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ハンガン(漢江)の心臓「ノドゥルソム(ノドゥル島)」着工...自然・芸術が共存する世界的なランドマークへと造成

スマートシティニュース

2025年11月04日 views348

ハンガン(漢江)の心臓「ノドゥルソム(ノドゥル島)」着工...自然・芸術が共存する世界的なランドマークへと造成

ソウル市、10月21日「ノドゥルグローバル芸術島造成事業」着工式開催...2028年完工目標 レジャー・展示・公演・休息がすべて共存する「グローバル芸術島」へと大変身、生態系復元を通じて自然性も回復 世界的な建築家「トーマス・ヘザウィック設計」、空中庭園・歩行路・森など地上・水辺・空中をあますところなく活用 ハンガン(漢江)大橋から見えるノドゥルソム(ノドゥル島)の全景 ©ソウル市民記者キム・ミジョン ソウル市民に人気の「夕日スポット」であるノドゥルソム(ノドゥル島)が、55年目にして、レジャー空間を超えて展示・公演・休息が共存する世界的な「グローバル芸術島」へと大変身を遂げる。 「ノドゥルグローバル芸術島造成事業」は、ソウル市が2023年から推進中の「ハンガン(漢江)ルネサンス2.0:グレートハンガン(漢江)プロジェクト」の一環であり、これまでノドゥルソム(ノドゥル島)*の西側一部のみ開放されているが、地上全体と水辺、空中まで、すべてを市民のもとへと返すという計画だ。 * 「ノドゥルソム(ノドゥル島)」は、1917年、日本による植民地時代に建設された人工島で、2019年「音楽島」として運営されたが、これまで西側の公演場と利便施設の一部のみ活用され、東側の森と水辺空間は利用率が低かった。 <レジャー・展示・公演・休息がすべて共存する「グローバル芸術島」へと大変身、生態系復元を通じて自然性も回復 > この事業は、既存の建築物である「ノドゥルソム(ノドゥル島)複合文化空間」は維持しつつ、周辺に散策路、水上庭園などを造成して、自然が共存する文化芸術スペースを完成させ、市民はもとより世界中の人々が訪れるランドマークに発展させることを目的としている。 特に、「ノドゥルグローバル芸術島」の全体的な設計は、英国のレオナルド・ダ・ヴィンチと呼ばれるトーマス・ヘザウィックが手掛けることになり、さらに期待が高まっている。 ソウル市は、ノドゥルソム(ノドゥル島)をソウルの感性都市ビジョンを象徴する空間としてつくり、完工後は公演、展示、お祭りなど多彩なプログラムを通じて、ハンガン(漢江)の中心が世界芸術の舞台へと拡大される予定であると強調した。 このため、10月21日(月)午前10時、ノドゥルソム(ノドゥル島)芝生広場にて、「ノドゥルグローバル芸術島」の着工式を開催し、本格的な事業開始を告げた。着工式には、オ・セフン(呉世勲)ソウル市長と世界的な建築家トーマス・ヘザウィック(Thomas Heatherwick)をはじめとする市民約300人が出席した。 * ノドゥルソム(ノドゥル島)ホームページ(韓国語):https://nodeul.org 事業概要 事業概要 位置:ヨンサン(龍山)区ヤンニョンロ445及び446一帯 事業期間:2023年1月〜2028年3月 総事業費:3,704億ウォン 推進経緯 2024年2月29日 ノドゥルソム(ノドゥル島)国際地名設計公募の公告 (70日間) 2024年3月〜12月 投資審査、共有財産審議、共有財産管理計画 (中期・短期事業) 2024年5月28日 作品の公開審査及び当選作選定(サウンドスケープ、トーマス・ヘザウィック) 2024年9月〜 基本及び実施設計開始 2025年10月21日 ノドゥルグローバル芸術島の着工式開催 トーマス・ヘザウィックが設計したノドゥルソム(ノドゥル島)国際設計公募当選作 <サウンドスケープ(Soundscape、音風景)>©ソウル市民記者キム・ミジョン 南側全景 夜景鳥瞰図 1番クラスター及び既存の建物 2番クラスター(芝生広場) 3番クラスター及び既存の建物 4番クラスター 6番・7番クラスター 5番・6番・7番クラスター Prev Next イベントの様子 オ・セフン(呉世勲)ソウル市長が21日(火)午前、ハンガン(漢江)バス船上にて「ノドゥルグローバル芸術島」の設計を手掛けることになった建築家トーマス・ヘザウィック、ソウル市議会のチェ・ホジョン(崔好廷)議長と一緒に記念撮影を行っている。 オ・セフン(呉世勲)ソウル市長が21日(火)午前、ノドゥルソム(ノドゥル島)芝生広場で開催された「ノドゥルグローバル芸術島」着工式にて記念撮影を行っている。 オ・セフン(呉世勲)ソウル市長が21日(火)午前、ノドゥルソム(ノドゥル島)で開催された「ノドゥルグローバル芸術島」着工式終了後、建築家トーマス・ヘザウィックの「サウンドスケープ」作品模型を見ながら空間をチェックしている。
ソウル市「AI安否確認サービス」一方向から双方向にアップグレード

