2016年7月19日火曜日
2016年07月19日 第2回植生調査
晴れ。県博のみなさんほか8名の参加者。
結構、暑い。一区切りごとに水分を補給しての調査でした。
夏草に覆われたイナリヤツ湿地ですが、B、D区の耕起による攪拌により、アシカキなどの生育にははっきり差ができていました。また、E、F区については、きぬ看護専門学校の生徒によるセイタカアワダチソウの駆除の効果が目にみえてありました。
さて、今日の目玉は、チョウトンボを見かけたことです。ハス、ヒシなど大池の水草がアメリカザリガニによって、壊滅状況になってから久しぶりでした。どこかで、生き延びてくれているのでしょうね。
結構、暑い。一区切りごとに水分を補給しての調査でした。
夏草に覆われたイナリヤツ湿地ですが、B、D区の耕起による攪拌により、アシカキなどの生育にははっきり差ができていました。また、E、F区については、きぬ看護専門学校の生徒によるセイタカアワダチソウの駆除の効果が目にみえてありました。
さて、今日の目玉は、チョウトンボを見かけたことです。ハス、ヒシなど大池の水草がアメリカザリガニによって、壊滅状況になってから久しぶりでした。どこかで、生き延びてくれているのでしょうね。
by yamasanae
2016年5月26日木曜日
2016年05月26日 きぬ看護専門学校(セイタカアワダチソウなどの駆除)
きぬ看護専門学校の実習の一環で、イナリヤツ湿地のセイタカワダチソウなどの引き抜き駆除のお手伝いをしてもらいました。
きぬ看護専門学校は、茨城県常総市にあり、正式名称は「茨城県きぬ看護専門学校」。3年制ですが、来てくれたのは1年生35名。
晴れ間ものぞき、濃くなった林の緑の中、柳の種(柳絮・りゅうじょ)が飛んで、雪のようでした。
イナリヤツ湿地保全について説明して、さて、1年生のみんなは、そもそもセイタカアワダチソウをしっているでしょうか?聞いてみると、知っていたのは数名でした。そこから始まります。
セイタカアワダチソウは、北米原産の植物で、明治時代末期に日本に持ち込まれ、特に、戦後目立つようになったとされます。現在、侵略性が高く、我が国の生態系に被害を及ぼす種「生態系被害防止外来種」とされています。
セイタカアワダチソウは、種子だけでなく、地下茎により、周囲に勢力を拡張する。地上部を刈り取っても、地下茎が残っていれば、また伸びてくる。
さらに、根から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を出す。
以上のような厄介な植物なので、駆除のために引き抜きが有効、引き抜きは人海戦術ですのでよろしくお願いしますと説明して、作業を開始。
そういえば、花粉症になる?との話がありましたが(さすが、看護専門学校ですね)、セイタカアワダチソウは、花粉を虫によって運んでもらう虫媒花で、風で花粉を飛ばすブダクサなどの風媒花とは異なるので、花粉症については、どうも濡れ衣のようです。
2班で交代で、竹細工つくりとセイタカアワダチソウの引き抜きを交互にやったのですが、後の班は、竹で作った靴ベラをもってきていましたね。
このほか、アカメヤナギの根をスコップで掘って駆除しましたが、大きなカブのお話しではないのですが、数人がかりで掘って、やっこらしょと引き抜いたり、フジの根が長く続いていたり、結構、体力をつかいました。といっても、こちらは、口で応援でしたが・・・
お陰さまで、セイタカアワダチソウやアカメヤナギ、キショウブなどは目立たなくなりました。
作業をしていると、小さなニホンアカガエル、クビキリギス、ヒメギスが草の中。付近では、サラサヤンマ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、キタテハ、ゴマダラチョウ、ウラゴマダラシジミ、アオスジアゲハ、イチモンジセセリなどが飛んでいたのですが、目に入ったでしょうか?
