07月18日・ 西川町には大雨と洪水警報がでており、その如く博物園も強い雨に打たれました。通勤の時点で県道には、落石や流木が山からと側溝の水に押し出されて散乱していました。玄海広場は堰から水が溢れ出し茶色の地面のようです。また、堰に架かる橋が流されており、その勢いの凄まじさを目の当たりにしました。石跳川も濁流で唸っています。上流の橋も心配です。18日午後からは幾分天気も回復しますが、橋の流失と点検のため、石跳川コースは不通です。登山道の通行は二次林コースから山回りの道(元玄海コース)の通行をお願いします。ネイチャーセンターに状況をお尋ねください。(スタッフ:まなべ)
●くろまる07月19日・ 今日は台風一過のように晴れ渡り、久しぶりに心地良い暖かさを感じることができました。しかし、昨日までの豪雨はたくさんの爪あとを残しています。巡回した危険箇所をご確認下さい。尚、ブナの原生林コースでは、湧水がこんこんと湧き出し安定したブナの森に癒されますので、定時のブナの森案内をご利用ください。(スタッフ:まなべ)
?@玄海古道の山回りコースは、馬立沢の橋が流失しているので、降雨量が多いときは渡渉が困難です。
?A玄海古道石跳川コースは、ネイチャーセンターから150mにある橋が流失しましたが、簡易の橋を渡してあるので通行可能ですが、上流部の以前から橋が流失している箇所は、降雨量が多いと渡渉が困難です。
?Bリュウキンカ広場〜カワクルミ沼方面に向かう石跳川に架かる橋は流失しているので、通行不可です。
登山道には石跳川決壊による流水で削られた箇所や、小さな土砂崩れが見られます。地盤が軟弱になっているので、目に見えない危険もありますので、気を付けて歩行ください
●くろまる07月23日・ 先週と昨日の集中豪雨で沢沿いの道はだいぶ被害がありましたが、沢から離れた森の中はいつもと変わらず穏やかで安定しています。元玄海の沢も水量は多いものの水は澄んでいますし、湧水もいつもと変わらず冷たく、とても美味しくいただけます。 森の中はオオカメノキ、ミズキ、ツツジ、カエデなど、花が終わって実を結ぶ植物が多く見られるようになってきました。少しずつ変化する様子を観察するのも面白いですね。沢沿いではオニシモツケやヤグルマソウなどの大型の植物の花が目立つようになってきました。玄海広場では、この豪雨にも流されずにシシウドの葉にしっかりとしがみついているキアゲハの幼虫が何匹も観察できます。生き物の生命力ってすごいですね。まだ不安定な天気が続くようです。これ以上被害が拡大しないことを願うばかりです。(スタッフ:倉本)
●くろまる07月26日・ この度の豪雨により山形県内各地で被害が発生しています。寒河江ダムから供給する水の濁度が高く浄水場で処理できず断水の市町があり、現在は復旧されつつありますが節水しながらの生活が強いられているところです。博物園内も先般報告の橋流失などがありましたが、石跳川の水は澄んでいつもの流れに戻り、ブナの森も安らぎを取り戻し小鳥の囀りと蝉の鳴き声、花々の開花や昆虫の活動を落ち着いて目にすることができます。しかし、土砂崩れによる国道112号の通行止めの影響と軟弱になっている地盤により各地で通行規制がかかっており、来園される方は減って団体予約もキャンセルの申し出があります。まだ雨の心配と道路の危険性があり、行楽気分にはなれないと思います。自然の猛威がおさまり生活が安定したらまたブナの森においで下さい。それまでブナの森歳時記をお楽しみください。(スタッフ:まなべ)
●くろまる07月26日・ ナイトハイク「闇夜の森を歩こう
