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ASEAN諸国でミャンマーに酷似している国はここだ!

ずばりベトナム。


共に社会主義国であり、かつては軍政であり、今なお軍の力が強い。
国土が縦に長い。
長い海岸線。
主要都市の人口が600万人超とほぼ同等。
縫製業が輸出項目の上位。
仏教国。
麺をよく食べる。(これはどーでもいい類似点w


おまけに国旗まで・・



クリソツ!

vietnam flag

myanmar flag

imagesS0V2E9Y9.jpg


あれ?w



ベトナムの動きを見ていると将来のミャンマーの動きが想像しやすいです。

ベトナムは外貨獲得のためにドン安政策を採っていると見えます。ここ数年ドンは米ドルに対して値を下げています。2006年の1ドル=15600ドンから2013年12月現在の21100ドンまでサブプライムショック、リーマンショックで世界的にドルが売られたのをものともせず、ほぼ一直線に安くなっています。
通貨安はインフレを招くのでベトナム政府は大変なふりをしていますが、これは彼らが為替操作していると私は思います。ベトナムもミャンマーと同じ管理フロート制です。

ベトナムの最大輸出項目は縫製品ですが伸び率は鈍化しており、電子部品や輸送用機器・部品の伸び率が顕著です。軽工業国から重工業国へシフトする流れの中にあると推測できます。
一方でミャンマーは天然ガスが輸出項目の40%以上占めていますが、次に豆類、縫製品と続きます。あとはコメ、魚類、ヒスイ、チーク・・など一次産品のオンパレードw
しかしながら直近、製造業による直接投資が爆発的に増えているので近い将来輸出項目に加工品がランクインしてくると思われます。

歴史や政治体制に加えて経済や為替もベトナムを追いかける形になるのではないかと思います。以前も触れましたが、ミャンマーはシンガポールには成り得ません。ミャンマーはミャンマーの形で発展していくべきであり、必然的に製造業が国の中心産業になっていくと思います。

それにしてもミャンマーの経済統計というのはめちゃくちゃでまったくもって参考資料になりません。

項目 2010年 2011年 2012年
GDP
実質GDP成長率(%) 10.2 n.a. n.a.
名目GDP総額 - 現地通貨(単位:100万) 39,846,694 n.a. n.a.
一人あたりのGDP(名目) - ドル 742 824 835
消費者物価指数
消費者物価上昇率(%) 8.22 2.76 2.83
(備考) 年平均 年平均 年平均
消費者物価指数 158.93 163.32 167.94
(備考) 2006年=100 2006年=100 2006年=100
国際収支
経常収支(国際収支ベース) - 現地通貨(単位:100万) 5,209.80 n.a. n.a.
貿易収支(国際収支ベース) - 現地通貨(単位:100万) 14,969.60 n.a. n.a.
外貨準備高 - ドル(単位:100万) 5,738 6,812 n.a.
(出所ジェトロ)

不明の数字多すぎワロタwww
そしてCPI2%台はにわかに信じがたいですね。

輸出統計を見ても、2011年度から2012年度のヒスイの伸び率が771.1%とかw
元々ミャンマーのヒスイは世界的に有名で突然大鉱脈が見つかったわけでもないのにこの数字は明らかに異常です。今まで密輸されていたものが民主化されてから表に出てきたのでしょうか・・。その他が全体のシェア3位を占めているのも怪しすぎます。そして52.2%の減少です。
このバラバラな不可解な統計を見てわかることはミャンマーは未だにそういう国だ、ということです。

ま、この辺りにポテンシャルを感じると言えば感じるのですが・・。



為替の動きに関してですが、ミャンマーがベトナムを追随するには雇用を増やし、輸出を増やしていく必要があると思います。ミャンマーには器械の部品、建築材などを製造する技術がないのでそれらは全て輸入となります。モノを輸入する際は自国の通貨を強くするのが得策ですので当面は大幅なチャット安はなさそうです。私が政府の人間ならばチャットの力をそこそこ維持しながら物資を輸入し、インフラが整い始めたら通貨安政策を採り、輸出を増やして外貨を獲得しますね。


こんな感じでたまにはマクロで、長期で国を眺める必要があるなぁとふと思いました。

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[ 2013年12月26日 00:00 ] ヤンゴン便り。 | TB(0) | CM(3)

素晴しい

詳細な解説ありがとうございます。
オフィスのミャンマー人スタッフにも見せます。
シンガポールは、国家というより都市ですね。

これ読むと、シンガポールもいろいろ問題あることが分ります。
http://blog.tatsuru.com/2013/08/20_1116.php
[ 2013年12月26日 12:50 ] レコスケ [ 編集 ]

まず人の教育かな

500万人が海外へ出稼ぎに出てしまい、国内に人はいるけれども人材は枯渇しているなんて言われているね・・・・若い人が多いから社内教育で何とかなりそうだけれど、指導できるレベルの人が少ないのかな。ベトナムは人の問題をどうやってクリアしたのかわからないけれども、ベトナムにできてミャンマーにできないことはないよね。フレーフレーミャンマー!
[ 2013年12月26日 16:24 ] JN [ 編集 ]

レコスケさん、JNさん

>レコスケさん 御社の教材になるなんて・・恐縮です!私、個人的にレコスケさんの「Yangon calling」好きなのですが、コメントできなくなっていて残念です。。解禁してくださーい!

>JNさん 社内教育ももちろん大切ですが、就職前の義務教育がもっとも大切ですよね。優秀なミャンマー人は皆海外で育っていますからね。それが戦後の日本と違うところでしょうか。
[ 2013年12月26日 18:40 ] とる [ 編集 ]

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プロフィール

とる

Author:とる
大学卒業後3年半勤めた証券会社を2010年12月に退社。
2011年2月7日より西回りで370日間世界一周の旅に出る。訪問国は43カ国。

一時帰国した後にある方の勧めによりミャンマーへ。

2012年5月よりミャンマーという国に大きな魅力を感じたため住み着くことを決断。2年間で英語とミャンマー語が話せるようになり、水産業界に少し詳しくなる。

2014年6月より社命によりマレーシアへ移住。現在は首都クアラルンプールからモヒンガーに思いを馳せる。


夢を語るだけでは夢で終わってしまう。夢を実現させるためには行動が必要である。

Dream + Action = Dreamction



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