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人民網日本語版>>中日フォーカス

人の輪を広げる食べ会、中国で日本を紹介するサロン

中日ハーフ 馬鴻志さん

人民網日本語版 2016年11月30日13:43

<在中日本人の記録番組>中国と共に生きる 第25回>>>

留学や仕事でせっかく北京に来ても、「中国人の友達がなかなかできない」、「定番の中華料理ばかりで、もっとディープな中国を知りたい」という人は多いのではないだろうか。今回は人民大学卒業後、仕事の傍ら食や文化に関する中日交流イベントを自ら企画・運営している馬鴻志さんをご紹介したい。(北京滞在歴8年)

馬さんが初めて中国に訪れたのは、北京オリンピックが開催された2008年。日中ハーフの彼は中国人の父親の姓を名乗っているが、生まれも育ちも日本で、以前は中国語が全くできなかったという。そんな矛盾から決意した中国留学。1年間の語学留学で中国に魅了された彼は北京の人民大学に進学して4年間国際政治を学び、在学中から積極的に中国人学生や留学生たちとの交流をはかったという。卒業後は、仕事との兼ね合いもあり、なかなか新しい友人との出会いがなかったり、日本から友人が遊びに来て、もっとディープな中国を知ってほしいと思いながらも、結局は北京ダッグや火鍋のような定番の場所に案内するという日々だったという。

そんな現状を打破しようと馬さんが考えたのが「友人の輪を広げていくことで、新たな情報を入手する」というもの。第1回目の「食べ会(中国語名:吃会)」は友人に友人を紹介してもらう形で開催。その後も中国で広く使われているSNSの微信(WeChat)を活用し、新たに加わったメンバーからさらに友人を紹介してもらい「食べ会」の輪を広めている。参加メンバーは国別で中国人が7割、日本人が2割、その他の国が1割程度だという。

現在「食べ会」は毎週1回のペースですでに30回以上開催されており、リピーターも少なくない。大勢で円卓を囲んで食べるカジュアルなスタイルのため、参加者側にとっても参加のハードルは比較的低い。

日本語教室で馬さんと知り合い、食べ会に誘われたという華さん(ペンネーム)は、今回で参加は3回目。食べ会に参加してよかった点は「今まではあまり関わりを持てなかった性別や年齢、国籍が異なる様々な人たちと楽しく食事をしながら、異文化交流ができること。それに、美味しいものも食べられるのがとてもうれしい」ことだという。

また最も印象深かった点は「食べ会に参加した時、馬さんが広い交友関係を持ち、さらにそれを広げようと様々なイベントを企画していることにとても感銘を受けた。」そして、華さんもこれをきっかけに色々な人と交友関係を持ちたいと思ったそうだ。このように交流の輪が広がっていくところを目の当たりにできるのもこの食べ会の魅力のようだ。


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toya 2016年12月02日223.104.3.*
食べ会にどうやって参加できるんですか
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