7月26日(金)は、ナイトハイクをオプション企画していました。各地では災害復旧中でありますが、今回の豪雨の中「ブナの森は緑のダム」が実証されている安定したブナの森コースを歩くことと、26日の天気予報は、正午から夜まで晴れが続くことを見込んで、11名の参加者と闇夜を体験しました。現在の日常生活では明かりの無いところのなどは、無いに等しい様になっていますが、3.11の震災をきっかけに明かりの大切さや節電などに気が付かされたものでした。このブナの森は、車で来られる場所ですが、原生林の入口であり照明を落せば一気に闇に包まれます。自分の足元もわからない程の闇に包まれる感覚はまさに非日常的で五感をフル回転させました。またこの時期は、ヒメボタルが飛び始めるので、その輝きを引き立たせてくれる闇夜は効果的です。この日は、ホタルが飛ぶ条件を全て満たしてくれる好条件の夜で、ヒメボタルの乱舞をブナの森から玄海広場まで、幻想的にかつロマンティックに観賞できました。
7月27日(土)石跳川登山道情報
ネイチャーセンターから石跳川コースを400m程北進した付近で土砂崩れが発生しました。土砂は応急的に除去しましたが、地盤がゆるんでいるので、土砂崩れや落石には注意が必要です。(スタッフ:まなべ)
●くろまる07月28日・ 山形県に出ていた大雨警報が昨夜解除になり、心配していた石跳川の増水はありませんでした。増水どころか、一気に流れが穏やかになり、堰に流れ込む水量もグッと減ってしまい、ここに棲むイワナが玄海広場の取水口の堰に3匹も閉じ込められていました。濁流や氾濫の後は渇水で、イワナ君たちも今回の災害の犠牲者ですね。でも助け上げたイワナたちはプリプリで餌には困っていないようでした。 いよいよ週明けからは、天気も落ち着くのかな?暑くなったらどうぞ、涼しいブナの森に遊びにお出でください。(スタッフ:まなべ)
●くろまる08月02日・ 昨日午後からブナの森は霧に包まれて今日も幻想的雰囲気ムンムンで、その中にブナの幹や木々の葉が雨に濡れて輝いています。コエゾゼミの幼虫は今日も午前中から一生懸命ブナの幹を登っていました。遊歩道には、キノコがニョキニョキ出ています。ニョキニョキと言えば、ブナの森行き帰り二度も龍神様にお会いできました。何かいいことがあるかもしれない?これから暑くなり高温多湿になると、さらに森は元気になるでしょう。(スタッフ:まなべ)
●くろまる08月08日・ 梅雨明けが出てからも雨の日が多く悩ましい日が続いていましたが、今日は夏らしさを感じました。雨や災害に気をとられて、観察がおろそかになっていましたが、玄海広場に目を向ければ、トンボの数が多くなり駐車場にはイナゴも目立ちます。植物もすっかり夏の花に模様替えして、咲き誇っている花とこれから見頃を迎える花などたくさん目にします。また注意深く見ると木の実も大きくなり、長雨に耐えながら栄養を蓄えていたのでしょう。秋の実りもすでに気になりますね。動植物の活動や成長を見るとなぜかほっとします。皆さんは季節の移ろいや成長などどんな風に感じますか?(スタッフ:まなべ)
●くろまる08月10日・ 今日は、8月31日(土)に予定している「水生植物観察会」の下見に行ってきました。水生植物は文字の通り水に生きる植物です。水は環境に左右されやすくその影響をすぐさま受けるのはこの植物です。7月の豪雨依頼志津温泉の五色沼は濁ったままで、遠目からは一見綺麗に見えるものの、白い粘土層が侵食され流されているもので、細かい粒子が堆積しています。既に何年もの堆積物で浅くなっている五色沼は、水温も以前から比べると高くなり、生態が変わってきているかもしれません。31日は、博物園を離れて志津周辺の沼3箇所を巡りそれぞれの環境に生育する植物を見て回りたいと思います。小さな沼にひっそり生きる水生植物を観察し環境を考えましょう。(スタッフ:まなべ)
●くろまる08月14日・ 連日30°Cを超す暑い日が続いておりますが、ブナの森は木陰が心地よく、頭上に広がるホウノキを透かして、明るい日差しが眩しいです。ホツツジの花が一勢に蕾を膨らませ、咲き出しそうです。淡紅色のアクシバの花も少しずつ咲いてきまし『まっくろくろすけ』ことチャタテムシが観察小屋やブナの樹肌で集会してました。(スタッフ細谷)