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2025年11月03日 views394

ソウル市「AI安否確認サービス」一方向から双方向にアップグレード

ソウル市、NAVER Cloudと協力して対象者が直接AIに電話する双方向サービス開始 11月から18自治区でテスト事業実施...効果を検証したうえで全自治区に拡大予定 KAISTと協力して憂うつ感・孤立感の事前検知策構築などAIモデルの高度化も図る ソウル市の「AI安否確認サービス」が、「一方向」から「双方向」へとアップグレードされる。これまでは、決まった日程に合わせてAIが対象者に電話することのみ可能だったが、これからは、対象者が必要なときにAIに直接電話をかけてサービスを要請できるようになる。 ソウル市は、2022年10月から、全国で初めて、社会的孤立リスクの高い世帯に対するセーフティネットのひとつとして、AI安否確認サービスなどのスマートケアサービスを提供している。 * AI安否確認サービスとは、孤立リスクの高い世帯(対象者)に対し、AIシステムが自動で電話をかけ、安否と必要な福祉サービスについて確認後、これを洞住民センターに伝えることで対象者をケアする制度だ。 ソウル市は、より強固なセーフティネットを構築すべく、「NAVER Cloud」と協力して、AI安否確認サービスを「一方向」から「双方向」にアップグレードする。 2023年ソウル福祉財団が実施したAI安否確認サービス改善に関する意見調査でも、回答者の59%が、「いつでも電話をかけられるようにしてほしい」と答えている。 アップグレードされたサービスでは、定期的に電話をかけて対象者の安否を確認できることに加え、対象者側がかけた電話への対応も行う。AIを通じて受信・発信された電話は、NAVERの対話型AIサービス「クローバ・ケアコール(CLOVA CareCall)」パートナー企業を通じて、24時間チェックされる。 このように、「一方向」というこれまでの限界を補い、「双方向」サービスを提供することで、対象者の利便性を向上させつつ、AIによって一次的な安否確認とクレーム対応を行うことによって、業務担当者が事例管理や高リスク群管理にさらに集中できるようになると期待されている。 また、対象者にとって人間との会話が必要なときは、「孤独よ、さようなら120」相談につなぐことで、メンタルヘルスケアも併せて提供する計画だ。(韓国語、茶山(ダサン)・コールセンター(☎+82-2-120)に電話し音声ガイダンスに従って5番選択(孤独よ、さようなら)) 「AI双方向安否確認サービス」は、11月から18自治区にて、孤独死低リスク群1,800人を対象にテスト運営され、効果を検証した後、全自治区に拡大される予定だ。 また、ソウル市はAIに対する心理的抵抗感を緩和するため、AIの性別と声のトーンを選択できるようサポートし、KAISTと協力して、憂うつ感・孤立感などを事前に検知できるようにするなど、今後ともサービスの補完・修正を重ねていく計画だ。 ソウル市とKAISTは、感情対応が可能なAI開発に向けて、これまでAI安否確認サービス通じて蓄積された57万件の通話データを分析中であり、2026年下半期適用を目標に、プログラムを開発中だ。 なお、ソウル市は、社会的孤立リスクの高い世帯の安否を定期的に確認して、孤立を予防するため、スマートプラグ、AI安否確認、AI安否ドゥンドゥン(頼もしい)、トクトク(スマート)安否確認、1人世帯の安否確認などのスマートケアサービスを実施している。 ソウル市の主なスマート安否確認サービスの状況 (2025年現在) 区分 AI安否確認サービス トクトク安否確認 AI安否ドゥンドゥン 1人世帯の安否確認 内容 AIが定期的(週1回)に自動電話をかけ受信対象者の安否を確認 電気使用量、ドアの開閉、 歩数、通話履歴を分析して危険を検知 電気使用量、通信データ、携帯電話の使用量(充電、ロックなど)を分析して危険を検知 電気使用量、通信データを分析して危険を検知 モニタリング方法 (1次) 管制会社によるモニタリング (2次) 洞住民センターによるモニタリング (1次) ARSによる自動電話 (2次) 洞住民センターによるモニタリング (1次) AIによる自動電話 (2次) 管制会社によるモニタリング (3次) 洞住民センターによるモニタリング (1次) 財団の管制センターによるモニタリング (2次) 洞住民センターによるモニタリング
ソウル市、行政分野に独自のLLM導入...「グローバルAI行政都市」に向かって始動