きぬ看護専門学校は、茨城県常総市にあり、正式名称は「茨城県きぬ看護専門学校」。3年制ですが、来てくれたのは1年生35名。
晴れ間ものぞき、濃くなった林の緑の中、柳の種(柳絮・りゅうじょ)が飛んで、雪のようでした。
イナリヤツ湿地保全について説明して、さて、1年生のみんなは、そもそもセイタカアワダチソウをしっているでしょうか?聞いてみると、知っていたのは数名でした。そこから始まります。
セイタカアワダチソウは、北米原産の植物で、明治時代末期に日本に持ち込まれ、特に、戦後目立つようになったとされます。現在、侵略性が高く、我が国の生態系に被害を及ぼす種「生態系被害防止外来種」とされています。
セイタカアワダチソウは、種子だけでなく、地下茎により、周囲に勢力を拡張する。地上部を刈り取っても、地下茎が残っていれば、また伸びてくる。
さらに、根から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を出す。
以上のような厄介な植物なので、駆除のために引き抜きが有効、引き抜きは人海戦術ですのでよろしくお願いしますと説明して、作業を開始。
そういえば、花粉症になる?との話がありましたが(さすが、看護専門学校ですね)、セイタカアワダチソウは、花粉を虫によって運んでもらう虫媒花で、風で花粉を飛ばすブダクサなどの風媒花とは異なるので、花粉症については、どうも濡れ衣のようです。
2班で交代で、竹細工つくりとセイタカアワダチソウの引き抜きを交互にやったのですが、後の班は、竹で作った靴ベラをもってきていましたね。
このほか、アカメヤナギの根をスコップで掘って駆除しましたが、大きなカブのお話しではないのですが、数人がかりで掘って、やっこらしょと引き抜いたり、フジの根が長く続いていたり、結構、体力をつかいました。といっても、こちらは、口で応援でしたが・・・
お陰さまで、セイタカアワダチソウやアカメヤナギ、キショウブなどは目立たなくなりました。
作業をしていると、小さなニホンアカガエル、クビキリギス、ヒメギスが草の中。付近では、サラサヤンマ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、キタテハ、ゴマダラチョウ、ウラゴマダラシジミ、アオスジアゲハ、イチモンジセセリなどが飛んでいたのですが、目に入ったでしょうか?
ウラゴマダラシジミ
イチモンジセセリ
2016年5月9日月曜日
2016年05月09日 2016年第1回目植生調査
いい天気。県博のみなさんほか参加者8名
調査前に、県博のO課長からは、2011年(平成23年)から6年目ですが、これまでの植生調査では、イナリヤツ湿地の植生は維持されているとの評価とのこと。
今年は、4月に耕起した部分があり、そこはまだあまり、草が伸びておらず、ぬかるみに足をとられました。全体には、相変わらず、アシカキやカンガレイが目立ちました。
土の上には、タヌキ?の足跡。
小さな草に、実がついていました。
ツマキチョウなども見ることが出来ました。
調査前に、県博のO課長からは、2011年(平成23年)から6年目ですが、これまでの植生調査では、イナリヤツ湿地の植生は維持されているとの評価とのこと。
今年は、4月に耕起した部分があり、そこはまだあまり、草が伸びておらず、ぬかるみに足をとられました。全体には、相変わらず、アシカキやカンガレイが目立ちました。
土の上には、タヌキ?の足跡。
小さな草に、実がついていました。
ツマキチョウなども見ることが出来ました。
2016年4月22日金曜日
2016年04月22日 耕耘
4/22 Taさんがイナリヤツ湿地の耕耘をおこなってくれました。
以下、Taさんからのご報告です。
池西湿地(ママ)の作業の写真を送らせて頂きます。池西(ママ)に足を運ばれる機会に様子を見て頂ければと思います。
表面だけかもしれませんが写真のようになりました。
深みを作った所は残しました。
畔沿いも耕しました。
耕うん機の早さは「変則1」、爪の回転の早さは「荒い」で、東西方向と南北方向に各1回ずつ耕しました。
以下、Taさんからのご報告です。
池西湿地(ママ)の作業の写真を送らせて頂きます。池西(ママ)に足を運ばれる機会に様子を見て頂ければと思います。
作業前
作業中
作業後
葦やガマが伸びてきている所もありましたが、表面だけかもしれませんが写真のようになりました。
深みを作った所は残しました。
畔沿いも耕しました。
耕うん機の早さは「変則1」、爪の回転の早さは「荒い」で、東西方向と南北方向に各1回ずつ耕しました。
2016年3月27日日曜日
2016年03月27日(日) 草刈り
耕起の準備として、B、D区の草刈りと、大池寄りのA,B区の畦から1mまでの草刈りを行いました。
当日は、関彰商事(茨城を拠点に事業を展開する総合商社)の皆さんにボランティアとしてお手伝いをいただきました。事務の方々だそうですが、明日の業務に支障がなければよいのですが・・・
草刈りは、里山さわやか隊のMaさん、Taさん、Kiさんとyamasanaeで行いましたが、関彰商事の皆さんには、当会のOiさんを先頭にその刈り取った草の片づけと、セイダカアワダチソウの引き抜きをお願いしました。
さすがに、人数の威力ですね、2時間ほどですっかりきれいになりました。
手前のA区にくらべて、後ろのB区はすっかりきれいになりました。
同様に、手前のC区に比べて、後ろのD区はすっかりきれいになっています。