●くろまる08月15日・ 連日暑い日が続きますが、玄海広場では太陽の光をいっぱいに浴びてスクスクと伸びた大柄のハンゴンソウやオタカラコウが、ミチノクヨロイグサに負けじと自己主張していて、鮮やかな黄色の花が青空に良く似合います。それ以外にも沢沿いや林縁には様々な花がさいていて、センター周辺を散策するだけでも十分楽しめますよ。森に目を向けると、ヤマブドウやサルナシ、色づき始めたミズキにオオカメノキなどの木の実が目立ってきました。夏と秋の混在する森、いろんな表情を楽しみながら歩いてみてはいかがでしょうか。(スタッフ:倉本)
●くろまる08月22日・ 昨日あたりから吹く風が心地よく空気が変わったような気がします。虫の声もコエゾゼミにヤブキリなども混ざって音色も変わってきました。そういえば、21日はミンミンゼミの今期初鳴きも記録しました。また、爽やかな風に乗って上品な香りが散策路を包んでいます。リョウブの花が見頃でその香を運んでくれるのです。足元にはチチタケが目立ち可愛い姿にほっこりします。ブナの森の季節の移ろいを感じ取りにお出でください。(スタッフ:まなべ))
●くろまる08月25日・ 初秋を感じさせる花が玄海広場を飾っております。来園者の中には「チョット時間が無いので。」「体調が悪いのであまり歩きたくない。」と言われる方もおりますが、ほんの15分、ネイチャーセンター建物の周囲を散策されるだけでも良いかと思います。スタッフにも気軽に花の名前などお聞き下さい。 今日は駐車場から5分以内で観察できる花を紹介します。清々しい空気と石跳川のせせらぎで心も体も軽くなります。そして、軽くなったら森歩きへと進みましょう。(スタッフ細谷))
●くろまる08月29日・ 午前9時の気温が17.5°Cと低かったのですが、昼過ぎには25°Cに上がっていました。午前の通常案内で周海沼を折り返してきましたが、そよ風が時折吹きぬけて今日も気持ちのいい散策ができました。ブナの実が大分色付き実ってきたようですが、食べられる様になるのは一ヶ月先頃ですが、クマはそろそろ試食しているのかな?本格的な秋到来の前に森林浴にどうぞ。(スタッフ:まなべ)
●くろまる08月31日・ 自然博物園ネイチャーセンターから県道までの400mと県道沿いには、自然的景観のブナの森とは違った植生が観察されます。帰化植物が入り込み、日当りの良い林縁にはツル性の植物が目立ちます。車でお越しの際はチョットスピードをゆるめて観察をお勧めします。くれぐれも後続車には気をつけてください。(スタッフ:まなべ)
●くろまる09月01日・ 近頃めっぽうコエゾゼミを地上付近で目にします。短い夏を謳歌したセミ達も終焉を迎えようとしているようで、一層夏の終わりを感じさせます。ところでセミの表は良く見ますが、裏側を見たことありますか?雌雄の見分けができます。生殖器官が違うのですが、オスは鳴くための発声器官が見られ、腹の中も空洞になって音響装備が備わっています。メスは鳴かないのでシンプルな腹回りですが、中は卵巣で子孫繁栄に備わっています。8月は羽化するセミを観察しましたが、今月は、成虫を観察してみましょう。(スタッフ:まなべ)
●くろまる09月04日・ 7月はじめに玄海広場の草刈をしてから約2ヶ月、夏の前半の雨と後半の暑さで草はあっという間に伸び、草陰でかくれんぼが出来るようでした。これでは広場でお弁当開きも出来ない!ということで、これから秋の行楽シーズンに向けていよいよ2回目の草刈作業です。常駐スタッフはもちろんですが、ボランティアスタッフにもお手伝いいただいての作業です。遊歩道の保全もそうですが、博物園の維持管理にはボランティアスタッフの協力が欠かせないのです。そのおかげで安全に、快適に過ごすことができます。草刈が終了してカラッとした玄海広場、気持ちの良い秋の風が吹き抜けます。お弁当開きもよし、お昼寝するのもよし、親水広場で水遊びもよし、ぜひ家族で遊びにいらして下さい。(スタッフ:倉本)
