夏に向かってぐんぐん気温が上昇中のヤンゴンよりミンガラーバー。どーもとるです。
最近の日中気温は35度ぐらいでしょうか。調子出てきてますねー!4月、5月は毎日40度ですからね、、それが終われば一日中ずーーーっと雨の雨季がやってくるとともにカビるんるんのシーズンです。机やタンスにカビが生えますからねw湿度ハンパないです。
ヤンゴンでは先輩の同僚ふたりと工場を見ているのですが、彼が休みを取った場合などは私のみで見ることになります。
工員たちの一挙一足に眼を光らせる・・。
HNL.jpg 工場に英語を話せる人間はゼロ。会話は全てミャンマー語。意思決定の最高責任者は自分。・・・。
このプレッシャーってなかなかですよー!とりあえずおさらいしておきますと、私の前職は証券会社で、大学は法学部。製造業とも水産業とも全く無縁で、知識・経験はゼロです。
まぁ「仕事のいろは」はどの業界でも同じだと思うのでそんなおかしなことにはならないと思いますが、やはり知識・経験がなく、言葉も満足に通じない中で意思決定を下したり、責任を取る必要がある。というのはなかなか重いです・・。
仲介業というのは簡単な仕事で、売り手と買い手を見つけくれば商売が成立するわけです。
金融業界の「投資は自己責任」という言葉に私は常に納得がいきませんでした。勧めておきながら「自己責任でお願いします。ただし、手数料は頂戴します。」っておかしくないですか?証券会社の内部事情は全て学びきったので、もし私が将来証券会社の顧客になったら証券マンをいじめてやろうと思いますw金持ちはみな対面ですからね。金持ちはインターネットでポチポチなんてやりませんよ。1億円ぐらいの債権をバンバン買えるぐらいになりたいですねー。当時私は売り手でしたが、売りながら常に思っていました。
ま、そんな業界の収益構造に辟易して足を洗ったわけです。当時、顧客で製造業のお客様が圧倒的に多かったので(自分で狙いを定めていたのでw)、叩き上げでやってきた社長さんたちの話を聞くにつれて、「製造業ってカッコイイなぁ!」と思うようになりました。
それ以来、自分で何かやるなら製造業だなと。ものづくりだなと。それも東南アジアで。
そんな漠然な希望を抱きつつ、今の会社に入社したわけです。
弊社の会長とは初めて会ったときに「金融業と製造業の違い」で意気投合。
金融業はまさに砂上の楼閣、濡れ手に粟。一方で製造業は物を作り、雇用を産む実質産業です。
頭ではなんとなくわかっていても実際に現場に入ってみないとわからない。ということで私はエビのセリに行ってエビ臭くなったり、工場に行ってハマグリをつまみ食いして工員に白い眼で見られたりしているわけですw
物を作って売るためには、まず物を作る場所を確保しなければなりません。その次に工員です。それと共に原料の調達。それが揃ってから具体的に物を作っていくわけです。
ここまでは全て自己投資で、収入はゼロなので、マイナスのみ。買い手に作った物を売って初めてお金が入ってきます。これが証券会社となると、
まず顧客に電話します。
「ぁ、お世話になっておりますー。今ですね、
○しろまる○しろまる社の利付社債、額面1億円の商品が単価92、利回り10%、満期までは1年半の商品が板に見えてます。格付けはシングルAですね。」
「んー。悪くないね。一本いっとくか。」「ぁ、ありがとうございます。では抑えに行きますね。約定したら再度ご連絡差し上げます。」
・・・。
この1分以内のやり取りですぐさま証券会社に500万円の手数料が落ちます。リスクゼロで500万円の粗利げっつ。※(注記)販売価格9200万円―仕入れ価格8700万円(手数料5ポイント想定)=粗利500万円
ちょっと考えればわかることですが、製造業は実際にやってみると、リスクが大きいなぁと感じます。
そこで1このリスクが大きい事業をどうリスク軽減していくか、もしくは2リスクを多く取ってそれ以上に売り上げを伸ばしていくか、、ということを考えます。
1の方が堅実だとは思いますが、個人的には2を選択したいです。
そもそもリスクのある構造なのでリスクを軽減できたとしても簡単な仲介業のようにゼロにすることはできません。ならば、リスクはどうせあるのだからリターンの最大化を目指すべきではないかなぁと。
リスクのない商売というのはそりゃいいですよ。商売としては最高ですよ。
でもその商売をしたいか、どーかですね。これが重要だと思います。一度しかない人生という貴重な時間をなぜ、何百時間も何千時間もやりたくないことに費やすのかと。
今はとても良い勉強をさせてもらっています。
これだけボロクソに金融業界のこと書いときながら、ドル建て商品を探している自分w
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世の中に必要とされる会社、人に必要とされる仕事、仲間に必要とされる自分、子供達の未来を考える大人たち。
そんな人達と一緒に仕事がしたい、なんて考える今日この頃です。
そんな事を考えるようになったのは、ミャンマーに来てからなんです。他の国にも友達がいないわけでもなく、ただ、そう思うに至った切欠をくれたのはミャンマー人の親友と話したお互いの未来。
はぁ、酒が呑みたくなってきました。ミャンマーで一緒に飲んでくれる方、この場で大募集!!!
すんません。勝手に番宣してしまいました。。。◯刀乙
[ 2014年03月12日 15:43 ]
K1
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いい友人がこちらにいらっしゃるのですね、私にはそこまでの親友はミャンマー人にまだいないので羨ましいです。
今のヤンゴンはオープンな人が多いですから、すぐ飲み友達は見つかると思いますよ!
[ 2014年03月13日 18:20 ]
とる
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