大池側も草刈りをして、見晴らしがすっかり良くなっています。
この後は、4月、保全対象種の芽が出始める前に、時期を見計らって、耕運機で耕起することになります。
なお、当日は、あびこ谷津学校友の会から視察の方々が見えており、イナリヤツ谷津湿地の作業の様子も見ていかれました。
当日は、関彰商事(茨城を拠点に事業を展開する総合商社)の皆さんにボランティアとしてお手伝いをいただきました。事務の方々だそうですが、明日の業務に支障がなければよいのですが・・・
草刈りは、里山さわやか隊のMaさん、Taさん、Kiさんとyamasanaeで行いましたが、関彰商事の皆さんには、当会のOiさんを先頭にその刈り取った草の片づけと、セイダカアワダチソウの引き抜きをお願いしました。
さすがに、人数の威力ですね、2時間ほどですっかりきれいになりました。
手前のA区にくらべて、後ろのB区はすっかりきれいになりました。
同様に、手前のC区に比べて、後ろのD区はすっかりきれいになっています。
大池側も草刈りをして、見晴らしがすっかり良くなっています。
この後は、4月、保全対象種の芽が出始める前に、時期を見計らって、耕運機で耕起することになります。
by yamasanae
なお、当日は、あびこ谷津学校友の会から視察の方々が見えており、イナリヤツ谷津湿地の作業の様子も見ていかれました。
2015年12月15日火曜日
2015年12月15日 第6回関係者会議
12/15(火) 19:00~21:30 於:里山情報館
1.今年までの植生データの報告(Oba)
出席者:Oi,Oba,Miya,Tsu,Ma,Ta,Mine(順不同)
1.今年までの植生データの報告(Oba)
- H23年からの5年間で確認できた種数(標本有り)は209種。
- 毎年,数種程度,初出種が記録されることから,これまでのA区やC区の耕耘は,シードバンクに含まれるさまざまな草種の覚醒に一定の効果があったといえる。
- 9月調査時の4年間のデータからは,おおむねどの区においても毎年同様の種数が確認されていた。
- 2014年度に耕耘したA,C区と耕耘していないB,D区の2015年のデータを比較すると,A,C区で,保全対象種の被度が増加および現状維持の傾向がみられたのに対し,B,D区では被度減少の傾向がみられた。
- これまでのデータの検討結果から,来年度はB,D区を耕耘することに決定した。
- 作業はTa氏に依頼し,4月24日(日)に作業を予定する。
- また,大池側からA,B区にヨシやウキヤガラの侵入が進行しつつあることから,A,B区の大池側1mほどをバッファーゾーンとする。具体的には4月のB,D区の耕耘時にバッファーゾーンの植生を刈り払い,その後耕耘機で耕耘する。
- C区で増えつつあるカンガレイについては,開花期前に何回か刈り払うことによって,生育の勢いをそぐこととする。
- 来年度もこれまでと同様に5月,7月,9月の3回,各区内の出現種,被度の調査を実施する。具体的な日程は,5月9日(月),7月11日(月),9月12日(月)。
- 4年間の植生調査の結果(フロラ)は,茨城自然博物館の研究報告にまとめる。2016年2月頃までにOba氏が中心となって草稿を作成。また,報告書作成に伴ってこれまでイナリヤツ湿地で行われてきた攪乱記録を整理(担当:Mine)。
- 崩落したA,Eわきの歩道修復のための工事では,A,Eに接する水路の一部を埋め立てる可能性がある。その影響については今のところ不明なので,工事後のモニタリングなどで影響を注視したい。
- 来年度のリクシル,富士ゼロックスによるCSR活動に関しては状況を見て、イナリヤツでの活動内容を決める(せいたか、やなぎの除去?)。また,作業のモチベーションを高めるために,作業前に作業の意義やねらい,その成果に関してわかりやすく説明していく。
- これまで,「イナリヤツ湿地」や「池西湿地」等,対象としている湿地の呼称が複数存在しているが,今後は「イナリヤツ湿地」の呼称で統一する。
2015年9月14日月曜日
2015年09月14日 第3回植生調査
9/14(月) 8:30~
今回も、県立博物館のO課長ほか3名、農村工学研究所のMiさん、ネイチャーガイドのMaさん、O会長、Yamasanae 計8名
よく晴れていますが、暑くはありませんでした。
植生調査では、秋の花が目立ちました。
7月の調査では、111種を確認。今日は、何種になったでしょうか。調査も、そろそろまとめの段階です。
今回も、県立博物館のO課長ほか3名、農村工学研究所のMiさん、ネイチャーガイドのMaさん、O会長、Yamasanae 計8名
よく晴れていますが、暑くはありませんでした。
植生調査では、秋の花が目立ちました。
シソクサ
イボクサ
コナギ
アゼトウガラシ
コケオトギリ
ボントクタデ
マツカサススキ
アカバナ
こんなのも
湿地では、クモも目立ちました。イオウイロハシリグモ、ウヅキコモリグモ、ハナグモ、ヤハズハエトリの類、マミジロハエトリ、あまり見かけないメガネアサヒハエトリなど。 ヤハズハエトリの類
ハナグモ
メガネアサヒハエトリ
タデ科の類にきたのでしょうか。きれいな模様のナカグロクチバもみかけました。 ナカグロクチバ
by yamasanae
7月の調査では、111種を確認。今日は、何種になったでしょうか。調査も、そろそろまとめの段階です。
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