●くろまる09月05日・ 9月に入って天気が続くかと思っていましたが、秋雨前線が悪さをしています。これから秋の行楽期を迎えるのに、このまま秋の長雨は避けたいものです。またこの時期避けたいものの一つにスズメバチがいます。巣作りも落ち着き子育ての大事な時期に入り攻撃的になってくるのです。園内では刺されてはいませんが、目撃されており注意を払わなくてはなりません。注意とは?匂いを感じて飛び回るので、整髪剤や香水などは付けない方がいいでしょう。また衣服の色について、黒色は熊と同じで攻撃するとか、花柄にも寄ってくるとか様々なことが言われていますが、真っ白な服を着ていてお腹を刺されたことがあります。「腹黒いからじゃない!」と言われましたが・・・。それでは、近寄ってきたらどうするか?絶対に手や身振りで振り払ってはいけません。戦闘開始の合図になってしまうので、怖いけど身体にとまってもじっと我慢しましょう。回りを飛んでいるようであれば静かに静かに移動しましょう。もしも刺されたらですが、素早く刺された箇所から毒抜きをします。我々は、専用のリムーバーを持参しているのでそれを使って吸引します。その後水で流し冷やせば応急処置になります。安静にして心拍数が上がったりめまいなどがなければ大丈夫ですが、医療機関を訪ねて下さい。園内を巡回して蜂の巣は見つかっておりませんが、何処から飛んでくるか解らないのがスズメバチです。今日蜂の巣は見つからなかったのですが、クワガタ君達に会ったので紹介しましょう。(スタッフ:まなべ)
●くろまる09月06日・ 久々にカラッと晴れ渡った月山山麓です。姥ヶ岳と湯殿山もネイチャーセンターから綺麗に見ることができます。最近フィールドスコープで姥ヶ岳の残雪を観察していますが、いよいよ少なくなりました。そして雪解けの周りにはニッコウキスゲと今年一斉開花のコバイケイソウが見られ、月山のお花畑はまだまだ見頃のようです。こんな風に晴れ渡ると森の宝石も現れて、今日は生まれたてのムラサキホコリとウツボホコリを見ることができました。(スタッフ:まなべ)
●くろまる09月11日・ 初秋の森はセミの声も少なくなって、静かにシットリとしております。秋は黄色いキク科の花が多いです。アキノキリンソウ。初夏(梅雨時)に多く観察するギンリョウソウですが、初秋に観察できるものをアキノギンリョウソウと呼びます。 元玄海の湿地には淡紅色のオニシオガマが見頃です。ヤブデマリの赤い実が緑の葉っぱに映えて綺麗。この他にも木々の実が様々観察できます。(スタッフ:細谷)
●くろまる09月17日・ 台風一過、晴れ渡りました。台風18号は日本列島を縦断して各地に被害をもたらし、山形県では7月の豪雨災害ほどではなかったものの、倒木や屋根の損傷、停電などの被害があったようです。博物園にも強い風が吹き、石跳川も増水濁流で荒れました。散策路を巡回してみると、二次林コースは細い枝と葉っぱが散乱している程度でしたが、原生林では、ブナの木が一本と高いところの幹から折れたものが一本。それと、サワグルミの枝が折れてそれぞれ散策路を塞いでいました。散策路には葉っぱの他に、トチの実がたくさん落ちています。散策には問題ありませんので秋晴れの予報の内にお出でください。(スタッフ:まなべ)
●くろまる09月22日・ 三連休の中日、今日も月山山麓は晴れ渡り絶好の登山日和で、月山登山の拠点となる姥沢駐車場は、9時前に半分以上が車で埋まっていました。紅葉は月山山頂から牛首付近まで降りてきており、駐車場からは赤く色付いた峰が綺麗に見えました。博物園にも家族でハイキングやドライブで立ち寄っていただいたお客さんで、昨日から賑わっています。連休最終日も天気はよさそうです。ブナの森で森林浴をどうぞ。(スタッフ:まなべ)