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2025年08月18日 views840

ソウル市、行政分野に独自のLLM導入...「グローバルAI行政都市」に向かって始動

行政業務に生成AIを適用させた「チャットボット2.0」開始、イントラネットに独自のLLMを段階的に導入 最適化された生成AI行政支援システムを構築、行政における反復業務を支援...下半期、試験的に稼働 市民用チャットボット「ソウルトーク」にも生成AIを試験的に適用...回答率と市民満足度の向上が期待される 公務員の文書探しから、規定を確認してレポートを作成する業務に至るまでAIが代わりに処理してくれる新たな行政支援システムが構築される。また、市民用チャットボット「ソウルトーク*」に対する生成AIの試験的な適用を通じて、未回答の質問に対する回答率を向上させるなど、行政サービスのスピードと品質、市民満足度が高まることが期待される。 * カカオトークアプリで使用可能なソウル市を代表するチャットボットであり、市民50万人が利用中 ソウル市は、公務員の反復業務を生成AIが代わりに処理する新たな行政支援システム、「チャットボット2.0」事業を開始すると発表した。2025年中にイントラネットに独自LLM(大規模言語モデル)を導入、一部の文書に対し試験的に運営を始めつつ、2026年からは、内部の行政システムと連携した高度化機能を順次拡大予定だ。 「チャットボット2.0」事業は、第1世代チャットボットの技術的限界を超え、生成AI基盤の柔軟かつ精巧な「AI行政支援システム」へと転換するという点がポイントだ。 例えば、「共有財産の使用量が3回連続滞納された場合、直ちに契約を解約できる?」という質問に対し、AIが地方税外収入業務のマニュアルをベースに回答する「デジタル行政ガイド」が実装される。AIが内部システムと連携した情報に基づきリアルタイムで回答するため、職員がその都度部署へ問い合わせたり資料を要請する手間がなくなる。 「チャットボット2.0」は技術面において、「ソウル市の独自LLM」をイントラネットに直接導入する点が最大の特長だ。ソウル市はこの事業を通じて、センシティブな公共データを安全に処理できる独立的なインフラを基盤に据え、行政需要に最適化された実用的な生成AIサービスを構築し、これにより公共行政全般のAI転換をリードしていく方針だ。 ソウル市は、2025年年末まで試験的適用を実施後、2026年からは行政システム連携LLM APIとAIエージェントを導入して、文書の自動化、意思決定支援など高度化された機能に拡大していく計画だ。 なお、ソウル市は、市民50万人が利用中の市民用チャットボット「ソウルトーク」にも生成AIを試験的に適用して、シナリオ型で決まった回答しかできなかった従来機能とは違い、これからはホームページのプレスリリース・ニュースなどの資料をベースに、LLMが趣旨を理解して自然な言葉で回答する機能も提供予定だ。
ソウル市、人のためのAI・ロボットによるスマートシティの実現...第2回SLW開催

