(前面)
東山溜池記念碑
昭和十六年釘山溜池の決壊によって生命財産に多大の災害を被った苦い経験があるため区民の間から昭和四十六年に当溜池の堤防が老朽化し漏水して居るので中小場両方の溜池の補強工事の話が出て区集会を開き協議の結果県営事業としてお願いして採決され翌四十七年測量を実施し四十八年度より工事に着手し該年は工事用道路の完成を見て四十九年度より溜池の工事に入り刃金堀底樋斜樋
余水吐を全面改修して堤防の漏水防止を計り用水不足を解消し併せて堤防の決壊によって起る災害を防止するために多額の費用を投じて完成を見たので茲に記念のため碑を建てる
昭和五十一年四月
(右側面)
測量 昭和四十七年十月
起工 昭和四十八年十月
(左側面)
竣工 昭和五十一年四月吉日
(裏面)
総事業費 四〇,二四八,〇〇〇円 上溜下溜両方分
内訳
国庫補助 二〇,一二四,〇〇〇円
県費補助 一二,七四四,〇〇〇円
市費補助 四,八二九,七六〇円
地元負担金 三,二一九,八四〇円
設計監理 唐津農林事務所
工事請負者 相知町 株式会社土井組
※(注記)以下は監督者等氏名が列挙されるため割愛。なお、県費補助の「12,744,000円」は「12,074,400円」の誤記ではないかと思われる。