●くろまる10月04日・ 10月に入り、朝晩と日中の気温差が大きくなって一気に紅葉が進んできました。月山は、姥ヶ岳からリフト上駅にかけてちょうど見ごろとなっています。さて、園内はというと、遠目に山全体を見るとブナの葉がうっすらと黄色に色付き始めています。森の中に入ると目立つのはツタウルシの鮮やかな紅葉です。見事な色使いなので、落ちている葉を思わず拾いたくなりますが「ウルシ」なので我慢して見過ごしましょう。また、春にはブナの花がたくさん咲いていることをお伝えしましたが、期待通りにブナの実があちらこちらで落ち始めました。ブナ以外にもドングリやトチの実など様々な実を拾うことが出来ます。森の恵みに感謝しながら、少しずつ楽しみを分けてもらいましょう。(スタッフ:倉本)
●くろまる10月10日・ 青空の下、月山の紅葉は最高でしょう。麓からでもその様子が伺えます。博物園にも朝から紅葉の問い合わせの電話が増えております。園内では全体的にはまだ色がありませんが、所々は大変キレイな木もあり、『紅葉に1番いい時』など考えないで、
天気さえ良ければ今が一番です。(スタッフ:細谷)
●くろまる10月14日・ 気持ち良く晴れ渡った体育の日です。月山に登る登山者やドライブの人たちで午前中早い時間から姥沢駐車場は満車だったらしいですね。博物園も大勢の来園者で賑わいました。大勢の方が来園されましたが、現在ネイチャーセンターは、正面の軒天修繕工事中で駐車場が狭くなっておりご迷惑をお掛けしております。管理者道の縦列駐車帯もご利用ください。 月山の高山の方は紅葉も一段落してブナ帯に降りては来ていますが、姥沢下あたりで停滞気味のようです。博物園のブナ林広場あたりの見頃は、来週からになりそうです。また、ツキヨタケの見頃ですが、台風18号通過以来乾燥状態が続いて、幼菌が成長しなくなってとうとうカビに侵されてしまいました。我々も楽しみにしていたナイトハイクですが、これからの状況をもう少し見て報告させていただきます。(スタッフ:まなべ)
●くろまる10月18日・ ぱりっと冷えた今朝の気温は9度。月山はというと、山頂付近が白くなっていました。こうして冷たい朝の雰囲気を何度も思い出して季節は進んでいくのですけど、冬が来る前に、済ますべき仕事があります。遊歩道の整備です。 当園には、保全クラブという有志のクラブがあり、定期的に遊歩道の整備をして下さっています。今日の活動は、通称・クロサン池周辺に、朽ちてしまったスノコの代わりに間伐材を敷く、というもの。敷いたばかりの間伐材は、まだ馴染まないかもしれませんが、冬の積雪に圧されて来春にはしっかりとした遊歩道になっているはずです。 紅葉の問合せも頂いております。ネイチャーセンター付近は、一部のオオカメノキなどが紅葉しているものの、本格的な紅葉には、もう少し時間がかかりそうな気配です。(スタッフ:松木)
●くろまる10月21日・ 台風26号で倒れたブナです。(スタッフ:まなべ)
●くろまる10月22日・ 漸く、ネイチャーセンター付近の木々の色が変わってきました。二次林コース入口で高い葉を見上げると、緑色が薄くなった葉、黄色い葉に気付きます。原生林方面の方では、さらに秋の色が進んでいるようです。 今日の山形市内からは雲に隠れて月山は見えなかったかもしれませんが、こちらは、終日ぼんやりとした霧雨の世界でした。こんな日はいつも、森に靄がかかり、濡れた葉は瑞々しく映ります。紅葉の森へようこそ。ぜひ遊びに来てください。(スタッフ:松木)
●くろまる10月23日・ 今日も気温は10度を下回りましたが、風がなく歩けば少し暖かくなるような感じです。明日からは天気が下り坂ですね。園内全体が黄葉に染まっています。今日のブナの森の黄葉をお楽しみください。(スタッフ:まなべ)
●くろまる10月24日・ 森の色が毎日毎日更新しています。昨日よりも今日、今日よりも明日と期待しながら見ていますが、何故こんなにも奇麗に見えるのか?それは、ブナの葉っぱがたくさん付いているからです。ウエツキブナハムシの摂食がないまま黄葉を迎えたのが実に7年振りです。今年は黄金色のブナの森を楽しめます。(スタッフ:まなべ)