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2025年08月11日 views1,159

ソウル市、人のためのAI・ロボットによるスマートシティの実現...第2回SLW開催

9月30日〜10月2日、COEXにて開催...200都市・企業300社、6万人参加 ヒューマノイドロボットスポーツから極限ロボットコンテストまで...「ソウルAIロボットショー」2025年初公開 スマートシティ革新政策を選ぶ「ソウルスマートシティ賞」の授賞式開催、21都市・分野選定 SLW、技術・政策・市民融合の場...包容的な技術で社会的不平等とデジタルデバイドを解消 ソウル市が、「弱者と同行するAI都市」というビジョンのもと、グローバルスマートシティ戦略の中心をなすステージであり、世界中の都市と共にリーディングモデルを完成していくための「第2回スマートライフウィーク(Smart Life Week:SLW 2025)」を、9月30日(火)から10月2日(木)までの3日間、サムソンドン(三成洞)COEXにて開催すると発表した。 9月30日〜10月2日に第2回SLWがCOEXにて開催... 200都市・企業300社、6万人参加 「SLW 2025」は単なる展示を超え、ソウルが志向している包容的な技術の精髄を集約して紹介する機会として、韓国内外の都市、企業、専門家、市民が集まってスマートシティモデル実現策を共有する、国際的な議論の場となる。 2025年のイベントスローガンは、「人のためのAI、未来を切り拓くスマートシティ(AI for Humanity, Smart Cities Leading Tomorrow)」だ。「技術は弱者に向かって歩く」というソウル市の都市哲学のもと、より具体的かつ実質的な技術の具現化に焦点を当てた点が、2025年のイベントの特徴となる。 まず、2025年には、2024年よりもイベント規模を大幅拡大した。2024年は109都市、企業147社、約3万人が参加したが、2025年には約2倍増となる200都市、企業300社、6万人参加を目標としている。展示場の規模も、2024年(7,290m2)の約1.7倍に拡大(12,572m2)して、さらに多くのコンテンツ展示と体験プログラムを提供する。 「SLW 2025」は、「SLWショールーム」、「ソウルAIロボットショー」などの『展示館』と、『カンファレンス』、『スマートシティ賞授賞式』に大別できる。 展示館 カンファレンス・授賞式 公式イベント 付帯プログラム SLWショールーム(Cホール) ソウルAIロボットショー(Cホール、ザ・プラッツ(The Platz)) グローバル館、テーマ館 政策事例及び革新技術共有カンファレンス スマートシティ賞授賞式 開幕式 SLW公式晩餐会 ネットワーキング PYC等の企業のピッチング 政策・文化ツアー 授賞式など まず、「1日を通じて未来を歩く」をコンセプトとするSLWショールーム、ソウルAIロボットショーなど、日常に溶け込んだAIを通して都市を体験できる「展示館」が運営される。 SLWショールームは、アモーレパシフィック、LG U+、斗山ロボティクス、新韓銀行等の韓国を代表する企業がシナリオの具現化に参加して、技術の現実性と没入度向上を図り、単なる実演デモを超え、市民参加型の体験要素を強化して、観覧客が「見学」ではなく「住んでみる」展示を体験できるよう企画された。 ヒューマノイドロボットスポーツから極限ロボットコンテストまで...「ソウルAIロボットショー」2025年初公開 2025年SLWのキーコンテンツは、言うまでもなく「ロボット」だ。展示館のメインイベントのひとつとして、「極限ロボット」がテーマの「第1回ソウルAIロボットショー」が開催される。実際に現場で人間と協力して極限環境を突破していくロボットが、市民の前に「生きている技術」として登場し、新たな視点を提供する。 「ソウルAIロボットショー」は、技術の展示を超え、ヒューマノイドロボット同士のスポーツ大会、障害物、火災鎮圧など、極限環境における極限技術対決コンテスト、日常と組み合わせた多彩なロボット体験プログラム・展示など、参加型コンテンツを大々的に披露することで、ロボット産業の現在と未来を一望できる場になることが期待されている。 パランティア・MIT等が参加する専門家フォーラム、リートンのイ・セヨンCEOが開幕式の基調講演者として登場 2つ目のメインイベントは、世界有数の企業と学界リーダーが参加するカンファレンスで、技術の流れを共に診断して、都市発展の方向を共有する機会を設ける。包容型の都市技術、AI倫理、気候危機対応など、未来都市の社会的責任をテーマに、熱い議論が繰り広げられる予定だ。 2025年フォーラムで特に注目を集める講演者は、IBM総括役員ペトラ・フロリゾンヌ(Petra Florizoone)氏、パランティア最高デザイン責任者アクシャイ・クリシュナスワミ(Akshay Krishnaswamy)氏、MIT都市科学者カルロ・ラッティ(Carlo Ratti)氏、 UCLAのデニス・ホン(Dennis Hong)教授、ケンブリッジ大学マクスウェルセンターのアガ・バブニク(Agnieszka Iwasiewicz-Wabnig)氏、SASグローバルVPディパク・ラマナタン(Deepak Ramanathan)氏などだ。講演者たちは、「AIと都市」、「ロボットの倫理と包容」、「公共データを基盤とする都市政策」、「グローバルガバナンス」など、都市と技術の統合ビジョンに対するインサイトを共有する予定だ。 2025年は特に、2023年からソウル市が自治体として初めて開催している、「気候テックカンファレンス」もSLW期間中に同時開催されることで、革新技術のグローバル普及効果を高める。... Read more

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