドロボット同士のスポーツ大会、障害物、火災鎮圧など、極限環境における極限技術対決コンテスト、日常と組み合わせた多彩なロボット体験プログラム・展示など、参加型コンテンツを大々的に披露することで、ロボット産業の現在と未来を一望できる場になることが期待されている。 パランティア・MIT等が参加する専門家フォーラム、リートンのイ・セヨンCEOが開幕式の基調講演者として登場 2つ目のメインイベントは、世界有数の企業と学界リーダーが参加するカンファレンスで、技術の流れを共に診断して、都市発展の方向を共有する機会を設ける。包容型の都市技術、AI倫理、気候危機対応など、未来都市の社会的責任をテーマに、熱い議論が繰り広げられる予定だ。 2025年フォーラムで特に注目を集める講演者は、IBM総括役員ペトラ・フロリゾンヌ(Petra Florizoone)氏、パランティア最高デザイン責任者アクシャイ・クリシュナスワミ(Akshay Krishnaswamy)氏、MIT都市科学者カルロ・ラッティ(Carlo Ratti)氏、 UCLAのデニス・ホン(Dennis Hong)教授、ケンブリッジ大学マクスウェルセンターのアガ・バブニク(Agnieszka Iwasiewicz-Wabnig)氏、SASグローバルVPディパク・ラマナタン(Deepak Ramanathan)氏などだ。講演者たちは、「AIと都市」、「ロボットの倫理と包容」、「公共データを基盤とする都市政策」、「グローバルガバナンス」など、都市と技術の統合ビジョンに対するインサイトを共有する予定だ。 2025年は特に、2023年からソウル市が自治体として初めて開催している、「気候テックカンファレンス」もSLW期間中に同時開催されることで、革新技術のグローバル普及効果を高める。... Read more