●くろまる10月25日・ 森が色の世界に変わりました。色気づいた? そうじゃなくって、ここ3〜4日で森の色彩が一気に変わったなという印象です。先ほど森を歩いてきましたら、登りで息が上がるのも苦にならないほど、鮮やかさに没頭してしまいました。ふと辺りを見渡すと、少し強い風が舞わせた葉が、ひらりと遊歩道に落ちてきます。 最早、これ以上の言葉は無用でしょう。皆さんもこの週末ぜひお出でになり、この森の色と歩いてください。 ええ、当館は博物園ですから、それっぽく書いてみましょうか。特別企画展『黄色の森へ ようこそ』は、県立自然博物園で。風で葉が舞い落とされる前の今週末から来週が見頃です。お急ぎを。(スタッフ:松木)
●くろまる10月29日・ 昨日から月山山麓は晴れ渡り、今日の出勤時には冠雪の月山が奇麗に見えました。紅葉前線は標高600mの弓張平を下っています。博物園内は、高木のブナは大分葉を落として見通しが良くなって、さらに低木にも彩りが出て明るい森を楽しめます。特に今日は風がなく日中の気温が15度位まで上がりとても気持ちのいい散策ができました。(スタッフ:まなべ)
●くろまる10月31日・ 今日で自然博物園がシーズン閉園です。閉園するのがもったいないくらいの紅葉がまだ見られます。ブナの高木にも葉っぱが残っており、中低木は今が見頃で笹の緑と競い合って主張しています。今年は気温が高く今日の午前の散策は小雨にあたりましたが、しっとりとてっかりのブナ林を気持ち良く歩くことができました。また、幼稚園の利用もあって、午後の散策でブナの森に元気な声が響いていました。今年は、7月の豪雨と長雨、9月10月の台風、その間に日照り続きなど、極端な気象より、異常気象とも言える日々に気をもまれました。しかし、7年振りに黄金の輝きを取り戻したブナ林と、8年振りのブナの実大豊作など嬉しいこともありました。今年は、ダイナミックに変化するブナの森を体験することができたと思います。一つ残念なのは、台風18号襲来まで順調だったツキヨタケの成長が止まり、ついにはかびてなくなってしまい「光るキノコナイトハイクツアー」もできなくなったことです。来年の秋まで首を長くしてお待ちくださいませ。
今後は、11月9日(土)の「さよならブナ林」が園内最後の行事となります。また、冬期行事はスノーシューイング・手作り広場・炭焼き教室を予定しておりますので、皆様のご参加お待ちしております。あっという間の半年間、楽しい出会いをありがとうございました。また、来年度のご利用スタッフ一同お待ち申し上げております。(スタッフ:まなべ)
●くろまる11月06日・ 閉園後の巡回は、ひだまりハイキングでした。日曜日あたりからは寒波襲来とかで、雪の予報が出ているようですが、だいたいその前にはこんなあったか〜い日が一日くらいあるんですね。あれだけ輝いていた葉っぱも9割方落ちて、森そのものが陽射しを浴びて明るく、林床の常緑の植物はこことばかりに栄養を蓄えていることでしょう。雪が積もればその中で省エネ生活を強いられますからね。小鳥もたくさ見かけました。厳しい冬到来前に餌探しに大忙しといったところでしょうか?冬支度は動物ばかりでなく、ネイチャーセンターも雪囲い作業が進んでいます。我々も後片付けをして来週には山を下ります。(スタッフ:まなべ)
●くろまる11月08日・ 午前中の小雨は午後から晴れて、外で作業も寒くない日です。明日は、「さよならブナ林」晴れてくれるといいな。さて、6日の巡回で台風の影響と思われる倒木を発見しました。低木も落葉して見通しが良くなり、見渡したところ明るい感じの所があったので笹をかき分け進むと、2本並んだ大木が倒れており、傍には、こちらも大木の幹折れがありました。この度の台風の強さを思い知りました。(スタッフ:まなべ)
●くろまる11月14日・ 今日は午後から晴れ渡り、ネイチャーセンターまで今季初スノーシューを履いて来てみました。NCの駐車場までは70cm程の積雪が続きますが、スノーシューのおかげで10cm程しか沈みこまなく快適に歩くことができました。但し、ツルや沢には軽く雪が被さっているだけで見えない危険が潜んでいるため、森の中を自由に歩けるようになるのはもう少し先のようですね。12月14日(土)が第1回スノーシューイングの予定で弓張平で開催します。西川町スノーシューパーク開きにもなっておりオープニングイベントも予定されています。初心者の方も大歓迎、皆でレッツ・スノーシュー!楽しみましょう!(スタッフ:まなべ)
