造成アバットメント工で自然改変を低減(石井ダム) 1ページ - ダム便覧



しかく造成アバットメント工とは

造成アバットメント工は、コンクリートダムの堤体端部にコンクリート躯体による人工的なアバットメントを造成する工法である。最新の工法で、近年の社会的要請に答えるものとして、最近急速に採用例が増えている。

堤体端部にコンクリート躯体による人工岩盤を設置することで地山の掘削法面を減じることができ、自然改変を低減し、景観・環境上の効果がある。さらに、掘削量・堤体積・残土処分量の低減、法面保護工の縮小などによって、コスト縮減も期待できる。

造成アバットメント工には、躯体高約15m以下の比較的小規模な端部処理である標準型と、大規模なコスト縮減が可能な傾斜型の2タイプがある。
石井ダムの造成アバットメント工は、標準型である。

【標準型】 【傾斜型】

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