肱川は格子状のように多くの支流が集まった河川である。これらの支川の多くは南から襲来する台風や前線性の湿った風を抱え込む風上に開いた斜面をもち豪雨をもたらす特性を持っている。また、洪水の出口の河口に行くほど平野が広がりがなく、山が両岸に迫り、海の満潮と重なると洪水が吐けにくく......さらに、矢落川との合流点である東大洲地区などから洪水が氾濫して、昔から大洲盆地の低平地が遊水地の役割を果たしていた。 このように肱川は流域で最も多くの人々が暮らす大洲盆地が大きな遊水地となってあふれてしまう。
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