●くろまる11月17日・ 今日、晴れわたったのは庄内から西郡の一部だと思います。そこに含まれるのが、NC周辺です。ご覧の通り快晴の青空です。気の早いスキーヤーは既に姥ケ岳を滑走しているようです。(スタッフ:まなべ)
●くろまる11月27日・ 11月二週目には早めの冬将軍が訪れて、慌てて冬支度をするはめになり、その後もぐずついた天気が続いていましたが、弓張平は将軍の猛威は一旦おさまりました。しかし、明日からまた将軍のお目見えのようですね。今日はその合間に晴れ渡った弓張平を"車"で散策。弓張平の二次林もすっかり葉を落して見通しが良くなっています。以外に大きなミズナラとブナが目立ちます。そう言えば、昨日は風雪の中にレンジャクの大きな群れが見られましたが今日はどうしたことか?弓張平と言えば、アガリコブナ。丸裸になったアガリコはさらに存在感がありました。(スタッフ:まなべ)
●くろまる01月25日・ 1月25日(土)。これからが冬本番とも言える月山山麓ですが、晴天と小雨が続きで春めいたブナ林です。束の間の春めいたブナ林を歩いてみました。
ネイチャーセンターは、すっぽり雪に埋もれて苦しそう。ブナにきづりかかった雪はすっかり溶けて、軽々とした感じ。でも、風が強かったのか、落枝が目立ち大きなヤドリギも落ちていました。オオトチのお婆さんからも大きな雪塊が落ちて、洞の蓋があいたような感じです。この洞を覗けるのはこの期間限定ですよ。昨年は、ブナの実が豊作だったので熊棚が出来ていないかと、普段は行けない所もスノーシューで歩いてみるも残念ながら見つからず。 2月9日は、共催行事のスノーシューイングがあります。西川町間沢スキー場のリフトトップから眺望抜群の展望地に登り、条件が良ければさらに絶景ポイントまで進みます。スノーシューで里山からの絶景を楽しみましょう。(スタッフ:まなべ)
●くろまる02月28日・ 今年も2月が終わろうとしています。今週は気温が高く、昨夜は結構強い雨が降り月山山麓は急激に春めいています。そして、ネイチャーセンター回りの雪堀が始まり、3月になると姥沢までの県道の除雪が始まります。雪深い山麓ですが春に向けて動き出し始めました。春の様子を探りに3月16日は博物園内をスノーシューで散策します。(スタッフ:まなべ))
●くろまる03月04日・ 昨日は一日吹雪いていた月山山麓、今日は無風に快晴です。白く輝く山々が神々しく見えました。
さて、前回アップの蕾は分かりましたか?イワガラミの蕾です。ツルアジサイと比較されるあの蔓性の植物です。飾花が一枚、一方は4枚で一目瞭然ですが、蕾もぜんぜん違います。それでは、このタネなんだか分かりますか?(スタッフ:まなべ)
●くろまる03月06日・ 今日は一転真冬です。(スタッフ:まなべ
●くろまる03月12日・ 月山山麓は先週末から冬将軍が居座り、一時すくんだ雪積がまたまたぐっと嵩あがりしました。増えたり減ったりしながら最高積雪期を迎えたようです。16日の自然博物園ブナの森スノーシューイングが楽しみです。 さて、ウバユリのひと房の種の数は想像がついたでしょうか?個体差があり大きさが分かりづらかったかもしれませんが、これには、553個の種が確認されました。一株に13房で7000前後の種がついていたことになりますね。もっと小さな草本類には何万個もの種をつけながら繁殖するものがたくさんあります。それらが競争と共存していることで、地盤が守られているのですね。雪解けを心待ちに休眠していることでしょう。(スタッフ:まなべ)
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